奮起湖大飯店に一泊して、雲海&冬ホタルを堪能してきました~♪
こんにちは、台北ナビです。
今日は阿里山への向かう途中にある奮起湖にやってきました。宿泊先である奮起湖大飯店が開催している無料ツアーに参加し、雲海&冬ホタルを堪能してきたので、レポートしたいと思います。
一日3回無料で開催されるホテルツアー
宿泊客は無料で参加できるホテルのオリジナルツアー。朝は8:30、昼は15:00、夜は17:00(土曜日のみ19:00)にホテルのロビーに集合するだけで参加可能です。基本的にガイドは中国語で行われますが、希望すれば日本語の通訳さんをつけてもらえるので、必要な方は事前にお願いしてみてくださいね。
ベースとなるコースは決まっていますが、その日のお天気などによりコース変更が若干あります。奮起湖達人である林淑娟さんが肌で感じた空気などをもとに、その日一番のものに出会えるようにアレンジしてもらえますので、どんな自然に出会えるかはお楽しみに~。
自然に出会える!と言いましたが、奮起湖の歴史や名産品なども気になりますよね? ナビが参加したお昼のコースは老街を抜け、奮起湖駅を越えて山に入っていったので、奮起湖の歴史や名産についても教えてもらえました。
まず、ナビの素朴な疑問…それは湖がないのになぜ湖という名前がついているのか…。それはここが山に囲まれていて、真ん中が平らである形状がちりとりに似ており、そして雲と霧に囲まれる様子が湖であったということから、ちりとり湖(畚箕湖)と名づけられたのだとか。その後奮起湖へと改名されたそうです。
阿里山公路がまだ開通していない時代には阿里山森林鐵路が阿里山へ向かう唯一の交通手段でした。乗客はこの街で休憩をし、奮起湖弁当を買い求めたといいます。そして、ここは小さい街ながら、病院、学校などあるべきものはあるという便利な場所であり、日本統治時代には日本の方々が別荘をここに建てたとも言われます。そんな歴史をお弁当物語を中心に語ってくれますよ~。
やっぱり名産を味わいたい!
そんな中ナビが気になったのは「樹番茄」というもの。買って飲んでみると…、ひと口目は果実のような甘い味、ふた口目はいわゆるトマトの味、その次はちょっと苦みがあったり……。次々に味が変わっていってとても興味深い飲み物でした。
何でも、夏には体にこもった熱を取ってくれるそうで、効能がすごいのでたまにこれを飲むとお腹が冷えてお腹を下してしまう人もいるのだとか! お腹が弱い方、生理中の方にはあまりオススメできませんが、夏の暑い日には試してみてくださいね。
生わさび!!
そのほか、夜市でもおなじみの愛玉や生わさびは台湾では阿里山とその周辺でしか見られないもの。
愛玉ならお土産として購入するのも良さそうですよ~。
線路脇をどんどん進むと豊かな自然が残っていました
光が差し込む感じが美しいわよ! と教えてくれました~
奮起湖で生まれ育ったという達人はまるで自分のお庭のように線路脇の道をずんずん進んでいきます。途中、ここから写真を撮るときれいに撮影できるよ~! などと教えてもくれます。
この日は夜にホタルを見る! という最大の目的があったので、葉の裏で眠っているホタルを探してもみましたが、それは残念ながら見られず……。それでも達人は、ナビが見たこともない草花を見つけ、茎を器用に裂いてブレスレットやイヤリング、冠などを次々に作っていってくれます。
1本の茎を上手に裂いて2本へ
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手に巻きつけるとブレスレットの完成~♪
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超ラッキー! 絶景の雲海に遭遇♪
うわぁ~! 雲海だぁ~と喜ぶナビに「こんなもんじゃないのよ、奮起湖の雲海は!!」と自信たっぷりに秘密の花園へ案内してくれる達人
寒気団と寒気団の間だという温暖な日に訪れたナビ。こんな日は雲海が見えるよ! ということで、本来のコースからは少し外れて達人だけが知っている秘密の花園へ案内してもらえました。
秘密の場所なので、詳しい場所はお教えできませんが…(実は連れて行ってもらっただけなので、イマイチ場所がわかっていないだけ?)、こんなところへ入って行くの? という場所へ行くと、目の前に迫り来る雲海! これにはナビ大感動!!
雲が躍動的に動く様子や、太陽がどんどん落ちてきて雲海が黄金なったり……。いつまでも見ていたい! そう思わせてくれる素晴らしい景色です。そんな参加者の気持ちを達人はわかってくれていて、ゆっくり見せてくれました。
「奮起湖の美しい姿をたくさんの方に知ってもらいたい!」という達人の思いがあるので、ツアーの予定時間が多少オーバーしてしまうこともよくあるのだとか。
大感動!!
イルミネーションじゃない! 冬でもほたるの優しい光に癒されちゃう♪
ホテルの外には「冬ほたる」ののぼり旗が!
日本では冬ほたるというイルミネーションが人気ですが、ここ奮起湖では冬でも本物のほたるが発光する様子が見られます。
2月中旬~3月末は「神木螢」、4月中旬~6月初旬は「大端黑螢」や「黑翅螢」、7月初旬~8月初旬は「三節熠螢」「梭德氏脈翅螢」、9月中旬~10月中旬は「台灣山窗螢」、11月中旬~12月は「鉅角雪螢」と、ほぼ一年中ほたるが見られるというわけなんです。
その中でも今回ナビが見た「鉅角雪螢」は台湾だけで見られるという希少なホタルで、気温が10℃以下にならないと光らないそうです。
日本で見かける源氏蛍は光る間隔が長いのが特徴なので、ナビは勝手に、ほたるは優雅に光るものだと思っていたのです。しかし、この「鉅角雪螢」は光る間隔が非常にはやく、人間の目にはずぅ~と光り続けて見えるんです!! ほたるが長時間光っているように見えるのはとても幻想的♪
しかもこの日は前日に大雨が降ったこともあって十分な湿度だったため、100匹以上ものほたるが飛びまわっていたんですよ~! もうただ見ているだけでも感動ものなんですが、達人が「鉅角雪螢の光り方をまねてほたるを集めてみる!」というのです。「いやぁ、無理でしょ。。」と思っていたのですが、達人が懐中電灯でカチカチとすると、ほたるが集まってきたではないですか!! 達人すごすぎ!!
本当は朝のツアーにも参加しよう! と思っていましたが、寝坊してしまって参加できなかったナビ。次回「奮起湖大飯店」に宿泊した時には必ず3回すべてのツアーに参加したいなと思っています。
以上、雲海の美しさと冬のほたるに大興奮したナビがお届けしました。