親子二人三脚でチャイナシューズ一筋。おしゃれ女子必見です!
営業時間:10:00~22:00 年中無休 カード使えます!
こんにちは、台北ナビです。
今日はチャイナシューズを求めて、MTR「西門」駅出口1付近の紅楼のすぐ裏手にある「小格格鞋坊」へやってまいりました!「可愛い・上品・履きやすい・お手頃価格」と台湾人にも日本人旅行者にも大人気、丁寧な作りは好感度大です!
上にある赤色の看板が目印ですが、こぢんまりとしたお店なので、むしろ気をつけて見ていないと見落としてしまいそうな小さな個人経営のチャイナシューズ店です。しかし一歩足を踏み込んでみると……壁一面に可愛いく上品なチャイナシューズの数々!ナビのテンションも一気にあがってしまいました。目移りしてしまうこと間違いなしなんですよ~。
小さなお店にはチャイナシューズ&サンダルがズラッと!
店内に並べられているシューズ
店の前を通ると、外のガラス窓から見えるきれいに並べられたチャイナシューズに視線が持っていかれてしまいます!中国風の刺繍入り女性専用シューズのお店です。
オーナーのお父さまは靴職人歴80年以上。その影響を受けた息子のオーナーさんが2000年にチャイナシューズ店をオープンしました。以前はすべて手作りでしたが、職人さんが不足しているなど諸事情により、現在はアクセサリーの刺繍以外すべて工場で製造されています。オーダーメイドは、布やその他の材料だけでなく天候など、すべての条件が整えばならないので注文してから完成までに時間がかかってしまいます。
左・オーナーの藩さん 右・オーナーのお母さんの周さん。日本語OK。
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こんなにもたくさんガイドブックに載っているんですね!
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周さんは日本語が堪能なので安心です。気軽に靴のサイズやデザインを相談できちゃいます♪ちなみにパソコン好きのオーナーは、店内に無線LANを導入していて、お客さんも無料で使うことができます。他にも無料サービスとして、豆から挽いたおいしいコーヒーを提供してくれます。おふたりとも優しくて、すごく親切に接客してくれますよ~~
海外のサイズ表記って分からないから少し心配だなと思っている方も多いんではないでしょうか。でも心配は無用!店内の壁には台湾のサイズ表記と日本のサイズ表記が一目で分かります。
※シューズ・サンダルのサイズは箱とインソール部分に書かれている台湾サイズを参考にしてください。
シューズ・サンダルのソール(靴底)部分の数字はお店の型番号であり、シューズ・サンダルの実際のサイズとは異なります。
(例)箱&インソールに書かれているサイズ70ですと、日本のサイズで24cmとなります。(ソールには235と書かれていますが、実際は24cmとなります)
また、足の幅によってもサイズ感は異なってきますので、出来れば試着してからの購入をおすすめいたします。
個人経営、でもシューズのバリエーションは豊富!
チャイナシューズとは、中国の古典靴のことです。華やかな刺繍が施されているのが特徴。旧正月になると、履き慣れているチャイナシューズを求めて華僑の方たちがまとめ買いに来るそうです。また、日本のお洒落さんに人気のチャイナアイテムのひとつ。シューズの独特の模様や生地の光沢感がお洒落さんを魅了しつづけています。
このお店のチャイナシューズは450~1500元で購入できます。頑丈で長持ちしますよ~~
かわいらしいものから色に深みがあるものまで取り揃えています。靴を買うときは、やっぱり自分の足に合うかどうか試し履きしたいものですよね?実際に来店して自分で履いて試着するのがオススメです。
こちらは、日本人の方に人気No.1と人気No.2のデザイン!上記のようなタイプとシューズタイプ(左右に紐ありとなし)があり、かかとの高さや裏地材質で600元~1000元
人気No.1 デニム生地にピンク色の牡丹が基調されていてオシャレ!
日本人好みですね。こちらは若い女性に人気だそうです。
人気No.2 芙蓉のようなデザインのお花が刺繍されています!どんな服にでも合わせやすそう♪こちらは若い方から年配の方まで幅広い年齢層に人気だそうです。
チャイナシューズ初心者のナビが、もしチャイナドレスを着たとするなら一緒に履いてみたいと思って選んだ3足!
ナビも早速試着しちゃいました!驚き価格の650元~!
