ナチュラル地場素材と手作りにこだわる、ムードたっぷりのビストロ
こんにちは、台北ナビです。
「おすすめのレストランを教えて!」なんて友達にリクエストされたら、最近ナビはココの名前をあげることにしています。台北には星の数ほど美食があり、高級グルメにB級屋台グルメ、行列の店、小吃店・・・いろいろあって迷っちゃうけど、それらを全部ひっくるめて「損しない!」ってのがココ「孔雀 PEACOCK BISTRO」。本当は教えたくないけど・・・。いえいえ、台湾人の分享(シェア)精神にならって、レポートいたします!
運気:ご縁
「聯藝埕」内にある「孔雀 PEACOCK BISTRO」。「聯藝埕」のオープンと同時にここに移ってきましたが、以前は師範大学の近くで営業していました。創業は2003年。お店の移り変わりが激しい台湾にあって、10年以上の営業は「老舗」の部類に入るかも。
そんな「孔雀 PEACOCK BISTRO」、一時は営業停止を考えていたといいます。それは、師大路付近に住む住民とそこで営業する店舗との衝突があったとき。このエリアには夜市もあるため、深夜までの騒音・照明・ゴミなどが問題となり、住民VSショップの対立は連日ニュースになるほど。直接的な問題があったわけではないそうですが、この騒動に疲れてしまいクローズを考えたといいます。
スタッフたちは海外留学や他店への移籍等それぞれの道も決まり、家具を売り出しに。ところが、そんなところに「聯藝埕」側から出店の話が飛び込んできたのです。考え抜いた末、スタッフたちは計画をキャンセル。急遽予定を変更して再スタートとなったのです。まさに、タイミングと縁があっての開店ストーリー。引き続き「孔雀 PEACOCK BISTRO」のお料理がいただけることに、ナビも感謝です!
レトロムードあふれる店内
迪化街に多く見られる商店と住居が一体化した町家(台湾では街屋)。「聯藝埕」が入る建物は店舗>住宅>倉庫のように3つのスペースに分けられた部屋(進)が連なることから三進式街屋と呼ばれています。進と進は天井(ティェンジン)と呼ばれる中庭で結ばれた造り。昔ながらの骨格そのままにリノベーションされた店内は雰囲気たっぷり!特に「孔雀 PEACOCK BISTRO」は中央の二進(メインストリートからそれぞれ一進・二進・三進と呼ばれています)に当たり、ここは通りからは見えない奥まった場所。だからとっても静か。庭と庭にはさまれた絶好のロケーションでもあります。その造りを活かして庭ではハーブを栽培しているのだとか。生長したハーブは実際にお料理使われるそうですよ。
「鹽花生」の店内をちょっと失礼して・・・
しかし二進にあるため、たどり着くためには迪化街に面した系列店のカフェ「鹽花生」やほかのショップを通り抜ける必要があります。この造りに慣れない日本人からするとちょっとためらってしまいますが、大丈夫。ショップを通るしか道はありません!また、裏通りに面した三進にある本屋&ホステル「読人館」を通り抜けてもOKです
天然素材・有機素材にこだわり
自家製のお酒。ロックやソーダ割りなどで・・・
できるだけ台湾の食材を使うことを心がけたメニューですが、ジャンルは洋風。「欧亜料理」と謳われているように、洋風テイストだけどアジア(台湾)の食材いっぱいのディッシュが並びます。有機野菜・無農薬野菜は提携農家から直接買い付けていて、牛肉・豚肉・鶏肉は台湾産。そして手作りにもこだわり全てが自家製。果物やハーブを漬け込んだ自家製酒は要チェックです!