【台湾伝統工芸を伝える動画シリーズ】第4弾　錦のような「巻き花」

巻き花工芸師である陳惠美氏

異なる色彩と材質の糸を使用し、アートだけなく、ブローチ、イヤリング、ブレスレットなど実用的なものも作り出しています

「文化的な作品は流行りに流されてはいけない」と考える陳氏。巻き花工芸に携わる若者達には焦らず、基本、歴史、部品、技法はもちろん、内に込められた意味を深く理解するべき。それらすべてを融合しその可能性を広げていくことで、今後もっと可能性が広がり、より良いものが生まれるといいます。

巻き花は糸を紙板に巻きつけ、針金やほかの装飾で補います。形は多種多様ですが、総じてシンプルです。その中に10数年にも及ぶ経験や技が隠されているのです。

これは陳さんの『淨靜』。花びらの形をしたブローチですが、髪飾りとしても使えます。

これは立体的なツバキの髪飾り。

これは葉っぱの形をしたイヤリング。

これは『祝福』。巻き花が額縁に入れられている作品です。革のペンダントに巻き花を合わせています。また違った角度から巻き花を楽しめます。