手軽で便利!種類豊富でそこそこのイケる味!旅行者はあまり食べないであろう隠れたグルメをご紹介します
こんにちは、台北ナビです。
突然ですが台湾はコンビニの密度が世界一だということをご存知ですか?九州よりも小さい台湾ですが、コンビニの店舗数は1万店以上。標高の高い山の上や離島にも出店し、もちろん基本は24時間オープンで色々なものが揃うもはや現代の台湾人の生活には欠かすことのできない社会インフラの一つです。
たくさんあるコンビニの商品の中で、ナビがお世話になるのはお弁当。ナビがはじめて台湾に来た10年前は日本のコンビニ弁当と比べて「うーん……」と閉口してしまうこともあったのですが、どんどん品質が向上。最近では全体的に値段も上がっていますが、カレーライスやパスタを食べるにしてもコンビニ弁当の方が手軽ということもあり、ついつい手が伸びてしまいます。
今回は台北ナビの近くにあるセブンイレブン(7-11/統一超商)とファミリーマート(全家便利商店)でナビがその日の気分で選んだ弁当を記録して、独断と偏見で味を判断してみました。旅行だとわざわざコンビニ弁当を食べる機会はあまりないですし、期間限定でこの記事が掲載される頃には販売が終了してしまった商品もあると思いますが、「こんなのがあるんだ」「こんなのあったんだ」と思っていただければ幸いです。では行ってみましょう!
全家 沙茶羊肉炒麵 69元
台湾では炒め物や鍋のタレなどとして欠かせない「沙茶」ソースで炒めた牛肉焼きそば。日本の中華麺よりもっと香ばしくて弾力がありボリューミーな食感がグッド。沙茶独特のしっかりした味ながら野菜も多めでくどくなく、スルスルといただける、台湾らしい焼きそばです。
★★★☆☆
7-11 韓式起司炸雞炒飯 79元
チーズタッカルビとキムチチャーハンがセットになった韓流弁当。台湾旅行に来てわざわざ韓国料理を食べるという人は少ないと思いますが、日式があふれる台湾で、手軽に韓国風の味付けが食べられるのは在住者にとってみてはバリエーションが増えて嬉しい限り。チーズは濃厚ですが、値段の割に全体的な量が少ないのが残念。
★★★☆☆
全家 麻婆豆腐會飯 65元
日本人が大好きな麻婆豆腐。ただ、「丼」となると実はあまりレストランや屋台にはないメニューなので、コンビニ弁当で食べるのが手軽です。しっかりした辛さで辛い物好きの人にお薦め。ただ、シンプルな味わいで八角や山椒の味がしっかりしてパンチが効いているセブンイレブンの味に慣れている人だと物足りないと感じるかもしれません。
★★☆☆☆
7-11 壹番屋 咖哩烤雞焗飯 89元
人気カレーチェーン、Coco壱番屋とコラボチキンカレードリアです。在台湾の日本人にも評判が良かった限定メニューで、大き目に切られたニンジン、ブロッコリー、ジャガイモなどが甘めのカレーとトロトロチーズに絡んで美味です。ただ、コンビニ弁当としてはかなり高額の89元。ナビの近くには一食50元の格安弁当屋さんがあるので、一度食べたらそれでいいかなと思ってしまう感じでした。
★★☆☆☆
全家 傳統木桶油飯 70元
タロイモ、シイタケ、桜エビと具だくさんのおこわに甘く煮込まれた鶏モモ肉がトッピングされた台湾ならではのお弁当。よく屋台で売られているおこわは鶏モモ肉がなくて45元前後なので、値段的にはまずまずの許容範囲かな。おこわの味は香ばしくて申し分なく、元々オイリーな食べ物なので、油で白米がギトギトしてしまうほかのお弁当より抵抗なく食べられました。
★★★★☆
7-11 港式油雞便當 65元
煮込んだ鶏モモ肉とソーセージが白米に載った「香港スタイル弁当」。キャベツとニンジン、春雨の炒め物と、タケノコの炒め物、ピリ辛の高菜がつけあわせになっています。鶏モモ肉は骨が取り除かれていて食べやすいのが嬉しいですが、味付けは完全に台湾風。多分ソーセージが載っているので「香港スタイル」なのでしょう。おいしいのですが、香港好きのナビとしては物足りない印象です。価格は65元で比較的お財布に優しいです。
