夕日、カニ、黄金温泉……癒しスポットが詰まった「北観」は台北からの日帰り旅行が可能♪
こんにちは、台北ナビです。
早速ですが、長澤まさみさんがイメージキャラクターを務める「Meet Colors!台湾」をご存知でしょうか?台湾に溢れる色を通し、台湾の魅力に出合おうという取り組みです。
動画はここからチェック!
でも、そもそもどんなところにどんな色があるの?という疑問がある方も多いですよね~。そんな方のために、今回から台北ナビでは台湾の中でも特に景色が美しい「国家風景区」を7回に分けてご紹介します!
至福のゴールドを感じる「北観」ってどこ?
今回ご紹介する「北観」、北海岸及び観音山を省略した呼び方です。正式名称は「北海岸及観音山国家風景区」です。詳しい地域名でいうと、新北市萬里、金山、石門、三芝、五股、八里などの6エリア、そして基隆市の外木山、情人湖や和平島などです。
地図を見ていると、「北観」は海景が堪能できるスポットが多いことに気づくはず!台北から少し足を延ばすだけで美しい海に出会える「北観」は、台北リピーターに特におすすめしますよ~!
「幸福のゴールド」を感じられる「野柳地質公園」
女王頭で有名な「野柳地質公園」。野柳地質公園は北海岸に突出した細長い岬で、1000万年におよぶ地殻運動・海蝕・風蝕の影響を受けて、さまざまな奇岩を形成した世界奇観の1つとされています。キノコに見える岩、アイスクリームに見える岩……いろんな岩がありますが、中でもクイーンの頭に見える岩「女王頭」は大人気!
岩自体がフォトジェニックですし、金色といえば金色なんですが、それ以上に美しいゴールドがあります。それは、ユニークな地質景観が夕日で黄金色に光り輝く様子。閉園ギリギリまで粘って、SNS映えする景色を撮影してくださいね!
目で見て楽しんだら次は舌でも楽しまなくちゃ!というわけで、野柳地質公園を訪れたら近くの「亀吼漁港」にも足を運んでみてください。新鮮な海鮮が台北よりお得に食べられるという場所ですが、もし秋・冬に訪れたなら食べたいのはカニ!ここで食べられるカニは「萬里蟹」で、2012年に名づけられました。萬里蟹とは萬里区地域で収穫されるカニの総称で、花蟹(シマイシガニ)、三点蟹(ジャノメガザミ)、石蟳(イシガニ)の3つが主な種類です。黄金色のカニ味噌を堪能すれば、ゴールドハッピーになれること請け合いです!!
2017年秋、そのニュースは突如流れました!金山温泉で黄金の湯が発見されたというのです。この鉄泉は一般の温泉の5倍以上もの鉄質が含まれ、台湾全土でNO1の鉄質含有量を誇ります。そして、日本兵庫県の有馬温泉「金の湯」と同じ成分だということが判明し、今台湾温泉で最も注目されている温泉のひとつとも言われています。
「金の湯」は元々無色の温泉なのですが、空気に触れることで酸化し、金褐色となります。鉄質、塩分が豊富に含まれることから、湿疹及びじん麻疹や傷・やけどなど、皮膚改善に効果があると言われています!もちろん日頃の疲れも癒してくれますよ~。
黄金の湯を無料で楽しめるのは「
磺港公共浴室」!磺港大橋そばの涼亭下方にありますよ~!
開放時間:
【6/1~10/31】5:00~9:00、17:00~21:00
【11/1~5/31】5:00~9:00、16:00~20:00
※屋外足湯コーナーは24時間開放しています。
黄金の湯ではありませんが、「
金包里公共浴室」「
豊漁公共浴室」「
社寮公共浴室」「
南屏公共浴室」でも、金山温泉を無料で楽しめます。
元はこのように透明ですが、空気に触れると金褐色の温泉へ早変わり~♪
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黄金の湯は無料で楽しめます!
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温泉を楽しむ前に老街も楽しもう!
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金の湯以外の温泉もありますよ~♪
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ゴールド以外の色にも出会える!!
「北観」で至福のゴールド以外の色も見つけてみませんか?ここには静穏なグリーンもあるのです。
北海岸の老梅海岸には海蝕によって形成された「石槽(海蝕溝)」があります。この石槽は毎年春(4、5月)になると、緑色の海藻で覆われる唯一無二の姿を見せてくれます。この時期を狙って結婚写真を撮るカップルが後を絶たず、写真映えすると、SNSでも大人気の場所です。
約2ヶ月の短い期間にしか現れない希少な絶景ですので、この時期に台湾へ来られた方は見逃さないでくださいね~。
老梅緑石槽近くにはもうひとつの「グリーン×ホワイト」が観られます。それは「富貴角百合」です。
「北海岸及観音山国家風景区」が10年もの時間をかけて、復活&繁殖させた台湾原生種のユリで、開花は4、5月頃。一面の緑に白色の富貴角百合が咲き誇る景色は心洗われるかのよう!富貴角百合が生殖するのは台湾の最北端にある灯台「富貴角燈塔」の近くなので、灯台も一緒に観光してくださいね。
台湾好行利用で「北観」を楽しもう!
「北観」は交通機関が充実しているので、路線バス利用で巡ることも可能ですが、ナビのおすすめは「台湾好行」利用!そして、その台湾好行を利用するなら、「北北基おもしろカード」が便利です。台湾好行「皇冠北海岸線+基隆龍宮尋宝線」、MRT、市バスが乗り放題の1日パスで、180元で販売されています。MRTの各駅窓口で販売されているので、購入も簡単です!
ナビなら……台北からMRTに乗車し、MRT「淡水」駅へ。そこから「皇冠北海岸線」に乗車し、「富貴角燈塔/老梅緑石槽」→「金山老街」→「金山温泉区」→「野柳地質公園」→「亀吼漁港」と巡ります。その後、同じルートで淡水駅まで帰ってもいいですし、時間があれば、「龍宮尋宝(西岸)線」に乗り換えて基隆まで足を伸ばすのも良さそうです。
※「北北基おもしろカード」や台湾好行「皇冠北海岸線」利用で様々な特典があります。詳しくは各ホームページをご覧ください。
・北北基おもしろカード公式ホームページ・ 台湾好行公式ホームページ
野柳地質公園でSNSに写真をUPしてプレゼントをゲット!
「北観」の目玉観光スポット「野柳地質公園」ではSNSに写真をアップするだけで、女王頭のコースターか北海岸キャラクターのマグネット(200個限定)をプレゼントしてくれます!
参加方法はとっても簡単!
① 野柳地質公園の奇岩(例えば女王頭など)と一緒に写真を撮影する
② その写真に「#meetcolorstaiwan」のハッシュタグをつけ、SNSサイト(例えばinstagramやfacebook、Twitter)にアップ
③ 野柳地質公園遊客中心サービスカウンターにて、アップしたことを提示するとプレゼントがもらえます。
※「野柳地質公園遊客中心」は野柳地質公園入口付近にあります。(住所:新北市萬里区野柳里港東路167-1号)
台北から少し足をのばすだけで、美しい自然に出会える「北観」。ここには、今回紹介した以外にも、桜の季節には「三芝」、ビーチを楽しむなら石門の「白沙湾」、基隆港の玄関口とも言える「和平島」、3~5月には気軽に猛禽類が見られる「観音山」など、今地元台湾人達に人気のフォトジェニックなスポットもあります。
台北では出会えない色・景色を求めて、「北観」を訪れてみてくださいね。
以上、台北ナビがお届けしました。