旅チャンネル#22台北編

今回は題して、ナビ特選「北部温泉三昧の旅」!その舞台裏をお見せしちゃいます!

こんにちは、台北ナビです。みなさんは、「旅チャンネル」をご覧になったことはありますか?ナビは、台湾のJETTVというチャンネルで、たまに見たことがあったのですが、ナビ協賛の番組だったとは、実はナビスタッフの一員になってから知ったのでした…「テレビの撮影ってこういう感じなんだ~」とテレビの世界を垣間見ることができましたよ!

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旅チャンネル・ASIA NAVI #22台北編
スカイパーフェクトTVが主催する情報番組「ASIA NAVI」。ナビグループ全体とコラボしており、アジアの人気都市と各国在住の日本人ナビスタッフが、その都市の楽しみ方をご紹介する番組です。
ASIA NAVI #22 台北編 ONAIR SCHEDULE
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盛りだくさんのスケジュール

まずは、4泊5日で行われた撮影のスケジュールをざっくりご紹介しましょう!

<1日目>
空港へ旅チャンネルのスタッフの方々をお迎え
→宜蘭の「呂美麗精雕芸術館」取材
→礁渓の「ホテルロイヤル礁渓温泉」取材

<2日目> 引き続き、ホテル取材
→「金車ウイスキー工場」取材
→金山の「金山老街」取材
→金山の「陽明山天籟温泉会館」取材

<3日目> 引き続き、ホテル取材
→北投の「北投温泉博物館」取材
→「北投親水露天温泉」取材
→「迪化街」撮影
→「ナビプラザ」撮影
 
<4日目>
北投の「北投四季飯店」取材
→台北市内「漢清旗袍名店」取材
→台北市内「ホワイト・ラダー」変身写真撮影

<5日目>
台北市内の「伸適飯店」取材
「お疲れ様でした~、撮影UPですー!」となりました。

実際の撮影の様子をレポート


それでは、撮影の裏側をお伝えします!


まず、初めに訪れた「呂美麗精雕芸術館」は、女性工芸作家が創造する彫刻ワールド。作品は、郷土・生活・佛をテーマに、ツゲ・金・ガラスを主に使用し、宜蘭の自然にちなんだものがメインです。呂先生が作品を作っている様子も撮影されました。さらに、いくつかの有名な作品も撮影。ひとつのものを撮るのにも、かなりの時間と神経を使っているのを、ナビはこの時、初めて知りました。カメラマンさんの脇には、常にディレクターさんがいて、撮影のアングルなどを話し合いながら進めていました。
木で作られているとは思えない、丸みを帯びています

木で作られているとは思えない、丸みを帯びています



呂美麗精雕芸術館
住所:宜蘭県礁溪鄉德陽村興農路332巷1号
電話番号:(03)988-0558
営業時間:9:00~18:00
熱心な館長のお話しと、お茶とおやつをいただいていたせいで、予定時間を過ぎて出発…よくあることらしいのですが、一ヵ所目からこうなるとは思いませんでした…

そして、続いて到着したのは、旅チャンネルのスタッフの方々が宿泊もする「ホテルロイヤル礁渓温泉」。ナビスタッフ2名は、予算上の問題で宿泊することができなかったのです(泣)。それくらい、高級かつ素敵なホテルです。さらに、こちらは、日航ホテル系列のキメの細かいサービスが日本人の間でも親しまれている「老爺大酒店」の礁渓リゾート温泉ホテル。畳のお部屋や純和風風呂など、日本人にとってはうれしい作りになっています。
まずは、オーナーのインタビューから。当然、いつも通り中国語で話してもらうのですが、あとで日本語の字幕を付けるため、台湾人のナビスタッフが、その後に続いて、日本語に翻訳し、それを声だけ録音する、という形が取られました。ナビスタッフも声だけの登場なのですが、初めてのことで「緊張した~」という感想。夕食後、ホテル内の撮影と温泉入浴の撮影などが行われました。温泉入浴の撮影では、ホテル側がモデルさんを準備していたのですが、入浴シーンの撮影も、かなり念入りのため時間がかかり、モデルさんがのぼせてしまうのではないかと、みんなヒヤヒヤ。日本でも温泉番組などで、よく見かけるシーンですが、やっぱりモデルさんは大変なんですねー。
犬も入りたい足湯だワン

犬も入りたい足湯だワン

ホテルロイヤル礁渓温泉
住所:宜蘭県礁溪郷大忠村五峰路69号
電話番号:(03)988-6288


2日目、ホテルの取材が終わった後、急遽「礁渓らしい温泉街の撮影がしたい!」とのことで、近くの無料足湯に立ち寄ることにしました。とってものどかな雰囲気で、撮影にはぴったり。

