毎日ジャズの生演奏が楽しめる日本人オーナーの店。気軽でアットホームな雰囲気が魅力です
こんにちは、台北ナビです。今回はジャズ好きの方にとっておきのスポット、「Swing」の登場です。オーナーは日本人の桑原伸樹さん。台湾に来て30年弱にもなる桑原さんに、いろいろとこのお店の魅力を語ってもらいました。
ジャズを楽しんでもらいたい
鮮やかなピアノ演奏に興じるこの紳士、この人がオーナーの桑原さんです。その滑らかな指使いはプロ並み、レパートリーもハンバではなさそう。日本人のオーナー、しかもピアノの名人…。ナゾは深まります。「桑原さんは、何者なんでしょうか」ナビはぶしつけにもいきなりこんな質問を投げかけていました。
桑原さんは、30歳まではミュージシャン、それからはサラリーマンになってレストランの経営などに携わってきたのだそう。台湾へは今から約30年前、仕事の関係で訪れました。すぐに台湾が好きになり、自分の肌に合っている、と思ったのだとか。その後、ほかのアジアの国へ行く機会もあったのですが、現地でひと息つきたいとき、「どうしても自分の行きたいようなお店が見つからない」と思っていました。「だったら作ってしまえ!いつかは自由に演奏できる自分の店を作ろうと思っていたこともあったし…」と。そんな時、台湾ではまだまだジャズを聴く人が少なく、もっと知ってもらいたい、身近に、そして気軽にジャズを楽しんでもらいたい、と思い台湾にお店を構えた、と語ってくださいました。2004年のことだそうです。
今でもホテルなどへの出張演奏依頼も少なくない桑原さんですが、自分の店ができてからは、できるだけ毎晩、ここでピアノを弾いているそうです。毎日20:30~生演奏があります!ライブの内容は特に決めていないのですが、桑原さんの音楽仲間の顔がそろったとき、突発的にセッションが始まることもあるそうで、そんな音楽好きな人が集まる場所にしたいのだそうです。飛び入りも大歓迎だとか!台湾のプロのミュージシャンが演奏しにくることもあるそうですよ。
2004年にお店を構えた際、場所は101ビルを望む信義区のすぐ近くでした。今の新生北路に越してきたのは2010年4月。リニューアルオープンとなったのです!前は小さなピアノが1台あるだけの本当に小さなお店でしたが、今では倍ほどの大きさに。なんでも、音楽仲間がサックスなどといったそれぞれの楽器を持ち込み、置いていったりもするので、これくらいのスペースが必要になった、というのもあるみたい。
また、パーティーなどでの貸切も可能。ちょっとしたパーティにはちょうどいいスペースと感じました。何よりも生演奏付きでパーティができるのですから、こんな店、台北でもなかなか見つからないでしょう。
立派なステージ
ドリンクは?
ドリンク類も豊富。ワイン、ウイスキーのボトルキープもOK。ほかには、焼酎やカクテルも。もちろんグラスでの注文も可能です。
(各種ビール200元~、ボトルワイン 1500元~、ボトルウイスキー 3000元~)
お酒のおつまみや軽食も用意されていますし、深夜まで営業しているので、音楽でくつろぎたい方はぜひお試し下さい。
以上、台北ナビでした。