2018年の池上秋収穫稲穂芸術節に大感動！

台湾一の米どころとしてしられる台東県池上郷で、毎年秋に行われるダンスイベント「池上秋収稲穂芸術祭」が今年も行われました。

今年は秋の訪れが早かったため、例年の金色に比べて畑の色は少し緑がかっていましたが、それでも大自然の中に舞台がある空間は、見る人に大きな衝撃を与えます。

毎年、地元の池上ばかりでなく東部全体を代表するイベントとして知られていますが、今年は21日に起きた特急プユマ号の脱線事故で東部にゆかりを持つ多数の人が死亡、負傷し、この日は初七日ということもあり、開演前にはプロデューサーの林懐民氏によって黙祷が捧げられました。

今年上演された演目は「松煙」と呼ばれる作品。人間の体の美しさと、繊細な動きに思わず息を呑みます。

男性が加わると力強さが強調されます。強い風になびく衣装が屋内の劇場では見られない不思議な効果を演出しています。

この大自然の中にいると人間がちっぽけに見えますが、舞台上のダンサーさんは、それに負けないくらい大きな動きで、圧倒的な存在感を醸し出していました。

舞台まで続く通路を歩いている姿も、凛としてうっとり。

最後はスタンディングオーベーション。盛大な拍手が送られました。

70分間の公演が一瞬に思えてしまうような素敵なものでした。この詳細は後日たっぷりとお伝えしますのでどうぞお楽しみに！