クラウド・ルー　2018　Spring World Tour～TokyoマイナビBLITZレポート

アジアで大人気のアーティスト、クラウド・ルーが11月16日、東京・赤坂マイナビBLITZにてスプリングワールドツアーの日本公演ライブを行いました。

1曲目からいきなりかっこいいアレンジで始まった「早安晨之美」。ポップで軽やかなあの曲がこんなにカッコいいロック曲に昇華してる！

この日のクラウドの衣装は、履きこんだクラッシュデニムにスカートを重ねたレイヤードスタイル。このスカート好き？ とクラウドが中国語で尋ねると客席から「喜歡～！（好き～！）」という熱いコールが。

「聽見了嗎」からはじまるゆったりとしたナンバー。アコースティックギターとクラウドの声だけが会場に響くさまが本当に美しくて。

会場のみんながその声に聞き入る様子です。
クラウドのつややかな歌声は、胸に灯をともすようなぬくもりがあって、ずっとずっと聞いていたくなります。

MCでは一生懸命メモを見ながら日本語で話してくれます。「お久しぶり。東京涼しい。みんな東京の人？私は台南からです。ぼくの春ツアー（Spring Tour）にきてくれて、ありがとうございます」

「魚仔」は、途中に閩南語が入ったナンバー。この閩南語の歌詞の響き、すごく愛があふれていて素敵です。

「あなたの心が春風のように　いつもおだやかにいられるように」と、さりげなく(日本語で)言ってくれるんですが、そのセリフが会話というより、まるで美しい写真の横に添えられたキャッチコピーのよう。これもまた、クラウドのMCの特徴のひとつのように思えます。

「しあわせな日があればしあわせじゃない日もある。それにきづくには2日くらいかかる。3日めには……」と、そのあたりからだんだん日本語に自信がなくなってしまったのかすこし早口になってしまい、皆がえ？ という顔をしたのがわかったのか、中国語でもう一度言ってくれました。

3日目にはわかるように知恵がつくと良いよね、ということを言っていたようですよ。

興がのってくるとじっとしてられず足首をくるくると回したり……

そうかと思えば音を抱きしめるかのようにギターを深く抱えて切ない旋律を奏でたりと、一瞬たりとも目が離せないクラウドのライブ。

最後はみんなで記念撮影！
囁くような「ありがと」がじんわりと胸に残る夜。最高でした。

ビルボードライヴも参戦してきたので、それはまたの機会に……。乞うご期待！