続いて、やってきたのは「金車ウイスキー工場」。2008年12月4日にオープンした、こちらの工場。ガイドさんの案内とともに、ウイスキーの製造過程を見学することができます。
シャオめぐは、移動している車中でいきなりディレクターの方に、「じゃあ、ここから登場してもらいますよー」と、とっても軽いノリで言われてしまったのです。「えー!!」ってなりましたが、それは仕方がありません。「やれるだけやってみよう!」ってことで、いざ体当たりです。まずは、制作チーフさんがマイクを付けてくれます。マイクの本体?みたいな四角い物は腰に付けます。そこから出ている線は、服の中から胸元に出し、クリップ式になっているマイクを付けます。キャスターみたいで、ちょっとかっこよくなった気分です。話す内容については「だいたいこんな感じで…」とディレクターさんが指示をしてくれるのですが、いざカメラが回ると緊張して言葉がスラリと出てこなーい!あと、カメラ目線が難しいことを知りました。だって、人の目ではないものに向かって話さなくてはいけないことなんてなかったですから…目線がフラフラして、ディレクターさんの顔を見ちゃったりしました。でも、緊張している私をいつも、制作チーフさんが励ましてくれます。「難しいよねー、目線は他の人を見ても大丈夫だよ、よくできてたよ」って。どんなに楽になったかわかりません…(涙)。
緊張で手を握ってしまいます…

緊張で手を握ってしまいます…

一方、工場の方は全然緊張していない様子。すごい!

一方、工場の方は全然緊張していない様子。すごい!

金車宜蘭威士忌酒廠
住所:宜蘭県員山郷員山路2段326号
電話番号:(03)9229-000
営業時間:9:00~19:00



なんとか、初めての撮影をやり過ごしたところで、台北の方へ戻ります。2ヵ所目の温泉地は、金山天籟温泉です。その前に、金山には有名な「金山老街」という趣のある商店街があるんです。そちらでまず、食事と撮影をし、その後宿泊場所の撮影となりました。老街で、遅れていらしたプロデューサーの方と合流。まず、アヒルのお肉が有名なお店で食事をしました。その後、老街を散策している様子を撮影。ホッとしていたのに、また緊張…言葉カミカミで、NGも出しちゃいました…すみません。
スタッフの方との食事で、緊張がほぐれます。

スタッフの方との食事で、緊張がほぐれます。

これがマイク!

これがマイク!

ではでは、今日の宿泊場所、「天籟温泉会館」へ行きましょう!ここは、陽明山国家公園の中にある天籟温泉会館。まさしく「温泉天国」で、14個の多機能温泉風呂が楽しめます。広大な敷地のため、翌日の取材が効率よくすすむように、夜のうちに、スタッフの方に施設内すべてを一通り案内していただきました。
翌日、まだナビでもこちらの記事がないため、シャオめぐは先にホテル内の写真撮影へと向かいました。そして、すぐに旅チャン撮影に合流!こちらでも、ホテルのスタッフの方2名に温泉入浴モデルとして、温泉に入っていただきました。モデルさんひとりの時より、ふたりの方が自然な感じで、また雰囲気が違います。いい感じ♪
陽明山 天籟温泉会館
住所:台北県金山郷重和村名流路1-7号
電話番号:(02)2408-0000




続いて、3ヵ所目の台北、北投四季飯店へ向かいました。旅チャンの方のチェックインを済ませたあと、みなさんは打ち合わせへ。シャオめぐは、ひとり客室へ向かい水着へと着替えました…そうなんです。実はこの後、水着姿で温泉に入浴している姿を撮影されてしまうのです。恥ずかしいし、お見せできるようなものではないので、ずっと「う~ん…」と思っていたのですが、どうしてもやっぱり必要みたいなんです。先に、まずは北投温泉博物館の撮影から…ここは、昔の大きな浴槽が残っていたり、「北投石」という鉱物が有名な博物館です。
いよいよその時が来てしまいました…本当は水着の上からバスタオルを着けれるはずだったのですが、ここは元々水着で入浴する露天風呂。ひとりだけバスタオルを巻いているのも不自然というものです。なのでバスタオルはNG…「浸かっている状態しか撮らない」というのも、「じゃあ、ちょっと歩いてみてくださーい」というディレクターさんの言葉で、まんまと破られました。シャオめぐは、まだ放送を見ていないのですが、このスケジュールを1時間番組にするのですから、あとはカットされているのを望むばかりです。それはさておき、この露天風呂は、違う水温の温泉が6ヵ所もあるのが特徴。また、温泉に入りながら、北投の街並みや自然が望める、地元の人に人気の大衆浴場です。
大混雑の迪化街の様子…

大混雑の迪化街の様子…

さて、温泉入浴撮影の感想ですが、この日は1月とは思えないほどの暖かさ。その上、地元の人とおしゃべりをしながら温泉に浸かっていたので、すっかり顔はタコ状態。真っ赤になってしまいました。のぼせたようで気持ち悪くなりながらも、車に乗り次の場所へ移動です。次は、旧正月前でにぎわう「迪化街」。さらに、この日はちょうど台北市長が訪れていたのですごい人。ここは簡単な撮影のみになりました。その後、撮影隊はナビプラザへ。ここでも紹介用の撮影をしていただきました。実はこの日の夜、ナビ忘年会が予定されていたので、旅チャンの方々にも参加していただきましたー!この時は、撮影を忘れて、おしゃべりやカラオケを楽しむことができました。


