若者が集うおしゃれストリート×食い倒れストリート
こんにちは、台南在住ナビです。
小吃のルーツは台南にあり!昔から食の都として有名な台南ですが、ここ数年古民家をリノベした雑貨店やカフェのレトロな雰囲気も人気を呼んでいます。小吃だけじゃなく、カフェや雑貨屋めぐりも楽しみたい!そんな欲張り女子の友達がはるばる台南へやってきてくれました。
それならこちらへ案内しなければ!と、思い立ったのがB級グルメの激戦区、國華街と個性的なショップがずらり軒をつらねる正興街が交差するホットなエリア。
一体どんな旅になるのでしょうか。行き当たりばったり女子が行く台南の旅、始まり始まり~。
泊まるだけじゃない!ショップ&カフェが見逃せない佳佳西市場
まずは、ここから出発♪台南が誇るデザイナーズホテル「佳佳西市場」。かつて台湾3大市場としてにぎわいを見せた西市場横にある、見るからにデザイナーズ!な外観をご覧ください。中ももちろんアーティスティック!まるでギャラリーに宿泊しているような、ちょっと特別な気分を味わえるホテルです。
…といっても、今日は宿泊するのではありませんよ!1階ロビーにはカフェ「FILM 茀立姆」が!!ここは、同じ系列の「佳佳小南天旅店」の近くにある「FILM 茀立姆」の2号店!ハンドメイド、1点ものの雑貨が並ぶスペースもあり!!ナビが気になったカラフルなパンプスは、ホテルのオーナー自らデザインしたという「小鳥衣衣」というブランド。おしゃれストリート正興街を歩くのにちょうどよさそうな、女性ならではのデザインではありませんか~。ロビー奥には、アートやデザインに関するフライヤーも多く用意されているので、情報取集の場としても役立ちそうです。(ナビマガも置いてありますから~)
佳佳西市場
台南市中西區正興街11號
(06)220-9866
迷う…正興街×國華街交差点には気になるお店がいろいろ
佳佳市場を出て左に進むと、正興街×國華街の交差点にぶつかります!このあたりは、観光スポットとして最近若者たち(ナビは微妙…)の間で最もホットなスポット!正興街は休日の午後、車が通行止めで歩行者天国になり、にぎやかな雰囲気になります。
青い入り口が目印の「正興咖啡」や、本格的な紅茶が楽しめる「IORI TEA HOUSE」もこのあたり。お茶でもしようか、それとも「蜷尾家」のソフトクリームでも食べようか…。「蜷尾家」は混雑していて待ち時間が結構長そうなので、ソフトクリームはあきらめることにしました。トホホ…。
そしてふらり立ち寄ったのは、メイドイン台南の雑貨が集まる「聚落群島」。
店頭で販売しているドリンクやレトロなアイスが気になり吸い込まれるように入っていくナビたち。奥では台南をテーマにしたマグカップや、マスキングテープ、ポストカードなどがずらり。商品は定期的に入れ替わるそうで、これは台南に来るたびにチェックが必要そうなお店です!テーブル席も用意されているのが、ありがたや~!ここで充電し、また街歩きに出発!
聚落群島/archipelago Villages(閉店してしまいました。)
台南市中西區國華街三段39號
(06)221-1759
がっつり食べられるおふくろ食堂へ
「聚落群島」のほど近くで、気になる細路地を発見!!「未艾咖啡」と書かれています。
腹が減っては軍は出来ぬ!迷わずズンズン進んでいくと突然ハイセンスな門構えが立ちはだかりました。「何か食べ物を…」と、入っていったものの、ガーン!!お休み中でした。
ついでにぜひぜひ友達を連れていきたかった、メロンボールの上にアイスてんこ盛りのお店「泰成水果店」も、この日はお休み…。
誰か…私たちに食べ物をーーー!
