MRT「石牌」駅前にある「石碑」を見てきた！

MRT淡水信義線「石牌」駅にやってきました。住宅街の中にある駅なので、通過したことがあっても台湾在住の方以外はあまり利用する機会のない駅かもしれません。台北在住14年のナビもこの日初めて下車しました。

駅の北側にあったのは古い石碑。なんでしょうか。

文字が書かれていますが、難しい字で解読できません。。。ただ、近年になって加えられたであろうプレートには「エスニックグループ(族群)の平和的共生を促進した先人の努力と歴史の証人を示すためにこの場所に移設した」と書いてあります。

石碑の反対側に説明板がありました。なるほど、これは日本統治時代よりも前に、台湾原住民のケタガラン族と漢民族が自分たちのテリトリーをめぐって争わないよう、境界を明確に示すために建てられた石碑だったのですね。元々は別の場所にあったようですが、駅からはそう遠くない場所みたいです。

石牌の駅名はこの石碑に由来するのですね。道行く人はほとんど注意を払わない景色の一部になっていますが、台湾の歴史を示す貴重な証拠です。