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金属とガラスの融合。異なる素材が奏でる美しいハーモニー♪

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鄭銘梵さんは代々続くガラス工業の一家に生まれ、幼い頃からその仕事に間近で接し、ガラス制作の技術と知識を得てきました。ガラス産業は原価の移り変わりとともに変化、景気に陰りが見えてきた時期もありました。しかしその後、実用品としての低価格工業製品から高い芸術的付加のついた装飾品に発展。再び好調期を迎えた産業は、近年文化とアイディアの結合が求められる傾向にあり、また市場は多角的な発展をとげ競争の時を迎えています。さまざまなアイディア・デザイン・素材の複合といった方法で職人それぞれの特色あふれる作品が出回る時代。より自分らしさを表現していくのが今後の課題となっています。
鄭さんは大学在籍中金属加工科を専攻。のこぎり・はんだごて・溶接などの基本を学び、なんの変哲もない金属を作品にしていく中で、その面白さに惹かれました。さらに金属とガラスを組み合わせた時、そこに秘められていた潜在力を見つけました。それはまさにひとつの夢を見つけたかの思いでした。
夢と理念を持って国立台南芸術大学応用芸術研究所で学ぶことを決意した鄭さん。徐玫瑩教授の指導の下、金属とガラスの熱結合の研究に専念しました。台湾内外他に例を見ない研究で、材料学・物理学・化学…など複雑な問題をも学ぶ日々は、永遠にあきらめることのできないひとつの決意を追い求める道でもありました。実験中の失敗を糧とし、ひとつひとつ経験を積み重ね、やっと使うことのできる方法を見つける…。これは、満ち足りたひとつの挑戦であり、未知への試練でもあります。ここを通らなければ夢に到達することはできない、と鄭さんは言います。

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スポット登録日:2013-10-03

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