永康街エリアに帰ってキター!元祖マンゴーかき氷のモンスター参上!
こんにちは、台北ナビです。
「台湾といえば、マンゴー、マンゴーといえばマンゴーかき氷!」誰しもが描くこの図式を形作ったのが、「ICE MONSTER」といっても過言ではありません。今から20数年前に永康街で誕生したかき氷専門店は、今や台湾の定番スポットとなるばかりか、日本をはじめとした海外へも進出し、世界中の人々から愛される存在に…。そんな「ICE MONSTER」がこのたび、古巣の康青龍エリアに帰ってきました!
今日は新しくオープンした永康創始店をご案内します。
マンゴーかき氷の元祖店、原点の永康街へリターン
駅前の大通り(信義路)沿いに。かつての永康街15号には別のマンゴーかき氷屋さんがあるのでお間違いなく~!
1997年、永康街の一画で誕生した「冰館iCE MONSTER」は、まさにマンゴーかき氷ブームの火付け役でした。当時かき氷といえば、紅豆(アズキ)や緑豆、薏仁(ハトムギ)、芋圓(芋ダンゴ)湯圓(ダンゴ)、タロイモ…といったトッピングが主流だった時代。色鮮やかな新鮮なフルーツのトッピングは、味も見た目も驚きで、瞬く間に話題となったとか。オーナーの羅駿樺さんは、1日中ひたすらマンゴーをカットしていたそうです。
その人気は各国の観光客にも伝わり、The New York Timesでは、故宮博物院、台北101と並んで、台北の必須観光スポットとして紹介されたほど。もちろん、日本のガイドブックにも引っ張りだこなのは、みなさんご存じの通りです。
その後「永康15」→「ICE MONSTER」と名前を変え、場所も東区へと引っ越しました。移転後もその人気は衰えず、行列店として知られています。きっと、みなさんも東区の店舗へ足を運んでいることでしょう。もしかすると信義エリアの「ICE MONSTER 微風松高店」で味わっているかもしれません。ナビもそんな1人です。(2019年9月15日を持って東区の店舗は営業を終了しました。)
そして、このたび朗報が舞い込んできました!2019年4月、新たに「ICE MONSTER永康創始店」がオープンしたとのこと。場所は観光で外せない康青龍エリア。かつて営業をしていた永康街にほど近い場所にあります。
快適なインダストリアル調のカフェ風空間
「永康創始店」は、MRT「東門」駅出口5を出て、駅前の大通りをまっすぐ、「鼎泰豊」を越えたすぐ先にあります。
伝統的なかき氷店のイメージを覆す微かに工業風のカジュアルな店内は、1階と2階合わせて64席と広々。特に通りに面した1階は、ガラス張りで天井が高く、居心地のよい空間となっています。
そして遊び心を忘れないオーナーは、インテリアにも一工夫。レジの後ろの壁は英単語のパズルになっていて、「MANGO」の文字が隠されているんだとか。待ち時間も飽きさせない、楽しいアイディアです。
「MANGO」、探せたかな?ナビは発見しましたよ~!
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ネオンサインがカッコいい!
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原点にかえって、昔と変わらぬおいしさを届けたい
これでふんわり氷が可能に。独自に研究開発したシェーブマシン
「ICE MONSTER」、そして羅オーナーが創業時から大切にしていること――それは天然の新鮮な食材を使用した、ピュアでヘルシーなかき氷を届けたい、という想いです。
例えば氷。「ICE MONSTER」では一部、マンゴージュースを凍らし固めてかき氷として提供しています。余分なものを加えず、フレッシュマンゴーのエキスだけを使っています。だから濃厚。溶けた氷はマンゴージュースとして楽しむこともできるほどです。一般には、ミルクを加えることが多いとか。「ICE MONSTER」が伝えたい、オリジナルの味は、ピュアマンゴー100%のフレッシュさ!
原点の康青龍エリアで、初心にかえって変わらぬおいしさを届けたい――これこそが「ICE MONSTER」がこの場所へ戻ってきた理由です。
ヒゲがトレードマークの羅駿樺オーナー
今では、「ICE MONSTER」の人気に続くように、多くの店でマンゴーかき氷が食べられるようになりました。正直「新鮮なマンゴーさえのっていれば、どれだって同じでしょ!」なんて思っていたナビ。数々の浮気も繰り返し、マンゴーかき氷を食べ歩いてきました。だって…「ICE MONSTER」はいつでも混んでるし、値段も安くないし…。でも、ある時久しぶりに食べた「ICE MONSTER」は、やっぱりおいしかったのです。それ以来、断然ICE MONSTER派。ナビのまわりでは、こんな意見が結構多いです、「高いけど、やっぱおいしいよね!」って(笑)。
セールス&マーケティングマネージャーのJoshは、「原料費が高いからどうしても高くなっちゃう、でも儲けは少ないんだよ」と笑います。それでも初心を貫きたいという想い。創業以来、広告は一切してないといいます。それなのに、常に人、人、人…。やっぱり食べればわかるおいしさが人々を魅了して止まないのです。
どれも創意ある!どれもおいしい!だから迷っちゃうICE MONSTERのかき氷
それでは、さっそくいただきます!
