おいしいお酒×居心地の良さ×看板猫♡台北・林森北路の隠れ家バーが地元民にも旅行者にも愛される理由とは?
こんばんは、台北ナビです。
観光客でにぎわう中山エリアですが、ちょっと路地に入るだけで、ぐっと大人な雰囲気に変わるのが林森北路。おしゃれなバーから渋めの居酒屋、音楽を楽しめるミュージックバーまで、夜好きにはたまらない一帯ですよね。
店長のアンナさん(左)と、バーテンダーの薇薇(ウェイウェイ)さん(右)。スタッフさんたちの、気さくで気配り上手な人柄も、このお店が長く愛される理由のひとつです
「今日はちょっと落ち着いて飲みたいな〜」という夜にぴったりなのが、今回ご紹介する「7th Japanese bar」。
林森北路エリアらしい、ちょっとディープだけど居心地がいい、絶妙なバランスが魅力の隠れ家バーです。台北・林森北路でバーを探している方や、女性ひとりでも入りやすいバーをお探しの方に、特におすすめしたいお店です。
リピーターや女性客が多いのも納得!みんなの憩いの場
店名の「7th」は、お客さんに覚えてもらいやすいよう、林森北路の「七條通」にちなんで名付けられたそう
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入口には「猫出没」のお知らせも♪ 細やかな気配りやセンスは、女性店長ならでは
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ソファーにあしらわれた帯柄のファブリックが「和」を演出
南京東路側に位置する七條通にある「7th Japanese bar」。
階段を上った先に広がるラウンジ空間は、黒と赤を基調にしたシックな内装で、随所に和のエッセンスを感じさせる、落ち着いた雰囲気が漂います。
ナビが訪れたのは平日の19時過ぎ。最初はゆったりとした空気が流れていましたが、次第に顔なじみの常連客が集まりはじめ、気づけば店内はほぼ満席に。長年通うファンが多いのも納得で、オープンから16年目を迎えた、林森エリアでも知られた人気店です。
日本人と台湾人による共同運営で、オーナーは日本で居酒屋やバー、アイスクリーム店など、多彩なジャンルの店舗を展開してきた実績の持ち主。現在は、開店当初から店長を務めるアンナさんを中心に、台湾人スタッフと看板猫が一体となり、心地よい空間をつくり上げています。
会えたらラッキー!看板猫・花子ちゃんがいます♪
こんばんは〜。美しい毛並みと凛とした佇まいで、「美人さんだね〜」ってよく言われる、看板猫の花子です♪
このお店の癒し担当といえば、やっぱり看板猫の「花子ちゃん」の存在は外せません。ここで、花子ちゃんのプロフィールをちょこっとご紹介♪
- 台北生まれの三毛猫で、現在7歳の女の子
- 大好物は、アンナさんが細かく刻んでくれるゆでエビと鰹節
- 趣味は、カウンターでお客さんのフォトモデルを務めることと、お客さんの手にあるエビを食べてあげること(笑)
会えたらラッキーな、まさに癒しの存在ですよ♪
高雄出身のアンナさんは、東区の有名バーやライブハウスで経験を積んできた実力派。バーテンダー歴はなんと24年!最近は日本から来る有名バーテンダーのイベントや勉強会にも積極的に参加しており、若いスタッフが中心となって新しいメニューの開発も行っているそうです。
日本各地の特色ある素材を選んで作っています。メニューを開いてみると…なんと日本地図が登場!北海道、青森、新潟、茨城、京都、奈良、沖縄などにフォーカスしたカクテルが楽しめます。このラインナップ、どういう基準で選んだか尋ねると、特色ある素材がある都市を選んでいるそう。
台湾人のお客さんには、日本、そして日本の各都市の特色をより理解してもらいたいと思い、日本人の客さんには懐かしい故郷の味を思い出してもらえたらという思いで作っています。
どんな味のカクテルが出てくるのか、ワクワクしちゃいます。
カクテル「青森」 / 400元
薇薇さんが「これおすすめですよ!」と紹介してくれたのが「青森」。
実はナビの故郷でもあるので、心の中で「青森来いっ!」と密かに願っていたんです(笑)。選ばれた瞬間、思わずテンションが上がってしまいました!
