一青妙の「ここほれ台湾」

一青妙 : 役者、歯科医
東京生まれ、小学校迄台湾育ち


台北ナビインタビュー記事 2008年10月27日真珠の輝きを持つ一青妙さんは、日台で活躍する女優さん。

その気品あふれる口元から、幼いころの台湾での生活も交えて語ってくれました。

書籍:「箱子」をご紹介!

【紹介】
台湾人の父と日本人の母、そしてかわいい妹。四人で暮らした思い出の家を取り壊すとき、段ボールの中から偶然見つかった「箱子(シャンズ)」。そっと覗き込むと、「家族の記憶」が次から次へと溢れ出した。子供の頃にはわからなかった「なぜ」の数々が明らかになったとき、果てることのない絆を知り、深い愛に包まれる。女優・歯科医として活躍する一青妙さんが、爽快でみずみずしい筆致で描く初エッセイ。日本と台湾との間に生きた家族の数奇な運命を描いた必読の一作です。

 【概要】
中国語で箱のことを「箱子」という。家族四人で暮らした家を取り壊したとき、母が大切にしていた「箱子」がみつかった。その中には両親が四十年前に交わした恋文や求婚の手紙、父と娘たちの往復書簡、母の日記、家族写真などが入っていた。その思い出の品々を手に取りながら、筆者は家族の記憶を色鮮やかに思い出していく。台湾で暮らした幼少時代、6歳年下の妹の誕生、大好きだったおやつ、中国式スパルタ教育、日本で始まった新しい暮らし、ふと閉ざされる父の部屋、中学生のときの父のガン発覚、闘病中に治療法をめぐって対立して口をきかなくなった両親のために務めた伝言係、父との別れ、歯科大学入学、母の急逝、女優への挑戦……。

さらに「箱子」に導かれるように生前の父を知る人を訪ね歩くと、これまで知らなかった父の過酷な人生が浮かび上がっていく。日本統治下の台湾で日本人として生まれた、国民義勇隊の一員として疎開先で聞いた玉音放送。終戦後、「祖国」が戦勝国と敗戦国に分かれてしまった悲劇。失意の帰国と台湾で待ち受けていた二・二八事件の悲劇。次から次へと襲ってくる歴史の波に翻弄され、名家の長男・財閥の後継者としてのプレッシャーにも悩み、アルコールに溺れながら耐え続けた父がようやく辿りついたのは、かけがえのない大切な自分の家族だった。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-09-01

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