キュートでヘルシーな火鍋屋さん。オーナーはグランピングクイーン!
下記は大安店の紹介ですが、2018年末をもって営業を終了しました。新光三越A4館内にある信義店は営業しています。
こんにちは、台北ナビです。
今日ご紹介するのは、とってもお洒落でヘルシーな火鍋屋さん。ひとり旅でも、女子会、カップルでも、最近ますます多くなってきた男子旅でも使えます。場所は台北の人気エリア、通称「東区」。MRT「忠孝復興」駅から徒歩5分とアクセスもとても便利なところ。では、どんな火鍋屋さんなのか覗いてみましょう!
店名に偽りなし!小規模農家から野菜を取り寄せています
店名にもある「小農」は、小規模農家のこと。こちらでいただける野菜はすべて、MIT(MADE IN TAIWAN)で台湾全土の小農から、厳選された新鮮な野菜を取り寄せています。品種によってはもともと台湾のものでないものもありますが、産地としては台湾になります。契約している農家は20ほどですが、新しい小農を見つけ、オーナーが納得のいく品質であればどんどん開拓していくとのこと。
例えば、お昼と夜で提供される野菜(量は同じです)が違ったり、友達同士で訪れてそれぞれに出てくる野菜が違ったり。そういった場合はお友達と好きなものを交換したり、それぞれに食べ比べたりしても楽しいかも。色合いも考えられてミルクパンに盛り付けられているので、写真映えもします!
ベジタリアンの方用の野菜盛り合わせ
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絵になるミルクパンに盛られた野菜
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オーナーは台湾のGlamping(グランピング)クイーン
Glampingとは、アメリカから始まったキャンプの形式で、直訳すると「豪華なキャンプ」。Glamourous(グラマラス) とCamping(キャンピング)を合わせた造語で、清潔に管理されたキャンプ場でラグジュアリーに、とってもリッチなキャンプを楽しむこと。こちら「小農鍋物」の女性オーナーSherryさんは4年ほど前からグランピングの魅力に取りつかれ、台湾全土を回りながら楽しんでいます。お洒落な火鍋店のオーナーとしてだけでなく、グランピングクイーンとしても有名な方なんですよ。
Sherryさんが小農鍋物を通じて多くの人に伝えたいのが、小農が手がける野菜のおいしさ。ある時、いつものようにグランピングを楽しんでいるときに、付近の小農が作った野菜と出会い購入。すると、甘くて野菜本来の美味しさが引き立っていることが分かったんだとか。その一方で、小農の人たちは販売ルートがなかなか開拓できていない悩みを抱えていることも発見。そこから彼女は小農の作った野菜を使った「小農鍋物」の創業を始めました。小農を助け、台湾産野菜のおいしさを多くの人に伝えるだなんて、とっても素敵な試みですよね。
オープンして2年経つのに、新しいお店のような清潔さ!
お店の衛生面に関して日本人は特に気になりますよね。店内もそうですが、特にトイレ。台北にあるレストランやカフェなどのお店、どんどんレベルは上がってきてはいるものの、トイレの清潔さが足りないところが減点ポイントになったりもします。こちら、店内はもちろんのこと、トイレも清潔に保たれていましたし、店先には可愛いディスプレイがあり、旅の思い出にカラフルな写真が撮りやすい工夫やお洒落な食器、たくさん野菜が仕入れられた際には販売もしているのだとか。
「掃除が行き届いているお店は店員さんの教育などもしっかりできている証拠」というのはナビの持論!こちらも教育がしっかりと行き届いているようです!
店内に温かさが溢れます
白と木のぬくもりを基調とした店内、カウンターやテーブル席など、ひとつひとつの席が通常の鍋屋さんよりも少し大きめの幅になっています。隣の人とギチギチで縮こまって食べるよりは、ゆったり食事したいですよね。それを考慮してとのこと。テーブルの上のディスプレイは季節毎にオーナー自らコーディネートを変えています。とてもセンスが良く、心地よい空間になっていますよ!
お鍋のスープは全4種
すっきりあっさりのカツオ昆布ダシスープ、ベジタリアンの方用に昆布のみでダシを取ったもの、看板メニューの豚骨野菜スープ(+30元)は10種類以上の野菜や果物を使い6~8時間煮込んだもの、そして季節の野菜のスープ(+65元)の4種。すべてのスープは、スープ自体が主張し過ぎないため、野菜本来の素材の味が楽しめます。
おすすめコース
コースは、メニューの中の①~⑤を組み合わせたセットです。
① メイン食材(お肉やお魚の種類を選びます。ベジタリアンの方用の野菜モリモリセットもありますよ~!)
② スープ(上記4種類から選択してください)
③ 主食(ご飯、手作りレース麺、台湾はるさめの中からセレクト!)
④ 毎日産地から直送されてくる新鮮な季節の野菜
⑤ 季節のデザートと台湾茶
もちろん単品でほかに付け足してもOK。 付けダレは2種、季節によって変わります。今回は日本人の好みにぴったりなトリュフ醤油と、ピリ辛のタイ式でした。ベジタリアンの方には、別でゴマだれを用意してくれています。
*自由寶貝豬 390元
豚肉は台湾の彰化産を使用。油っこくなくさっぱりとしているのが嬉しいです。トリュフ醤油につけて野菜と一緒に食べるととってもヘルシーで◎。夏が長い台湾にはぴったりなメニューだと思います。レース麺は紫地瓜の色で、本来このような麺に使われる鹼水を天然のアロエで代用しています。きしめんのようなちょっと硬い麺なのでお鍋の中でし~っかり茹でてから食べてみてください。とても食べ応えのある食感です。
*招牌海陸雙拼 699元
お肉も海鮮も楽しめてしまう一石二鳥の鍋。お肉は牛、豚、羊のうち2種類を選べます。今回は牛肉と羊肉をチョイス。牛肉のおいしさはもちろんですが、羊肉は独特の香ばしさが強くて、カメラ担当のナビはおいしいおいしいと食べていました。こちらのレース麺は綠藻の色です。イカやアワビ、ハマグリなど海鮮も野菜同様新鮮で美味しい!濃厚な味でタイ式のタレがよく合いましたよ。盛りだくさんで満腹必至!
単品でご飯やレース麺、はるさめをオーダーすると各30元
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植木鉢のような陶器に入って可愛らしい風貌のイカとイカスミのつみれ。かなりクセのある感じでしたが、一切化学調味料など使わずイカをすりつぶしたもののみでできています
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新メニューの豬油拌飯。コクがあり、お箸がどんどん進む美味しさでした。お鍋のコースの主食では+20元で豬油拌飯に変更できます
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今回の季節のデザート紅豆湯は、甘すぎない上品な味
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オーナーSherryさん(左から3番目)とスタッフの方たち
Sherryさん曰くアットホームな空間でお母さんの作った鍋を安心安全の元食べるというコンセプトで創りあげられているという「小農鍋物」。ナビも今後行きつけにしたいと思えるほど大満足な火鍋屋さんでした!
以上、台北ナビがお届けしました。
画像提供:小農鍋物 不定期ですが、お饅頭などのワークショップも開催するそうです
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画像提供:小農鍋物 台中の審計新村にあるcaféスタンド。キャンピングカーのロールスロイスと言われるAIRSTREAMがお店になっています。その時代、アメリカでは禁酒法があり、アルコールをミルクで代用したことから、こちらではビールマシーンからミルクが出てきます!窒素ガスが消化を助ける効果もあるのです
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