原創新鮮芒果冰 220元(夏季限定)
提供写真:ICE MONSTER
水を凍らせて削った氷の上に、新鮮マンゴーとマンゴーソルベ、パンナコッタがのった定番中の定番です。ミルクもゼラチンも一切加えていないソルベは、マンゴー果汁が口いっぱいに広がって、とっても濃厚!果肉の食感も楽しめます。もちろん大ぶりのマンゴーは言うことなし!マンゴーソースと練乳もおいしさを引き立てます。
夏(5~9月頃。その年により異なる)限定だから、タイミングが合えばぜひトライして!
マンゴーエキスを凍らせたふっわふわのマンゴー氷が、口の中でサッととろける不思議な食感に病みつきです~♪ゴロッとマンゴーたっぷりのソースと、マンゴーソルベ、パンナコッタものってマンゴー感いっぱいです。
1年中食べられる、1番人気のマンゴーかき氷はコレだとか。
獨角獸綿花甜 150元
誰も食べたことのないおいしさと驚きが「ICE MONSTER」の始まり。そんなシチュエーションを再現するかのように、新たに登場したのがこちら。ディズニー映画に登場するあのモンスターみたいなカラーリングがキュート♡です。
カルピスと屏東産レモンをベースにした氷、赤い色は台南産のレッド・ドラゴンフルーツから色付けされています。サッパリ&スッキリ!氷が口の中でとろけると…パチパチと弾ける驚きの仕掛けも!現在は永康創始店限定、順次各店舗でも提供開始予定です。
珍珠奶茶綿花甜 200元
マンゴーかき氷と並んで人気の「台湾飲食」の1つがタピオカミルクティーですが、それをかき氷にしちゃったのもここが元祖ではないでしょうか。氷の濃厚さは格別!「普通にミルクティーを凍らせてもこうはいかない」とJosh。開発にあたり、オーナーは100杯のタピオカミルクティーを飲み比べ、それでもお気に入りが見つからなかったそう。そんな時思い出したのが、幼き頃に飲んでいた紅茶(古早味紅茶)の苦味と甘みでした。この紅茶にヒントを得て作り上げたのがほんのりビターな大人味のかき氷。
タピオカやキャラメルは1日2回、その日の分だけ手作りしているそうです。だからいつでもフレッシュ!
杏仁黑白切綿花甜 220元
杏仁とゴマで白黒つけたかき氷です。杏仁の独特の風味は好みがわかれるところ。なんでも杏仁には北(苦味)と南(甘味)の2種があるとか。この苦味と甘味を絶妙なバランスで混ぜ合わせたのがこの1品で、杏仁の香りを感じながら、ほんのりとした甘味を味わえるのが特徴です。トッピングは杏仁こんにゃくゼリーとゴマアイス、黒豆。個性豊かな味わいが口いっぱいに広がります。
翡翠青檸綿花甜 220元
爽やかなジャスミンティーのかき氷に、愛玉ゼリー、情人果、レモンソルベがのったさっぱりとしたかき氷です。台湾らしさがいっぱいの爽やかテイスト!
かき氷が溶けたらレモンジャスミンティーに早変わり~♪
冰塊老闆冰棒 90元/本
「ICE MONSTER」のキャラ、冰塊老闆はオーナーがモデル。そんな冰塊老闆がアイスキャンディーになっちゃいました。ちょこっと食べるのにピッタリ。食べ歩きにも最適!
マンゴー、ミルクティー、メロン、イチゴの4種から選べます。(写真はマンゴー味)
金礦可頌冰129元
新商品のクロワッサンアイスです。たい焼きアイスにクッキーアイス、メロンパンアイス…なんてのは食べたことあるけれど、クロワッサンとアイスの饗宴は初めて!フレッシュマンゴーと2スクープのマンゴーソルベをクロワッサンでサンドしました。小腹が空いた時のおやつにぴったり!
でも…ちょっと食べづらいのだけが玉に瑕。大口開けてかぶりつこう!マンゴーは夏季限定、それ以外はゴマアイスをサンドした炭鉱可頌冰129元 があります。
ナビ的「ICE MONSTER」裏ワザ
提供写真:ICE MONSTER
かき氷専門店と思いきや、冬場は伝統的な湯圓(団子)や麻糬(餅)、芝麻糊了(ゴマスープ)、花生湯(ピーナッツスープ)などのあったかメニューも充実しています。かき氷もいいけれど、冬はホットスイーツとダブルで楽しんでみるのもおすすめです。