嘉義市の中心部にあるティースケープ 嘉義 (嘉義桃城茶樣子)は、嘉義市政府文化局交趾陶館、嘉義市政府文化局から 1 km 圏内にあります。 このホテルの 5 km 圏内には、動力室木雕作品展示館、嘉義市立博物館などがあります。
こんにちは、台北ナビです。
日本人が台湾で買い求める烏龍茶の種類で最も多いのは、阿里山産のものだそうです。
阿里山が位置するのは嘉義県ですが、阿里山への入口として必ず通る嘉義市内に、この度お茶尽くしのとっても素敵なホテルが出現しました。建物を見ただけで、泊まりた~いと叫びたくなる、そんなホテルです。中に入ったら更なる驚きと感動が待っていました!
ロビーフロアが素敵
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レストランも個性的
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畳部屋もあります
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プールも行こう!
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こちらのホテル「桃城茶様子」は、「承億文旅」グループが運営するホテルの1つで、嘉義市内にもう一軒、台中に1軒、淡水にも1軒あり、「桃城茶様子」は4軒目なのです。どのホテルも素敵におしゃれで、今後台北ナビでは1軒ずつご紹介していくので乞うご期待。
ホテル周辺の木のオブジェは、インドネシアのデザイナーのもの。巧妙に木が組み合わされているので必見。
では、早速入ってみましょう
と、その前に建物を見上げてくださいね。これ、何の形だと思いますか?
これは日本統治時代、台湾茶の輸出が栄えていた頃のこと、茶葉が入れられた木箱が積み上げられている様子を表しています。この形によって、7,8Fや9Fでは素敵な戸外スペースも確保されているのです。そして、地下1階のイベントギャラリーホールに降りる階段があります。この日の催し内容は、後ほどご紹介。
どこでも座ってください
前庭には、座り心地よさそうな椅子がいっぱい。そして、薪のようなものが見えます。ここは、毎日午後にお茶が入った漢方を煮詰めている場所。その漢方、何するの?と思われた方、部屋に入ればわかります。窓際に設置されたバスタブの横に茶色い液体が入った壷があります。これは湯を張って、加えて浸かるとリラックスできるという魔法の液体、と思ってください。バスタイムが楽しみです。
奥には屋根に草が生えた建物がありますが、ここは会議室やイベントに利用できるスペースです。屋根にスプリンターが設置されていて、水遣りも簡単。
「承億文旅」グループの夢獣キャラ
ドアの入口に、巨大なホテルキャラがいます。「夢獣」と言って、皆の夢を叶えてくれる怪獣だそう。ホテル内にもちょこちょこ潜んでいるので、探してみてくださいね。
ホテルに足を踏み入れると…
そして、大きなドアの向こうは・・・素敵過ぎる空間が広がっていました。
左側には、ガラス、プラスティック、鏡の板が緑の中に埋め込まれていて、目の錯覚を起こす仕組みがあるので、ちょっと立ち止まって観察してみましょう。まず「茶」という字も思い起こしてみてください。上から草、人、木が組み合わさって「茶」という字が作られていると思いませんか?このロビーにある草の衝立もその「茶」という字が隠されているのですよ~。そして、窓際には畳。ほっと一息つきたくなります。ソファーも快適。壁には骨董と新しいオブジェが絶妙なコントラストで、配置されています。日本時代のものもあり、へえ~と驚きと感心と感動があります。
そして、入口から入ると、前方に見えるチェックインカウンターに惹かれます。後方には茶缶がいっぱいで、台湾で飲めるお茶の種類名が書かれています。そして、チェックインは座ってどうぞ。お茶のサービスもあります。この日は阿里山紅茶でした。
カウンター奥で煎れていたので、ちょっと拝見したら、こちら後の茶缶は茶葉名ではなく、茶葉製造過程の名称。焙煎やら発酵、殺青・・・などなど面白いです。
部屋をみます。
廊下の採光も十分
全室55室で、ツインベッドかワンダブル(ツインが2つ合わさってハリウッド式になっています)の部屋が43室。ファミリールームが12室あります。7,8Fは、エグゼクティブフロア。一般の部屋と同じ6.3坪の大きさですが、眺めよく、嘉義市内が一望に出来るので料金設定も若干高め。
アメニティ&ファシリティ