撮影4日目。いよいよ終盤になってきました。昨日の北投温泉に戻り、北投四季飯店の撮影から。ここは、新北投の温泉博物館からも近く、地熱谷もすぐ横にあり、お湯の質も申し分ありません。白礦と言われるこの湯は、美肌にはもってこいだと言われています。
部屋の撮影が一通り終わったところで、近くにある湯けむりがモンモン漂う「地獄谷」の撮影へと向かいました。
北投四季飯店
住所:台北市北投区中山路26号
電話番号:(02)2896-9798


またまた台北市内に戻り、ここからはシャオめぐの出番満載です。頑張らないと!まず訪れたのは、チャイナドレスの名店「漢清旗袍名店」。ここでは、オーダーでチャイナドレスを作ります。ここは、チャイナ服一筋の専門店。オーナーの陳杏春さんは、なんと15歳の時からこの世界に入った大ベテラン。40年以上の豊富な経験があります。この時、明らかになった、シャオめぐの特徴…ひとつ、カメラにドンドン近寄ってしまう。ふたつ、「~と思います。」と言っていることが多い!の、このふたつ。自分では、全く気付きません。…が、緊張とは裏腹にカメラのレンズに近寄ってしまうらしいのです。口癖の方は、指摘されてから余計気にしてしまい、どう頑張っても「と思います」って言いそうになってしまって、何度NGを出したかわかりません。恐るべし口癖。
漢清旗袍名店
住所:台北市中山北路三段53-6号1F
電話番号:(02)2586-6781、(02)2586-6782
そのチャイナドレスを持って、次の場所へ移動です。次は変身写真撮影!そうです、3着の衣装を着たのですが、そのうち1着は、この作ったチャイナドレスを来て撮影に臨みます。訪れた写真館は、「ホワイト・ラダー」。派手さや華麗さを前面に出したスタイルの写真を得意としていて、セクシーなスタイルや濃い目のメイクが人気です。チャイナドレスなのに、腕にいっぱいアクセサリーを付けたり、枠にとらわれない、現代的なメイクを施してくれました。
不思議なことに、前は変身写真の撮影さえも恥ずかしくて緊張していたのに、なんだかテレビ撮影と比べたら、ちょちょいのちょいだってな感じで、楽しんで撮ることができました。やっぱりしゃべったり、動いている姿を撮られるのは緊張するものです…
メイクの出来は、どうでしょう

メイクの出来は、どうでしょう

チャイナドレスにぴったりなスタジオもありました

チャイナドレスにぴったりなスタジオもありました

2着目は、かわいいドレスを着ましたー

2着目は、かわいいドレスを着ましたー

こんな衣装も着ちゃいました。金髪のカツラも付けて、大変身!

こんな衣装も着ちゃいました。金髪のカツラも付けて、大変身!

とってもラブリーな感じで撮ってもらいました

とってもラブリーな感じで撮ってもらいました

ホワイト・ラダー
住所:台北市中原街8号(オフィス)、台北市吉林路144巷11号B1(スタジオ)
電話番号:(02)2560-5260
営業時間:9:00~18:00



また、この撮影の合間にナビ紹介用に、シャオめぐが街中を歩くという撮影が行われたのですが、今度はカメラ目線ではいけないので、どこを見たらいいのかわからないし、どんな表情したらいいのか…聞いたところ、笑った方がいいらしいのですが、歩きながら笑ってるのも変だなー、と思いつつ挑戦。さらに、レンズを見て笑顔というのも、約10秒くらい必要で、顔の筋肉がピクピクしてしまったのを覚えています。カメラマンさんに「はい、いただきました!」と言われて終了。この言葉、業界っぽい!

この後も、変身写真がとっても長い撮影大会になってしまったのですが、この日の夜は、みなさんのリクエストにお答えして、小龍包を食べて明日の最終日に備えることにしました!
…そして、最終日。今日は「伸適飯店」の撮影です。ここは、日本人も多い中山地区にあるホテル。アールデコ様式の贅沢なデザインでホテル全体が彩られ、ヨーロッパのゴージャスホテルをイメージしています。お部屋からレストラン、ロビーまでくまなく撮影されました。
伸適飯店
住所:台北市中山区林森北路477号
電話番号:(02)7743-1000



ここで、スケジュールの予定は全て終了したのですが、台北市内の撮影が必要だということになり、若者の街「西門町」、台北のシンボル「台北駅前」を経由して、旅チャンスタッフの方は、帰路へとつかれました。みなさん、本当にお疲れ様でした!!観光はもとより、食事をする時間もままならず、シャオめぐは、本当にみなさんには脱帽でした。

シャオめぐ自身、今回さまざまな場所へ訪れ、改めて台湾の魅力を再発見したような気持ちです。旅チャンネル・ASIA NAVIをご覧になった方に、台湾の持つ奥深い魅力を知ってほしいし、また台湾のことを好きになってほしいな、と願います。以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-02-20

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