ジンをベースに、リンゴ、西洋ヒノキとも呼ばれるサイプレス、エルダーフラワーを合わせた一杯。
グラスの上にのっているのは生クリームかと思いきや、なんとアップルジュースのムース!上品な見た目で、味わいはとっても爽やかで飲みやすく、特に女性におすすめしたいカクテルです♡
カクテル「抹茶」 / 500元
メニューには「日本県名カクテル」のほかに「お茶カクテル」もラインナップ。
台湾でおなじみのクチナシの花茶や菊花茶はもちろん、蕎麦茶や玉露など、日本らしいお茶を使ったカクテルも楽しめます。
今回はその中から、抹茶・熟成ラム・PXシェリーを合わせた「抹茶」をチョイス。
作る工程を見ているだけでも楽しいんですよ〜!味わいは甘すぎず、ほんのり大人な仕上がり。ひと口ごとにふわっと広がる抹茶の香りが心地よく、お抹茶をいただいている感覚で、ついゆっくり味わいたくなる一杯でした。
カクテル「透明Bloody Mary」 / 450元
アンナさんが即興でメニューにはないカクテルを作ってくれました。ひと口飲んだ瞬間、飛行機の中で飲むレモン入りのトマトジュースを思い出したナビ。
トマト・セロリ・レモン・タバスコなどを使ったカクテルは、見た目はクリアなのに、しっかり「あの味」がするというギャップが面白い一杯。
今回いろいろいただいた中でも、ナビ的No.1のカクテルでした。トマトジュース好きさんなら、きっとハマるはず。タイミングが合えば試してみてください。
シェイクする姿がかっこいい、アンナさん
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トマトの味がするのに、どうして透明なの~?
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仕上げに、ブラックペッパーを振りかけて完成!
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サービスしてくれたひまわりの種との相性もばっちり
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南国・台湾ならではのフルーツを使ったカクテルはいかが?
台湾を感じられるカクテルメニューは、黒板をチェック♪
黒板メニューを見てみると、フルーツを使ったカクテルがずらり。何でも、台湾産の旬の果物を中心に使用していますが、輸入果物も使っている双。その中の人気を聞いてみると、「ドリアンが人気だよ」とのこと。
え、ドリアン!?あの強烈な香りのあいつがカクテルに……? フルーツとしてはなかなか手が出せないナビですが、「これは逆に気になる……!」と思い切ってチャレンジしてみました。
すると……びっくり!ドリアンはミルクリキュールとミキシングされているので、あの独特の臭みはほとんど感じず、とっても飲みやすい仕上がりに。むしろ普通においしいカクテルで、その完成度の高さに感心してしまいました。
きめ細かでクリーミーな口当たりで、上に振りかけられたナツメグがほんのりアクセントに。消臭効果もあって全体のバランスが絶妙。これは日本ではなかなか出会えない一杯かもしれません。気になる方はぜひトライしてみてくださいね♪
※ドリアンが旬の夏は500元になることもあるそうです。フルーツカクテルは時価により価格が多少変動するので、オーダー前にご確認を。
カクテル「Avocado」 / 550元
お隣に座っていた常連さんという日本人駐在の方がオーダーしていた「アボカド」をパシャリ。
カクテルを作る様子を眺めていると、バーテンダーの薇薇さんの手には、スーパーでよく見かける「馬玉山」の擂茶の袋が!お湯で溶いて飲む、台湾ではおなじみのあの粉末が、まさかカクテルに使われるとは……ちょっとびっくりですが、台湾らしさもあっておもしろいアイデアだなぁと思いました。
アボカド・擂茶・ミルクフォームを合わせた一杯は、ほんのりコクがあって満足感も◎ 「ちょっと小腹がすいたな〜」というときにもぴったりかもしれません♪
ほっこりおいしい、和風なフードメニュー
バーでありながら、フードの満足度も高め。品数は多くありませんが、日本人だけでなく日本好きのローカルも喜びそうなラインナップです。
オーダーが入ると、接客の合間にアンナさんが厨房で作ってくれるので、カクテルをいただきながらのんびり待ちましょう。
鮮蝦貓貓飯(エビ入り鰹まんま) / 450元
「猫まんまです~」とアンナさんが運んできてくれた一皿。えっ、猫まんま!?と一瞬びっくりしましたが(笑)、ご安心を。目の前に現れたのは、しっかりおいしそうなチャーハンでした!
「猫猫飯」は日本の「猫まんま」のコンセプトと中華料理のチャーハンの調理法を組み合わせたもの。たまごと和風醤油の香り、乾煎りしたエビの香ばしさを引き出し、焦げる直前の一番香ばしい瞬間で仕上げます。
チャーハンと鰹節の組み合わせも新鮮ですが、大きめに削られた鰹節の香りがふわっと広がって、これがまたおいしいんです!
しかもこれをオーダーすると、鰹節の香りに誘われて花子ちゃんがふらっと近くにやってくる確率がアップするのだとか(笑)。なんとも可愛すぎる仕掛けに、思わずほっこり。
飲み屋に行くと、なぜか玉子焼きが食べたくなるのって、ナビだけですか?