こちらが歯ブラシなどのアメニティです
部屋に入ると、バスタブは窓際に設置され、その窓の広さにうれしくなります。明るいですね。漢方壷がありますよ。そして、きれいな蘭の花。洗面台には、シャンプー、リンス、ボディソープ、石鹸。イタリアブランドのOlive。シャワーキャップ、デンタルクロス、麺棒、髭剃り、歯ブラシ、櫛。鏡は動かせます。そして、右の壁にあるスイッチには驚きました。これは、部屋とバスルームを遮断するカーテンスイッチ。ベッドサイドにもリモコンがありましたが、部屋にいる人は、閉めることは出来ても開けることはできません。バスルームにいる人は開け閉め自在。友人同士やカップル、1人ずつバスルームを使用するのに必要なものですね。
ホテル内はWifiフリーで、パスワードはチェックインの時もらえます。テーブルもシンプルで、椅子の具合も快適。大きな画面のTV下には、かわいい椅子と移動式テーブルがありました。お茶を飲むサイドテーブルかな。お茶は阿里山の紅茶と緑茶が2つ、「夢獣」煎餅が2枚。茶葉は本格的もので、手作りの陶器茶器に入れてお飲みください。おいしいです。
★陶芸家は蔡江隆氏。『陶桃源』をテーマに桃が描かれています。取っ手の部分も持ちやすく、2人でいただくには、量もちょうどいい具合でした。
これこれ、お掃除依頼はこれをドアノブへ!「夢獣」が寝ている札もあります♪
ミネラルウォーターも2本。オープンクローゼットで、セーフティーボックスはなし。
2014年設立のホテルなので、部屋の中にはコンセントが多いです。これもうれしいですね。
そして、新しいホテルは、「掃除してください」、「起こさないでください」は、部屋の中からスイッチを押し、これがフロントにもコンピュターで分かるのですが、「承億文旅」はあくまでリラックスしていただこうという主旨で、「起こさないでください」は、居眠りしている「夢獣」の札を、「掃除」希望は、箒を入口に掛けることになっています。
デスク周り
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オープンクローゼット
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ホテルイベント告知コーナー
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ベッドサイドでも、閉めるカーテン作動はできます
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独立したトイレに、ほっとします
そして!今や日本人の生活には必須の家電となったウォシュレット。
「桃城茶様子」では、全室完備しています。
浴室とも別スペースで、手洗いスペースもありました。
部屋拝見
★Standard Room(スタンダードルーム・ダブル/穀雨雙人房) 画像参考:502号室
6.3坪には、思えないほどの広さです。白とグレーが清潔感をもたらし、トイレルームはお茶色。和室の雰囲気も感じられる部屋ですね。ベッドはハリウッド式で2つのベッドがくっついています。
★Standard Room(スタンダードルーム・ツイン/穀雨雙人房) 画像参考302号室
こちちらは、ベッドが2つに分かれているタイプです。
各部屋のトイレやオープンクローゼットの写真は様々です。
★Deluxe Room(デラックスルーム/白露行政双人房)
スタンダードルームと内容的には同じですが、景色のいい7,8Fのエグゼクティブルームにあります。
★Standard Family Room(スタンダードファミリールーム/夏至四人房) 画像参考:606号室
全館11室のファミリールームは、なんと畳です!ナビはオープン早々行ったので、部屋には井草のいい香りが漂っていました。小さいお子様連れにはピッタリのお部屋ですね。
但しこちらのタイプのお部屋は、バスタブがありません。全部シャワールームになります。南部のホテルなのであまり気にならないのと、お子様連れは、9Fのプールで遊びたくて泊まられる方も多いそうですよ。街の中の半リゾートホテルのようです。
★Deluxe Family Room(デラックスファミリールーム/小雪行政四人房) 画像参考:605号室
壁に楽しい絵が描かれた部屋がありました。ファミリールームに1室のみです。絵は蛍光になっているので、電気を消すと光ります。子供たちが喜ぶ部屋で、こちらは浴衣も準備されています。
バスタブはありません。
設備は、プールが最高!