★★☆☆☆
全家 香腸炒飯 75元
豚にひき肉とコーンとソーセージ、炒りたまごが入ったチャーハン。ソーセージがゴロゴロ入っていてボリュームはそこそこ。日本のラーメン屋にありそうなチャーハンではなく、しょうゆ味のチャーハンで、台湾在住日本人からすると日本っぽくてなんとなく懐かしい味。というか、日本の家庭でも手軽に作れてしまう味。75元と若干高めなのも気になり、わざわざコンビニで買う必要があるのか考えてしまった一品です。
★★☆☆☆
7-11 經典奮起湖便當 75元
メインのおかずが鶏肉と豚肉の2種類入った豪華な弁当。ただ、ナビの記憶だと7-11の「奮起湖弁当」がかなり前から販売されているので、マイナーチェンジしたものかと。鶏と豚の味付けはそれぞれ異なり、鶏肉は台湾らしい漢方のような香りが特徴。豚肉は醤油で甘く味付けられていて日本人好み。キャベツの野菜炒めはニンニクが効いていて美味でした。ボリュームたっぷりで満足度が高いと思います。
★★★★☆
全家 麻辣臭豆腐泡麵 58元
ピリ辛の臭豆腐が入った電子レンジで調理するインスタントラーメン。安価で、豆腐とアヒルの血を固めた鴨血が入っているので、お湯を注ぐタイプのインスタントラーメンと比較すれば豪華で、匂いも香ばしくてグッド。ただ、味はザ・インスタントという感じで、まずくはないですが、特筆できることもないといった感じ。あと40元もプラスすれば一人鍋のお店でアツアツの臭臭鍋が食べられるので、わざわざこれを買う理由があまり見つからないかなぁというのが正直な感想です。
★☆☆☆☆
7-11 雙倍起司燻雞焗麵 65元
マカロニとスモークチキンのクリームソースがけ。3種類のチーズが入っていて濃厚な味わい。純粋においしく、お値段もリーズナブルなので、コンビニ弁当の中では優等生といってもいいのかもしれないのですが、日本でも食べられる味だしなぁと思うと、わざわざ手が伸びないのが玉に瑕。真夜中にどうしてもパスタが食べたいという時にはいいのかもしれないですが、果たしてそんな時はくるのかどうかは不明です。
★★☆☆☆
全家 金咖哩辛口咖哩豬 70元
辛口ポークカレー。セブンイレブンのカレーが比較的家庭的な味なのに対して、こちらはちょっと洋食屋さん風の味わい。豚肉は口に入れるととろける食感でグッド。台湾は甘いカレーが多いのですが、こちらの辛さもちょうどいい塩梅。コスパもよく、カレー好きのナビお薦めの一品です。
★★★★★
7-11 紅燒牛肉燴飯 70元
牛肉を醤油や豆板醤で煮込んだ台湾風ビーフシチュー丼。もっと簡単に言えば牛肉麺の麺をご飯にした感じです。大き目の大根やニンジンが入っていてグッド。スジ肉の歯ごたえも◎。70元という比較的安価ながらしっかりとした味で、しかも手軽に台湾風の味が楽しめるというのがポイント高し。
★★★★☆
いかがでしたか?台湾にもたくさんのコンビニ弁当があることがご理解いただけたかなと思います。独断と偏見で星をつけてしまいましたが、その真相はぜひ皆さんの舌で確かめてみてください!
最後に、ご存知の方も多いかと思いますが、台湾ではアツアツのコンビニ弁当を持ち帰りしようとすると、有料のビニール袋ではなく、無料のネットをつけて渡してくれます。とっても便利なのですが、使い終わったらきちんと捨てないと、野生の動物の体に巻きついて、命を脅かす危険性が指摘されています。
今回ナビは以前弁当を買った際にもらったネットをずーっと再利用していました。意外と耐久性があるので、みなさんもエコのために再利用をお薦めします。
以上、台北ナビがお伝えしました!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-11-08