なかなか行けないローカルな旅に行ってきました!
こんにちは、台北ナビです。
今回は台北近郊のローカルな旅。観光ではなかなか行かない場所へハーフデイトリップしてきました!
まず「板橋」からスタート! ここでお腹を満たし、「華江濕地」へ。徐々に人気になってきている場所「江翠礫間+蝴蝶公園」を散策したら、最後に「華江碼頭」からクルージングを楽しみましたよ~!
MRTやバスを駆使して、これらを回ることもできますが、正直大変……。でも、新北市政府觀光旅遊局がオススメするバストリップ「新北藍色公路小旅行」なら、ラクしてディープに旅を楽しめちゃうんです。
「新北市藍色公路小旅行」って?
台北の西側にある淡水を走る水上バス「藍色公路」。八里、淡水、淡水漁人碼頭、大稻埕碼頭を結んでいますが、毎年乗客数が100万人を越えるほどの人気を誇っています。そのため、公路を「忠孝碼頭」及び「華江碼頭」まで伸ばし、「華江碼頭–忠孝碼頭–大稻埕碼頭」を定期的に水上バスで結んでいます。
今回ナビが体験したのは以下の5つのツアーをメディアツアー用にMIXしたもの。ナビたちはポイントだけをささっと回りましたが、それぞれのツアーに申し込む方は、各ツアーをじっくり回り、体験できます。そのほかにも、クルージングを楽しめるツアーを「新北藍色公路小旅行」では販売中です。
お昼のツアー(朝~夕方頃まで)
1,生態科藝之旅
2,淡水人文行
夜のツアー(夕方~夜まで)
1,文化DIY之旅(手作製墨)
2,乘河追風之旅
3,文化DIY之旅(觀光工廠)
この中から好きな旅程でチョイスできるというわけなんです!
詳しくは「新北藍色公路小旅行」HPをご覧ください。
では、旅のポイントをご紹介します!
板橋地区で超有名な麵線のお店
麺線の老舗「油車口」
常に地元の人たちが訪れ、店先はテイクアウトのお客さんであふれかえりにぎわっている麺線の老舗「
油庫口麵線」。
店頭で調理されている麺線、そしてその横のコーナーでは香腸(台湾ソーセージ)が次々に焼き上げられ香ばしい匂いで食欲をそそります!
ナビたちが食べたのはダシの効いたとろっとろの “料多口味” 。豚ホルモン、牡蠣などの具がたっぷ~り入り、パクチーがささっとのった麺線です。ボリュームもあるのでお腹がいっぱいになります。その付け合わせとして、口の中がさっぱりする辛めの韓式泡菜(キムチ)や辛いのが苦手な人もOKな辛くない台式泡菜がおすすめ。
香腸はそのまま食べてもよいのですが、生のニンニクを齧りながら交互に食べるのが台湾通!ニンニクのピリリとした刺激と香腸の甘い味わいがマッチしますよ。
店内満席でも小吃は回転が早いので、少し待てば席は確保できます~。
華江湿地にて自転車に乗り、Go to ネイチャー!
次は「華江湿地」に移動してサイクリング+生態観察。
現地ガイドさんが案内してくれます。日本語は残念ながら不可ですが、中国語以外に英語可能なガイドさんはいますよ。好きな自転車を選んだら、係りの方にピッと登録をしてもらい、Go!自転車はカゴ付きなので、荷物も邪魔にならず楽々です。
まず、辿りついたのは高速道路の折り重なった下に位置する回廊。ちょうどここが淡水河の起点となっていて、新店溪と大漢溪が合流します。実は台北やその周辺の方でも、なかなかここに淡水河の起点があることを知らないそうです。淡水に住むナビにとっては、いつも淡水河が身近にあるので、この場所に来られたことは貴重な経験でした。
また自転車に乗って、まるで子供の頃に返ったようにぐんぐんと湿地の中を突き進みます。華江湿地は台湾の中でも有数のバードウォッチングのメッカ。陸地と湿地を合わせ持っているので、陸に生息する鳥たちも、水辺に生息する鳥たちも種類豊富に観察することができるというわけです。
ちょうど水辺に差し掛かった時、たくさんの鳥たちが集まってナビたちの行く手を塞いでいました。ガイドさんが「シーッ!静かにね。鳥たちがパーティーしているのよ!」と説明してくれました。なかなか可愛らしい表現ですよね。ナビたちは一斉に息を潜め、鳥たちに見入ってしまいました。エジプトセント䴉(埃及聖䴉)や白サギ(小白鷺鷥)などが風に吹かれて気持ちよさそうにしていましたよ。
そして奥へ奥へと進み、生態観察。
スクミリンゴガイ(福壽螺)という高汚染環境でも脅威的な生命力で、強力な繁殖力を持つ外来種の貝を見ることができました。キレイなピンク色の卵のスクミリンゴガイですが、農家にとってはかなり迷惑な存在で、スクミリンゴガイの食害により、田んぼがダメになってしまうのでアヒルに食べさせて除去しているところが多いそうです。
カニもいましたよ!見えますでしょうか?必死で捉えた1枚
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楽しい生態観察などは終了—
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蝶が舞った(形の)公園♪
「江翠礫間」という施設の上に位置するのが、最近徐々に注目を集めている蝴蝶公園。ちょっと急な階段を登り、高台にある環景平台からの眺めを満喫。
実は、2ヶ月前まではカラフルなお花畑があったのですが、台風ですべて吹き飛んでしまったとのこと。確かに台湾の台風は日本よりも勢いがすごいので、すんなり納得できました。環景平台にあった図のような景色が見られたら、もっと良かったのになぁ~と思いつつ。
礫間システムについて係りの方から説明をしてもらい、江翠廊道へ移動をして地下に行く狭い階段を降りました。こんなところから下に?という感じの場所。まるで洞窟を探検するようなワクワクした気分です。
日本から伝わった礫間接触酸化法を実施しているこの施設。礫間接触酸化法とは、小さい石(礫)の表面に付着する微生物を利用して河川を直接浄化すること。この地下通路ではシステムに関することを見学できます。蝶の形の公園の下がこんな大規模な浄化システムになっているとは驚きです。
中国語ですが、絵でも説明があるのでわかりすいです
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魚もいます
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*江翠廊道は台風・雨の日以外は8:30-17:00自由に見学可
華江碼頭-忠孝碼頭で夜景を堪能!
海賊フラッグの船に乗り込みました
華江碼頭に着いて散策しながら、船が来るのを待ちます。みるみるうちに日が暮れて真っ暗になってきました。船が到着!船内に乗り込み、いざ出発!
ツアーによりますがパン職人さんがこの「新北藍色公路小旅行」のツアーのために特別に作った聯瑜烘培麵包パンセット(かぼちゃ、くるみ、クランベリーなどのパン7種、オリジナルパイナップルケーキ2種、飲み物)が付いてきます。
この箱の中にパンやパイナップルケーキが詰まっています!
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オリジナルパイナップルケーキは、藍色公路に合わせて船の形〜
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救命胴衣の装着方法をレクチャー
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サックス奏者のZorliさん。船に積み込んでいた音源のヒューズが何回か飛んでしまいご本人は演奏しにくそうでしたが、ナビは美しいサックスの音色を楽しめました!
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思い思いに船のデッキに出たりして、キラキラのネオンの夜景を思う存分堪能しました!
以上、台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2017-10-11