個室のある居酒屋で炭火焼を味わう幸せ♪
こんにちは、台北ナビです。
今日は九州の宮崎からやって来た炭焼居酒屋をご紹介します。平日は駐在の常連さんが多いそうですが、週末は家族で来る在台日本人ファミリー、台湾人ファミリーでもにぎわいます。なかなか台北で本格的な日本の料理を味わえるところがないと思っていたナビでしたが、こちらはまさに“日本の味”ですよ。
中山地区の夜のにぎやかな街にあります
六條通に「天晴 あっぱれ」はあります
台北の林森北路と言えばご存知の方も多いかと思いますが、夜のにぎやかな繁華街。ナビプラザのある南京東路の次の通りが十條通りで始まり、九條、八條、七條と続く次の六條通に「天晴 あっぱれ」はあります。
お店の入れ替わりの激しい街にありながら、台北進出して1年以上続いているのは、たくさんの顧客さんの支持を得ている証拠ですね。
宮崎の居酒屋さんが台北に初進出
日本建築様式の一つである欄間(らんま)
九州の宮崎では現在7店舗を展開していて、各店舗の店名はそれぞれ違いますが、個室のあるプライベート空間を基調とした造りにこだわっています。海外は台北が初店舗となります。ここにお店を出すきっかけになったのは、社長がシンガポールへ旅行に行く際に、偶然トランジットで寄った台北の街を気に入り、台湾の食文化が自身の地元、宮崎に似ていると思ったことからだそうです。特に宮崎のお醤油は他の土地に比べて甘みがあるので、料理も甘い味の多い台湾と近いそう。
店内はしっとりと落ち着いた雰囲気で手前にカウンター、奥に個室・半個室のプライベート空間があります。お手洗いは男女で分かれているので使いやすく、清潔。個室は壁を外すことができ、最大で26名収容可能なので会食や飲み会にも使えます。個室に飾られた絵や通路上の趣のある欄間、入口にあるアンティークなお蔵の扉は、あえて宮崎から運んで来たもの。より一層、日本らしく素敵な“和”をかもし出しています。
マストオーダーはこちら!
では、料理長おすすめの美味しい料理を紹介していきます。食材は台湾のものを使用していますが、製法や調味料などは日本のやり方、日本のもの、独自配合したものを使っているので、本格的な味です。
* かつおの藁焼き 塩たたき 250元
店頭で藁の豪快な炎に包まれ焼かれる鰹。その調理される様子を目の当たりにすると余計に美味しさが増します。
800度近い高火力で瞬時に表面だけを焼き上げ、鰹の旨味や風味を引き出します。と同時に、魚の生臭みを消し、殺菌効果もあります。牛肉ステーキのような迫力ある鰹をお醤油ではなく、あえてお塩でいただくのがいいですね。
添えられたフライドガーリックとオニオンスライスと共にパクリ。口の中に旨味が広がり、自然と笑みがこぼれました♪
* 地鶏 炭火焼 280元
独自配合の塩をまぶしてから炭焼きされた地鶏。添えられた真っ赤な薬味は、熊本県との県境に近い柚子の産地、西米良村の柚子の皮と赤唐辛子を塩で漬け込んだ赤柚子胡椒。ピリリとキレのいい辛さが、炭焼き地鶏の美味しさをさらに引き立たせます。
炭の香りがとても良いので、食べながら何回も香りを嗅いでしまいました~。こちらもマスト注文の一品です。
赤柚子胡椒と一緒にどうぞ
* ちきん南蛮 250元(5個)
ひとつひとつのボリュームがかなりあるので、少人数で訪れた際には他のお料理と共に150元(3個)でも充分かもしれません。タルタルソースも甘めで、ちきん南蛮自体も甘酸っぱく、とてもジューシーです。
* 大海老レタス巻き 230元(八巻)
ほかの料理がしっかりめな味だけに、大海老の入ったレタス巻きはあっさり、さっぱりと食べられます。宮崎発祥だそうですよ。
* 炙り牛もつ鍋 420元(1.5人前)炭火で炙ってから煮込まれた牛もつは、ホルモンが苦手なナビでも美味しく食べられました。炙ることで臭みもなくなるそうです。
もつ鍋にはいろいろなお出汁がありますが、こちらは高級すきやきの感じです。牛蒡、キャベツ、もやし、ニラに糸唐辛子が飾られ、見た目にも食欲をそそります。
別料金でさらに牛もつ、野菜の追加、ご飯や麺の追加もOK。800元(3人前)もありますので、大人数の際はそちらをチョイスですね。
大麦を使用した宮崎のビール
台湾では取り扱いの少ない希少な宮崎の地ビール。森をぬうように清流が流れる大自然の中にある「ひでじビール工場」で作られました。自家製酵母にこだわって独自の味を追求したビールで、5種類が揃っているので、みんなで飲み比べるのもいいかもしれませんね。
“宮崎の実り”シリーズは、宮崎県特産の「日向夏」(少し厚みのあるふんわりした白いわたまで食べられるというミカン)、「きんかん」、「柚子」の香り高い果汁を原料にした発泡酒
左・「ジンジャーハニーエール」は、ショウガのぴりっとした辛味と天然のまろやかなハチミツを利用した発泡酒。
右・「穂倉金生」は、インターナショナルビアコンペティション2012 ジャーマン ピルスナー部門で金賞受賞。二条大麦を原料に用いた麦の旨味のするキレが特徴のプレミアムビールです。
美味しい料理と美酒を探している方はぜひ
半年に1回メニューの見直しをし、変更もしていますが、以前あったメニューを気に入ってリクエストしてくるお客さんも少なくはないのだとか。その日に食材があれば対応してくれるそうですよ。予算に合わせてコースアレンジも可能なので、気軽に問い合わせてみてください。来店する際は基本予約をしてからがスムーズです。
以上、どれも美味しいお料理でしたが、特にお塩で味わう“かつおの藁焼き”にノックアウトされたナビがお届けしました。
夜の帳が下りるころの店先です