でも大丈夫!このあたりなら、お腹を満たしてくれるお店は山ほどあり、餓死する心配はありません。
ガッツリ食べるなら、「小滿食堂」がおすすめですよ!緑ののれんをくぐると入り口からは想像が付かないほど、広々とした店内。ちょっと日本を思わせるような、懐かしい家具や小上がりがあり、思わずただいま~と言ってしまいそうな雰囲気。家庭での食事というと主導権を握っているのは、やっぱりお母さん。そのルールはこのお店でも同じです。メニューは1種類のみ!「ふたり分」と注文して、何が出てくるかはお楽しみです。今日のメニューはトマトと豆腐のサラダ、ホウレンソウのお浸し、肉団子や虱目魚のパイナップル煮、それにチキンのスープとご飯、デザートまでついて、ボリューム満点!栄養満点で体孝行した気がする!おふくろの味、ごちそうさまでした~!
小滿食堂
台南市國華街三段47號
(泰成水果店の向かい)
(06)220-1088
立地とコーヒーにこだわりすぎのカフェ!秘氏咖啡
お腹がパンパンになったら、今度はゆっくり座りたくなってきてしまったナビたちは、歩いて消化しながら國華街に!
この通りはどこもかしこもB級グルメのオンパレード!ゆっくり座れるところなどなさそう…と思いきや、あるんです、とっておきの場所が!それは「修安扁擔豆花(國華街3段157號)」の脇道を曲がり左手にある階段を上がってたどり着く秘密基地!薄暗くて怖いよ~!心が折れそうになる2階は、細かく区切られた居住区になっています!
その一角にお店を構える「秘氏咖啡」に到着しました!店内は映画のワンシーンに登場しそうなレトロな空間。こんな秘境(?)にあえて、お店を出店するほど、この古民家にほれこんだオーナーさん。コーヒーへのこだわりも相当です。
1日限定2~4杯のラテが気になり注文すると、なんと豆を挽くところから始まりました。圧縮し抽出し、コーヒーが出来上がったら今度はミルク。1日1本しか入荷しない濃厚なミルクを使用し、徹底した温度管理で作るオーナーさんは、まるで職人さん。2、30分ほど時間をかけて、やっとナビの元へ!カップの上にあふれんばかりに乗ったフワフワのミルクフォームがほんのり甘く、コーヒーのとがった渋みは全く感じませんでした。恐るべし、「秘氏咖啡」!コーヒーとオーナーさんのおかげで、ゆっくり休むことができました。
秘氏咖啡
台南市中西區國華街三段123之160號(台南永樂市場2階)
(0935)393-853
最後はやっぱり小吃で〆る!
「秘氏咖啡」を後にし、またにぎやかな國華街へ。さっきお腹いっぱいだったはずなのに、少し休むとまたすぐ食べられそうになるのが人体の不思議…。
民族路の交差点近くには、長年激戦区で勝ち続けるグルメ店がひしめいています。友達は、「金得春捲」で春巻きを購入。土日ともなれば行列必至のこのお店は、店先でせっせと春巻きを包むおばちゃんたちの姿が名物です。エビやたまご、お肉の他に野菜がたっぷりの春巻きは、ピーナツの粉と粉砂糖を入れるのが台湾流ですが、微糖や無糖なども選べて、食べすぎたナビにもぴったり!!
金得春捲
台南市中西區民族路3段19號
(06)228-5397
雑貨めぐりから始まり、最後はやはり食べてばかりになってしまった女子ふたり旅…いかがだったでしょうか。
のんびり時間の流れる街、台南では時間通りに開店しなかったり、住所の場所にたどり着けなかったりは日常茶飯事。予定通りに行かなければ、予定外の出会いがあったりするのが、行き当たりばったりのいいところ。気になるたたずまいのお店や、何かありそうな細路地を見つけたら、とりあえず入ってみる…きっとそこに台南ならではの、面白い何かが待ち受けているかもしれませんよ!
以上、台南在住ナビ(岩田優子)がお送りしました。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-04-29