蟳之屋(高雄市)

CRAB’S HOUSE シュンジウー

閉店・移転、情報の修正などの報告

シックでモダンな店内で食す本格的澎湖料理。澎湖島から毎日直送される新鮮な海鮮が!


こんにちは、台北ナビです。

今日は台湾南部・高雄にやって来ました。港町高雄に来たからには絶対食べたいおいしい海鮮!と、鼻息荒く(!?)乗り込んだのが「蟳之屋CRAB’S HOUSE」。旗津あたりのズラリと並んだチープな海鮮店も味わい深いけど、せっかくの旅、ちょっとゴージャスにいきたい!と、やって来たのがこちら。シックでモダンなインテリアとお手ごろ価格が地元でも人気のお店なんだとか。ではさっそくドアを開けて店内へ・・・

高級感あふれる雰囲気



高い天井と大きな窓、広々とした空間が気持ちいい店内。テーブルの配置も余裕を持った作りになっているため、より一層開放的な印象です。大人数用の丸テーブルだけでなく、4人がけ用の小テーブルがあるのもうれしい!白いテーブルクロスに赤と黒のチェアーがなんともお洒落です。ところでナビ、個人的な鉄則は「お洒落に中華を食べるなら上海料理!」なのですが、(ほら、上海料理のお店ってどこかモダンでスタイリッシュな雰囲気を大切にしてるお店が多くありません?)今回のお店はいい意味で予想はずれ!素敵だと聞いていたけれど実はあんまり期待してなかったナビは裏切られました・・・^−^)こんなにステキに澎湖料理がいただけるんだ~!と感激☆

2Fは個室(要予約)、
3Fは宴会場になっています 2Fは個室(要予約)、
3Fは宴会場になっています 2Fは個室(要予約)、
3Fは宴会場になっています

2Fは個室(要予約)、 3Fは宴会場になっています

はて・・・?澎湖料理とは

看板に輝く「澎湖料理」の文字。澎湖とは台湾本島の西50Kmほどのところに位置する島の名称で、こちらの名物はなんといっても新鮮な魚介類!地元台湾人の間でも「澎湖=豊かな海産物」と答える人が多く、海鮮料理店の店先でも「澎湖島直送」なんてことも少なくありません。さて、そんな中で澎湖料理とはズバリ!新鮮な海鮮を使った料理のこと。そんな澎湖料理がこちらでいただけちゃうんです。

現在3代目というこちらはこの地に店舗を構えて既に10数年。先々代は元々澎湖島の出身で、彼の地でレストランを開いていたのだそう。その頃から数えると実に30年以上もの月日が流れているのだとか。メニューもその頃と変わらず同じ物。もちろん、料理に対する心も変わらずフレッシュさを第一に、素材は毎日澎湖島から空輸しています。料理法はいたってシンプル―――素材そのものがいいからこそできるワザなのです!

メニューにない価格

そんな新鮮な素材。看板料理の蟹は全て海のモノ!というから期待は高まります。メニューを見せていただくと、中国語と日本語・・・う、うれしい^−^)ただし、ちょっと待ってくださいよ~!価格がないじゃないですかぁー!時価ってことぉ~?注文しづらいなぁ・・・と聞いてみると、3代目オーナーの黄富民さんは「蟹や蝦の大きさはそれぞれ違うでしょう?だから『コレ』という値段は出せないのです」とのこと。なるほど~。「そのため熟練した店員がオーダーのお手伝いをさせていただきます」ほほぉ~。「お客様の希望の品、本日のおすすめ品、人数やおなかのすき具合等により品数や一皿の大きさをご相談させていただきます」「でも安心してください。外国のお客様だからといって高級な物をおすすめしたり、高い値段を請求したりといったことは決してありません。どんなお客様も平等です」はぁ~、よかった^0^)。やっぱり庶民なナビはお値段が気になっちゃいます。蟹はだいたい1000元前後/杯が相場のよう。予算をあらかじめ伝えるのが1番ですね。


※ 価格は本日いただいた素材を基にした参考価格です。素材の大小により値段は異なります(小・中・大、もしくは1人分、2人分・・・といった具合に分かれています)。今回は3~4人前を想定してオーダーしました。一人あたりの予算はだいたい1000元前後が相場です。
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● 塩酥蟳(1杯) 650元

● 塩酥蟳(1杯) 650元

ニンニクの香りが食欲をそそる~♪こちらは筋肉質で身(肉)の締まった雄の蟹を使用。ミソはちょっと苦味があります。
● 清蒸処女蟳(1杯) 650元

● 清蒸処女蟳(1杯) 650元

ただシンプルに蒸しただけの蟹なのにこの甘み~!それはフレッシュ素材だから成せるワザ。こちらは雌の蟹使用でミソたっぷり!
●金瓜米粉(1人分) 130元

●金瓜米粉(1人分) 130元

カボチャのビーフンは台湾家庭料理の定番。そこに蟹を入れちょっとゴージャス感を出しました!けれど優しい味は変わらない・・・
●浮水土托湯(小) 360元

●浮水土托湯(小) 360元

ヘチマとサバヒー団子のスープ、蟹肉入り。オーダーが入ってから蟹肉をほぐし、調理にかかるという一品。あっさりしています。台湾大衆魚のサバヒーもよいお味。
●炒紫菜蛤(2人分) 240元

●炒紫菜蛤(2人分) 240元

新鮮な海草が持つ素材感を生かし、調味料は少なめにさっと炒められたもの。これを食べれば髪の毛が黒々としてくるとか。
●三杯小巻(2人分) 220元

●三杯小巻(2人分) 220元

「三杯」とは酒+ごま油+醤油を同じ割合で混ぜ合わせて台湾バジル(九層塔)等と炒めたもの。見た目もプリプリなイカは歯ごたえもGOOD!
●石咾酸菜(2人分) 300元

●石咾酸菜(2人分) 300元

魚の頭とキャベツの漬物の炒め物はコラーゲンたっぷりで美肌によさそう♪魚の白身がウマイ!台湾人の人気ナンバーワンがコレなのだそう。
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シンプルな食器類。煌びやかなカトラリーで楽しませる高級店とは違い、味で勝負のこちら・・・

シンプルな食器類。煌びやかなカトラリーで楽しませる高級店とは違い、味で勝負のこちら・・・

その他、台湾式のフカヒレあんかけ(約2000元/7~8人前、※おみやげ用もあり)やカラスミ(約900元/10人前)、冬季限定サバヒーの味噌焼き、紅蟳を使った蟹ぞうすい、トコブシ、海草とシラスのスープなどもおすすめです。

きめ細かいサービス

オーダー時に相談にのってくれる親身さもさることながら、オーダー後のサービスにも目を見張るものがあります。出される料理はとっても素早い!さらにお皿が蟹の殻でいっぱいになればササッと飛んできてさりげなく換えてくれる・・・食事をしていてとっても気持ちがいいものです。サービスがいいですね、とうかがうと「親切なだけです。台北の人はエレガントな雰囲気だけど、南部人はただ親切な気持ちがあふれているだけです」と笑う黄さん。そんな黄さんからは親しみやすさ・親切さだけでなく、気品も感じられました。台北でこの価格・このレベルはまずありえない!そう思ったナビでした~。

以上、台北ナビIN高雄でした。
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記事更新日:2009-03-06

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-03-07

スポット更新日:2014-07-02

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