このシューズは、なんともいえず柔らか~い!靴底がフカフカ!ついでに軽い!これまた靴を履いている感じがしない!!オーナーに、ここの靴はどうしてこんなに足裏が柔らかいんですか?と質問したところ「人によっては靴底にプラスチックを使っているけど、ウチはすごく固いスポンジを使っているからじゃないかな」とのこと。布製なので柔らかで縫製もとっても丁寧につくっているんだそう。さすが、納得です。
黄色が目にも鮮やか。大き目の刺繍なのにやりすぎてないのは色のバランスがいいから。可愛いですよね。
台湾人女性永遠の流行り色ピンク。薄いピンクは特に女性らしいと安定した人気のシューズ。
同じ柄でも仕入れ時の布の色合いが微妙に異なるので、青が濃かったり薄かったりになっています。
左から2種は各750元、一番右は1000元。
チャイナ、というよりはアメリカン・フォークロア調。チャイナらしくはないけれども、ビーズがついている商品がお買い得なのは台湾ならでは。アクセサリーは周さんがひとつひとつ刺繍していてオシャレのワンポイントととしてすごく素敵です!
ミュール 1500元
このお店で1番高い靴。縁がまるでダイアモンドのようなアクセサリーで埋め尽くされていて、とてもおしゃれなシューズ。靴幅も広くて履きやすい♪
形もゆったりしたものが多く、ヒールがあるものでもヒール部分が幅広なので楽に履くことができます。ただ、気持ち横幅が広めなので、自分の普段のサイズといつもよりもワンサイズ小さいものを試着させてもらうといいかも知れません。
履き心地の良さならどれでもおススメですが、デザインはパッと見たら同じようなものばかり?いえいえそんなことはないですよ~。チャイナシューズと一口に言っても、ミュールやサンダル、各種の可愛い靴といろんな種類から選べます。
たまに「両足同じ向きの柄は、もしかして間違えていませんか?」と聞いてくるお客さんも多いようです。これは、1枚の布の生地から切り取って作っているためデザインの向きは同じになるそうです!きれいなお花ですね♪
お客様の9割が日本人観光客で占めている人気のショップ
記念にピース!かわいい女子大生も来店♪
沖縄から初めて台北に旅行に来たという喜屋武さんと松田さん。
取材をしていると、たまたま来店した日本人の女子大生2人のお客さん。 旅行の目的の1つとして、台湾に来た際にはチャイナシューズをずっと購入しようと決めていたそうです。 シューズデザインが豊富に揃っていてどれもかわいい!と目が輝いています。秋・冬用にベロア素材のチャイナシューズを求めにお店へ立ち寄ったそうで、「どれにしようか迷っちゃ~う」とうれしそうな笑顔。シューズのストラップも上品ですごく気に入った!と満足そうに話してくれました。
周さんが日本語で接客してくれます。
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いろんなシューズを履き試し!とても楽しそう!
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いろんなデザインを試し履きして、おふたりともそれぞれ気に入ったチャイナシューズをお買い上げです!プチプラだから学生さんも気軽に購入できます。帰国したら履いて外を歩くのが楽しみですね。
紐を調節してくれる優しいオーナーさん。
そんな女子大生を横目に、ナビも気になって自分へのお土産として本格的に何足か試着しちゃいました!
まるで履いている感覚がなくて、生地が布製だからすごく軽くて歩きやすいです!
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日本ではあまり見かけないつま先の形。つま先がとがっている分指先も美しく見えます。
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ナビも試着して気に入ったチャイナシューズを2足購入しちゃいました!
サンダルは来年の夏まで楽しみに取って置き、シューズは秋口から履き始めます♪シューズとコーディネートしてお出かけするのが待ち遠しいです。
シューズがたくさん並んである奥のほうに、ガラス箱に入った周さん手作りの「纏足」(てんそく)もありました。色とりどりで、きれい!かわいい!と自然に口をついて出てしまいました。纏足はご存知の方も多いと思いますが、かつて清朝の時代、良家の子女は足の成長を止めるため幼い頃から小さな靴を履かされていました。その靴はホントに小さくて、最大9センチサイズ。何故このような慣習があったかというと、ひとつは良家の子女は身の回りのことはすべて侍女たちがしてくれるので、外出する必要がなく、足が小さければ小さいほどお嬢様だったのだとか。普通の成長によって足が大きくなった女は労働をする人、こういうふうな区別があったんですね。今からするとどちらが差別されていたのか…と考えてしまいますが、当時としては富の象徴でもあったわけです。
以前までは、すべて周さんの手作りでした。いろんな絵柄が本当にきれいで、一足仕上げるのに1週間かかるそうです。靴を作った理由は、お寺への奉納品としてなのだそうです。台湾では廟やお寺で祈願をするとき、願いが叶ったら私は○○を奉納します。と具体的に名を挙げるそうで、多くは「金」らしいですが、女性の場合は洋服や靴も多いそうです。その祈願を叶えてくれたお礼の品としてなんですね!
デザインがわりと今風なので、なんでも洋服に合わせやすいと思います。ヒールありからヒールなしまで、あなたのお好きなタイプのシューズが選べますよ。値段もそこまで高くないので、手に取りやすくお求めやすいです。台湾旅行に訪れた際には、チャイナシューズをゲットしに「小格格鞋坊」に足を運んでみては!
以上、台北ナビでした。