台湾の大学、輔大で学生たちに親しまれている名物グルメをご紹介！

こんにちは、台北ナビです。

今回は、新北市新莊區にある輔仁大学を訪れ、学校の特色を生かした名物グルメを直撃しました。 輔仁大学は、医学部、法学部、外国語学部など12学部を抱える私立の総合大学。毎年12月になると、カトリック教系の学校らしくクリスマスの雰囲気が漂いますが、夜になる前に学生たちが愛する味を楽しんでみてはいかがでしょうか。

食品科学科が、1983年から学生たちの実習の場を設ける意味で営業をはじめ、現役の学生が接客、製造、管理を行うソフトクリーム店。場所は、このあと紹介する学生たちが運営するカフェの奥にあります。コンビニのものより量が多く、値段も30元と安いのが魅力。バニラ、チョコ、ミックスの３種類ですが、いずれも甘すぎず、くどくなく、あっという間に食べられます。

ハロウィーンなど時期によっては、学生たちが開発したオリジナル風味やカップタイプのアイスクリームも登場しますが、高い注目を集める毎年12月初旬の土曜日に行われる学園祭は、約2時間の列ができることもあります。

営業時間は月〜金の12:00〜17:00。土日、テスト期間中、クリスマス休み、夏休み、冬休みの長期休暇など、学校指定の休日が休みになります。

学生が運営している店ではありませんが、輔仁大学の学生たちが愛する味として10年以上高い人気を保っている店です。「和平学苑」と呼ばれる男子寮の地下にあり、ドアを開けるとワッフルを焼く香ばしいにおいが食欲をそそります。

最大の特徴は、小腹を満たすスイーツタイプから、食事どきにお腹を満たせるサンドイッチタイプまで63種類のメニューがあること。人気が高いもの、オススメ、売り切れのものは掲示されているメニューのボードでチェックできます。今回、ナビは学園祭限定のエビめんたい味の試作品をいただきましたが、常に新しいメニュー作りに力を入れていて、みなさんが訪れた時には新しいメニューに出会えるかもしれません。

営業時間は、月〜金が7:40〜19:00、土が10:00〜18:00。日曜日、クリスマス休暇、夏休み、冬休みの長期休暇など学校指定の休日が休みになります。

以前、学校名物だった菠蘿パンのお店と入れ替わるような感じでパンを売り始めたのが、このお店。もともとは、餐旅管理学科の技術協力を受けた自家焙煎のコーヒーが売りのカフェでしたが、今ではアイスクリームやお土産になりそうな大学の記念品も売っています。

コーヒーの味と香りだけでなく、カフェラテとミルクティが70元、手のひらサイズの菠蘿パン2個入りが35元など、いずれも100元以下に抑えられた価格設定が学生たちをひきつけています。かつての名物を意識した（と見られる）抹茶あずきクリームの菠蘿パンも65元で売られていますが、パンは近年高まる健康志向と食の安全問題を考慮し、全麦を使用したものになっています。

EASY MIND（一粒麥）は、正門から歩いて2、3分のところにある舒徳楼の１階、医学部がある国璽楼1階にある附設診療所内と2ヶ所にあります。営業時間は月〜土の8:00〜18:00で、日が休み。夏休み、冬休みの長期休暇時も営業していますが、状況を見て営業時間を変更することがあります。

大学の餐旅管理学科運営のレストラン・カフェ。学校の授業の一環で、調理、接客、運営を学生自ら行っています。

1983年から始めたレストランは、前期の一定期間（今年は10月17日〜12月29日、11月中旬のテスト期間中は休業）の火〜金11:30〜13:00の営業で、3種類の日替わりランチ、クリスマスの時期（2017年は12月19〜22日）は300元のコースメニューを提供しています。ランチは75〜80元と学生に優しい価格設定で、予約してから来る学生もたくさんいるそうです。

今回、ナビはトンカツランチ（80元）とエリンギがメインの野菜炒めランチ（75元）をいただきましたが、街の弁当屋と違い、油分を抑え、毎日でも食べられる「家庭の味」を意識した味付けが日本人好みのように感じました。ところが、管理している先生からは、「外のお店の方が、ここよりしっかりしたものが食べられるので、（学生たちが作ったものは）まだまだ。味付けがうすいところなど、改善が必要ですね」と、厳しい一言。ランチもクリスマスのメニューも数に限りがあり、予約の時点で売り切れになることもあるだけでなく、当日飛び込みで訪れた際は、中で食事できないこともあるので注意が必要です。

2003年から営業を始めたカフェは、ドリンク類がコーヒー、スムージー、ミルクティなど27種類、軽食類がワッフル、サンドイッチ、トースト、ケーキなど19種類のメニューがありながら、価格帯が30〜60元で収まっているのが魅力的。ナビが食べたのは、フルーツティ（アイス）ですが、お茶の香りがりんごなどのフルーツの香りに損なわれることなく、味もバランスよく整えられていて、60元とは思えないほどでした。
カフェの営業時間は前後期の一定期間（前後期の第5〜16週）の月〜金の12:00〜17:00、土日、テスト期間中、冬休み、夏休みの長期休暇が休みです。

レストランでは3年生、カフェでは1年生が働いています。両方で働いている学生さんたちの姿を見ていると、ドタバタしていて落ち着かない時もありますが、商品のPR、接客、調理ともしっかりしていて、「学生だから」という甘えが全くないところに好感が持てます。学生さんからも「得られるものがたくさんあり、いい経験になっている」と前向きな話が聞かれ、営業面以外でも成果を上げているように見えました。

■基本情報
住所：新北市新荘区中正路510号　営業時間：各項目参照
休業日：日曜日、祝日、大学指定の休日（クリスマスなど）、夏休み（6月下旬〜9月上旬）、冬休み（1月上旬〜2月下旬）、テスト期間中（11月中旬、1月中旬、4月下旬、6月下旬）
日本語：不可　　　日本語Menu：ワッフル店はあり、他はなし　　クレジットカード：使用不可

■行き方・交通
MRT「輔大」駅出口1から徒歩1分。