3~11月 2019年台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の“いま”」開催決定

台湾映画に詳しくなれる恒例イベント 上映作品には日本初上映の新作が4作、未公開作品が3作含まれています

3~11月 2019年台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の“いま”」開催決定
台湾映画に詳しくなれる恒例イベント 上映作品には日本初上映の新作が4作、未公開作品が3作含まれています

台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映イベントが今年も開催されます。今回で4年目となるイベントで3月から11月までに8回実施します。これまでは2000年以降の台湾映画の新しい流れを、テーマごとに作品と共にお伝えしてきましたが、今年はこの流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、各作品からオリジナリティと未来へ向けての模索に注視し、探っていきます。

5 月には『念念』の脚本家であり台湾で活躍する俳優の蔭山征彦氏、8 月には『さいはてにて〜やさしい香りと待ちながら』『風に吹かれて―キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像』 ほかで高い評価を受ける姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督を招いてのゲストトークも予定しています。

◆ 申し込み受付は 3 月 18 日(月)正午から先着順で受付。
◆ 台湾文化センターのホームページより。
 
蔭山征彦氏

蔭山征彦氏

姜秀瓊監督

姜秀瓊監督

写真提供:アジアンパラダイス

各回の上映作品およびトークショーのテーマ

◆ 3 月 30 日(土)14 時〜
『High Flash〜引火点(原題:引爆點)』 (2018 年)※日本初上映プロデュース:張艾嘉(シルヴィア・チャン)
監督:莊景燊(ジャン・ジンシェン)
出演:呉慷仁(ウー・カンレン)姚以緹(ヤオ・イーティー)陳以文(チェン・イーウェン) 尹馨(イン・シン)周群達(ダンカン・チョウ)
環境汚染と腐敗政治に翻弄される庶民と、その闇に果敢に挑む法医学者と検事を描いた社会派 ミステリー。今、台湾のナンバーワン人気俳優呉慷仁(ウー・カンレン)が法学医に扮し、事件の謎の解明に挑む。
トーク:作品解説と大阪アジアン映画祭レポート

◆ 4 月 20 日(土)14 時〜
『言えない秘密(原題:不能說的秘密)』 (2007 年) 監督/脚本/音楽:周杰倫(ジェイ・チョウ)
出演:周杰倫(ジェイ・チョウ)桂綸鎂(グイ・ルンメイ) 黄秋生(アンソニー・ウォン)
天才アーティスト周杰倫が初監督した青春映画。プロデューサーに江志強、撮影は李屏賓とい う強力なサポートで、第 44 屆金馬獎の視覺效果賞とオリジナル主題歌賞、年度台灣傑出電影を受賞した。
トーク:作品解説、主題歌について

◆ 5 月 25 日(土)14 時〜
『念念』 (2015 年)※未公開監督:張艾嘉(シルヴィァ・チャン)
脚本:蔭山征彦、張艾嘉(シルヴィァ・チャン)
出演:梁洛施(イザベラ・リョン)張孝全(チャン・シャオチュアン) 柯宇綸(クー・ユールン)李心潔(リー・シンジエ)
台湾で活躍する俳優蔭山征彦の脚本が張艾嘉の目にとまり製作された、3  人の若者たちの心の葛藤を繊細かつ大胆に描いたヒューマンストーリー。香港の映画評論家の団体「香港電影評論 學會」が選出する 2015 年度香港電影評論學會大獎で最優秀脚本奨を獲得した。
トーク:脚本家で俳優の蔭山征彦による作品解説ほか

◆ 6 月 22 日(土)14 時〜
『セデック・バレ(原題:賽德克、巴萊)』 (2011 年)前編
※上映のみ
6 月 23 日(日)14 時〜『セデック・バレ(原題:賽德克、巴萊)』(2011 年)後編監督:魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)
出演:林慶台(リン・チンタイ)大慶(ダーチン)安藤政信 馬志翔(マー・ジーシアン) 徐若瑄(ビビアン・スー)
1930 年 10 月 27 日に台湾の「霧社」(現在の南投県仁愛郷)で起きた日本統治時代後期最大の抗日蜂起事件を描いた作品。金馬獎で作品賞、観客賞、徐詣帆の助演男優賞、音響効果賞、   オリジナル音楽賞と、5 部門で受賞した。
トーク:作品解説、霧社街セットと歴史ゆかりの地 ※6 月 23 日のみ

◆ 7 月 27 日(土)14 時〜
『2003 年ぼくの旅(原題:花甲大人轉男孩)』 (2018 年)
※日本初上映監督:瞿友寧(チュウ・ヨウニン)
出演:盧廣仲(クラウド・ルー)嚴正嵐(ベラ・イエン)蔡振南(ツァイ・シンナン)  人気アーチストの盧廣仲を主役にし 2017 年に大ヒットしたドラマ『お花畑から来た少年
(原題:花甲男孩轉大人)』を、同じスタッフ・キャストで映画化して 2018 年の旧正月に公開
した人情コメディ。興行収入も 1 億元を超えた。トーク:作品解説、台北電影節レポート

◆ 8 月 24 日(土)14 時〜
金馬電影學院の若手クリエイターたちによる短編映画
『冷蔵庫(原題:冰箱)』 (2018 年)※日本初上映指導:黃信堯(ホアン・シンヤオ)
出演:連俞涵(リエン・ユーハン)安乙蕎(アン・イーチャオ)
3 人の女性が住む古いアパートの一室で、台風の直後の夜に不思議な音が聞こえてくる…。
『インターフォン(原題:對講機)』 (2018 年)※日本初上映指導:姜秀瓊(チアン・ショウチョン)
出演:温貞菱(ウェン・チェンリン)夏騰宏(シア・タンホン)
トーク:指導の姜秀瓊(チアン・ショウチョン)監督をゲストに迎えて作品解説と製作過程、 台湾の若手映像クリエイターの育成と成果

◆ 9 月 21 日(土)14 時〜
『大仏+(原題:大佛普拉斯)』 (2017 年)※未公開監督:黃信堯(ホアン・シンヤオ)
出演:陳竹昇(チェン・ジューシェン)莊益增(ジュアン・イーゼン)
戴立忍(ダイ・リーレン)林美秀(リン・メイショウ)納豆(ナードゥ)
台湾の生命力を独特のブラックユーモアで描いた意欲作。台北電影奨や金馬奨で数々の受賞を  果たした。
トーク:作品解説、台湾映画があなたに届くまで

◆ 11 月 30 日(土)14 時〜
 『血觀音』 (2017 年)※未公開 関東初上映監督:楊雅喆(ヤン・ヤーチエ)
出演:惠英紅(カラ・ワイ)吳可熙(ウー・カーシー)文淇(ウエン・チー) 柯佳堞(アリス・クー)温貞菱(ウェン・チェンリン)
女性 3 人の一家を中心に、政治とビジネスを取り巻く複雑な人間関係と愛憎を描き、金馬奨で
作品賞など 4 冠に輝いただけでなく、興行成績でも 2017 年の第2位という好成績を残した。トーク:作品解説、金馬奨レポート

イベント詳細


開催日程:2019年3月〜11月(8回)※下記参照
会場:台湾文化センター、イベントフロア(100 席) 台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
(東京都港区虎ノ門 1-1-12 虎ノ門ビル 2 階)
定員:100名(申込制 抽選または先着順) ※無料
スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター、アジアンパラダイス主宰) 主催:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/アジアンパラダイス
イベント形式:映画の上映とトーク

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-03-08

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