ジム&ゲームルーム 利用時間:7:00~22:00
6Fは小さなジムとX Boxで遊べる空間があります。ジムの方は、嘉義の街を眼下に見ながらジョギングや自転車ができます。
SKY LOUNGE「N23.5°」 9F 営業時間:18:00~深夜2:00
「承億文旅」の売りは、9Fのプールとラウンジバー。「N23.5°」は、嘉義の南緯を示しています。プールは、6:00~11:00と18:00~深夜2:00が営業時間。
夜の時間は、ラウンジバーのオープンタイムです。カクテルやジュース、ピザやワッフルなどの軽食もいただけます。宿泊客は最低消費300元、外部客は500元で入ることが出来ます。ここからの夜景は最高ですね~!そして、プール!空と一体化した空中プールの雰囲気が楽しめます。冬場の水温は?と聞くと、常温だそう。入れるけど、屋外になるので寒いです。
街と一体化したプール!
レストラン「山山來食厨房料理」 1F 営業時間:6:30~21:30
宿泊客が朝食をとるレストランですが、ランチ、アフタヌーンティー、ディナーもいただけるので、外部からのお客さんも多いです。特に阿里山産のコーヒーは、台湾で一番高価でおいしいと評判なのですが、こちらのレストランでは注文できます!メニューを見せてもらったら、2011年、賞を獲得した話題の阿里山卓武山農場のコーヒーのホットが200元!また、南米、アフリカ、イタリアなどエリアごとに分けたコーヒーメニューで、オーガニックであるとか、豆の形や水出しなどの説明も添えてあります。
モーニングの時、ビュッフェカウンターでコーヒーを探したらなかったので聞いてみたら、別途注文(無料)で、黒コーヒーがテーブルに運ばれてきました。朝はまずコーヒー!の方は、レストランへ入ったらすぐカウンターで聞いてみてください。機械で煎れるコーヒーとは違うし、コーヒーメインの朝食がいただけます。ミルクはお好みでどうぞ。6:30~10:00 宿泊客は中華か洋食のセットを選びます。ビュッフェはご自由に。サラダや果物、スープ、パン、ジュース、温かいミルクティーなどがあります。外部のお客さんは3種の朝食セット(250元)から選ぶことができます。
こういうコーヒーを待っていたのです!
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コーヒーオーダーはこちらで
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洋食セット
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ビュッフェからセレクト
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11:00~14:00 ビジネスランチセットメニュー(休日はなし)もあります。通常のランチセットメニューはディナーと同じ内容です。お子様ランチ(12歳以下)もランチ、ディナーともにあります。
14:30~17:00 アフタヌーンティータイム。ワッフルと飲み物のセットが280元。パニーニセット320元。黒コーヒーとの組み合わせなどが可能。
17:30~21:00 ディナータイム
常にお茶(阿里山茶ほか)やお酒もそろっています。
茶藝廊 B1F
定期的に展覧会を行っています。入口の外から下へ降りていきます。
最後に
ピックアップカーもご利用ください
南部は台北と違って、日々のいろんな速度を緩めてみたいところ。歩く速度、食べる速度、そして、観光もゆ~っくりと。まずは「桃城茶様子」に宿泊して漢方湯に浸かり、日ごろの煩雑な雑務を頭から消し去ることから始めましょうか。お茶が大好きな方には、特におすすめしたいホテルです。
以上、台北ナビでした。