こちらのお店では、海鮮とパルメザンチーズがたっぷり入った、ちょっと贅沢な玉子焼きが楽しめます。アンナさんが丁寧に焼き上げる玉子焼きは、見た目もきれいで、ふわっトロっとした食感がたまりません。ぜひ一度試してほしい一品です♪
慢慢等章魚燒(たこ焼き) / 450元
「わぁ、たこ焼きがある~!」と思わずテンションが上がったナビ。台湾で生活していると、意外と食べる機会が少ない日本の味のひとつなんですよね。
たこ焼きは日本人客だけでなく、ローカルにも人気のメニューだそうで、提供まで少し時間がかかることも。「慢慢等(気長に待っててね~)」というネーミングが、かわいすぎてナビ的にかなりツボでした(笑)。
お皿いっぱいに並んだたこ焼きは、ミニサイズで食べやすく、ふわふわ食感。ちょこっとつまむのにちょうどいい一品です。
※スタッフさんは接客にカクテル作りに大忙し。週末の混雑時はたこ焼きを提供できないこともあるそうです。確実に食べたい方は、平日のオーダーがおすすめです。
※食べ物・飲み物の持ち込みには別途200元がかかります。
月に一度のスペシャルデー!ヒーリング楽器の生演奏
ロシア出身のアーティスト・Vadimさん
このお店のもうひとつの魅力が、音楽イベントです。毎月第3土曜日には、ロシア人アーティスト・Vadimさんによるライブ演奏が行われています。
使われる楽器は、アフリカ発祥の弦楽器「コラ(Kora)」や、スイス発祥の「スチールタングドラム(空靈鼓)」。どちらもやさしく響く音色が特徴で、店内にふんわりと広がるヒーリングミュージックに、思わずうっとり。
「なぜバーでヒーリングミュージック?」と気になったナビ。聞いてみると、アンナさんがヨガの帰りに偶然、路上でVadimさんの演奏に出会い、その音色に一瞬で惹き込まれたのがきっかけなんだそう。その場で声をかけて交渉し、今のスタイルが生まれたのだとか。なんともアンナさんらしい、行動力あふれるエピソードです。
ナビが訪れた日は、スチールタングドラムの演奏でした。やさしくドラムを叩くVadimさんの手元を眺めながら店内に広がる穏やかな音に耳を傾けていると……ほろ酔いもあって、思わずうとうとしそうに(笑)。まるでお店全体が癒しの空間になったかのような、不思議で心地よい時間でした。
普段なかなか触れる機会のない楽器だからこそ、生演奏で体験できるのはとても貴重。タイミングが合えば、ぜひ一度体験してみてください♪
演奏は20〜22時頃。入場料200元(演奏者へ直接お支払い)が必要です。開催情報はお店のInstagramとFacebookで随時告知されます。
店内を見渡していると、壁際に立てかけられた中国の楽器「中阮」を発見。聞いてみると、アンナさんが趣味で習い始めて2年になるそうです。
せっかくなので「ちょっと聴いてみたいです!」とお願いしてみたところ……なんとその場で、Vadimさんとの即興セッションがスタート。サービス精神旺盛なアンナさん、さすがです!
即興にもかかわらず、息ぴったりな2人
スイスの楽器と中国の楽器が重なり合う、不思議でやさしい音色が響きます。ジャンルも国境も超えて、音楽ってやっぱりすごいなぁ……としみじみ感じる時間でした。
披露してくれた「邊寨營火」は、辺境で焚き火を囲む情景を描いた曲だそう。「この曲、練習して2年なんだけど、7章あるうちまだ5章までしか弾けないの〜」と笑うアンナさん。そんな飾らない一面も素敵です。
顔がすっぽり隠れるほど大きなシンキングボウル
さらに、ナビは店内でまたまた気になるものを発見。それが大きなシンキングボウル!実はナビも習ったことがあって自宅に小さいのを持っているのですが、まさかバーにあるとは(笑)。
「なんでここに?」と聞いてみると、「厨房で料理していると、お客さんが帰るのに気づかなくて(笑)。ベル代わりに使おうと思ったの」とのこと。でも実際は音がやさしすぎて厨房では全然気づかず、結局意味がなかったそうです(笑)。アンナさん、ちょっと天然で本当におもしろい!
こういうマイペースでチャーミングな一面も、このお店が愛される理由なんだなぁとナビはしみじみ感じたのでした。
大きなシンキングボウルにナビも挑戦しましたが、音が全然ならない(涙)。さすが楽器を操るVadimさんは、なんでもできちゃう!コツを教えてもらいました
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シンキングボウルはその音色だけでなく、振動にもヒーリング効果があるのだそう
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おいしいお酒にお料理、かわいい花子ちゃん、そして心地よいヒーリングミュージック……。気づけばかなり濃厚な時間を過ごしていて、ふと時計を見るともう22時過ぎ(笑)。
ちなみに毎週木曜日は「和服の日」で、スタッフさんたちが和装でお出迎えしてくれますよ。
日本がちょっと恋しくなったときや、ゆっくり癒されたい夜には、ぜひ「7th Japanese bar」の扉を開けてみてくださいね♪
以上、台北ナビでした。