建物の作りなどいたるところがレトロ、台湾名物台南のおいしい麺を求めて皆ここに来るんです!
こんにちは、台北ナビです。
多くの台湾料理はここ台南が発祥の地。それもそのはず、台湾でもっとも歴史のある街はここ台南だからです。その台湾料理の中でも、特に有名なのが「擔仔麵」ではないでしょうか。
今台南でもっとも有名な擔仔麵店は、古きのれんを保つ「度小月」、そして、今回ご紹介する若きエース「赤崁擔仔麵」この2店舗でしょう!赤崁擔仔麵自体は台北にはまだ進出していないので、ここ台南でしか味わうことが出来ませんよ!なかなかオリジナリティ溢れるこのお店を一挙にご紹介!
これからは味だけではダメ。どれだけ幸せを提供できるか!
このお店のオーナーは女性の方。すごく気さくで、エネルギーの溢れる美人な方で、ナビはすぐ好きになりました♪彼女、実は以前、非常に有名なある擔仔麵店のオーナーとご結婚されていたそうです。しかし離婚をきっかけに、莫大な借金を負うはめになり、女手ひとつで借金返済と子供の世話を背負うことになりました。そんな苦労を解消すべく、開いたのがこのお店。さすが元オーナー夫人、台南料理については前のお店の味を踏襲し、問題は味を越えたオリジナリティを追及することだったのです。
このお店の従業員占めて50人は、全て離婚したシングルマザー。アルバイトは雇っていません。みんなで、一致団結して、子供の世話、そしてお店のサービス、そしてお店の発展に取り組んでいるんだそう。
そのため、オーナーいわく、従業員同士の団結力が高く、決め細やかなサービスができるようになっているんだとか。
また、利益はなるべく慈善団体に寄付をするなど、味を守ることだけではなく、味を越えて世の中に幸せを提供できるお店になろうと勤めているそうです。 そのため、台南市政府や各種団体様から厚い信頼があるんだとか。
赤崁樓は台南でももっとも外国人が集まる有名な旧跡です。そんな場所にある、昔の歯医者さんを改造し、このお店を開きました。そのため、建物の作りなどいたるところなどでレトロに仕上げています。約150人収容できるこのお店では、週末ともなると、団体旅行客でひしめきあいます。
貴方はどれだけ知っているかな?台南発祥の台湾料理
擔仔麵
これこそ、このお店の超超超有名な一品。ちょっと薄めの味付けのスープに、ニンニクのすりおろしをお好みでかけていただきます。スパイシーさが、食欲をそそり、箸がと胃がノンストップラン!肉団子とか卵をトッピングするともっと豪華に見えますよ!
お好みで調味料を入れてください!ナビのオススメはニンニク!
肉臊飯
これもこのお店のNO2メニュー!甘辛い肉味噌がご飯にしみ込んで、箸が止まりません。コレがなければ台南人の食卓は始まらないのです!擔仔麵と肉臊飯をふたつ注文して食べる人もザラにいます♪
廟口米糕
一口サイズの中華オコワです。一口で食べ終えるので、ぺろぺろ2,3個食べちゃえますよ。上に載っているのは、甘い壽司の中に入っているデンブです。ちょっと日本人にはなれない味かも知れませんが、コレが台湾の伝統!トライしてみる価値アリ!
現煮虱目魚肚
虱目魚(サバヒー)という淡水魚は南部で主に取れる魚です!油が乗っていて、まさに煮物に最適。このお店は生姜スープと一緒に煮込んであり、日本料理に近い味付けです。生臭くも無く、老若男女召し上がれるオーソドックスな味です。
現炊廟口芋
お芋ツブツブで固められたものです。甘めの味ですが、お芋のホックリ感がかなり主体です。
古早味菜尾湯
昔から伝わる家庭料理です。もともとの意味は、残り物を使って作るスープのことで、このお店では厳選した12種類の野菜を使ってスープを作っています。
滷味
「台湾式なんでも甘辛煮込み」と訳すのがいいのでしょうか。感覚的には日本のおでんの感覚ですね。一階のカウンターから好きな素材を選んで籠に入れましょう。そして、レジ横の従業員のお姉さんに渡せば作ってくれますよ!みんなでつつきましょう!
深夜0時まで営業しているこのお店、よく学生がカラオケ帰りの夜食に来たり、飲み帰りに食べに来たりするんです(ナビ自身も夜食に食べに来たことがあります)
日本のラーメン屋さんみたいな感覚ですね★
以上、台北ナビでした。