香り豊かな台湾のお茶を、可愛らしい茶器でゆったりといただく台湾式のお茶席。
観光スポットとしても人気の茶芸館ですが、なんとこのたび、永康街・ 張宜靖工作室の先生主催のお茶会が、東京・上野の「江戸からかみ 東京松屋」で開催されました。
お茶を淹れてくださるのは、宜靖先生にお茶を習ってきたお弟子さんたち。黒のチャイナ服がキマってますね。(左から3人目が宜靖先生)
実はこの「出張お茶会」は今回が2回目。昨年11月に日本での初お茶会が開催され、とても好評だったので、第2回目を開催することになったそう。
会場には全部で5つのお茶席があり、それぞれ違う種類のお茶が準備されていて、お客様が好きなお席を選べるようになっています。
テーブル席だけでなく、風流な和室もありました。
こういうお席で台湾茶をいただけるなんて、優雅ですよね。日頃の悩みもしばし忘れられそう!
台湾の茶器って、小さくてオシャレで、おままごとみたいに可愛いんです。その茶器を引き立たせるようなテーブルコーディネートも素晴らしい!
布やお花をうまくアレンジして、テーブルごとに違った雰囲気が演出されています。
これらはすべて宜靖先生がお考えになったもので、材料などもわざわざ台湾から持っていらっしゃったんだとか。
このお茶会のために、事前に何度も来日していらっしゃるそうです。
この銀の茶壺、美しいですよね。でも、銀の茶器なんて珍しい・・・
実は今回のテーマは「台湾紅茶」で、台湾で生産された希少な紅茶をいただいたんです。
「紅茶は香りと甘みが特徴です。その繊細な甘みを引き出すのに、銀器が適してるんですよ」と宜靖先生。
優雅な手つきでお茶を淹れてくださるお弟子さんたち。流れるような所作を見るのも、また楽しい!
でも、台湾茶には厳格な作法などはないので、お茶をいただきながら自由におしゃべりしたり、気になることを質問したりもできます。
和やかな雰囲気なので、リラックスして楽しめるのも、台湾茶のいいところですよね。
今回、宜靖先生が用意してくださったのは、日月潭産の「台湾ASSAM」「紅玉」「紅韻」「台湾山茶」、そして台東産の「蜜韻紅茶」。
一口に「紅茶」といっても、品種によって味や香りが全然違うんですね。
さわやかな風味が特徴の「紅玉」は、台湾でもなかなか手に入らない、貴重な一品。そんなお茶をいただけるなんて、最高の贅沢です!
一つ目のお茶をいただいたら、お茶菓子をいただきながら、しばし歓談。
お客様の中には以前、台湾に住んでいた…という人も多く、思いがけない再会もあったりして、おしゃべりも弾みます。
このお菓子も、宜靖先生が台湾から持ってきたもの。「ロシア綿あめ」「ココナッツケーキ」など、紅茶に合うお菓子を選んであるそうです。
これがまたおいしくて、今度台湾に行ったら買って帰りたい!と思ったほど。
休憩のあとは、お席を替えて2つ目のお茶をいただきます。最後に宜靖先生がご挨拶され、お開きとなりました。
今後もまた不定期にお茶会を開催するそうなので、興味のある方は張宜靖工作室のFBをチェックしてみてください。
また、「宜靖中国茶藝東京教室」も開講するそうです。日本で台湾茶藝を習う貴重なチャンス、ぜひお見逃しなく!
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2016-06-20
中国茶の真髄、ここにあり!?台湾の活きたお茶満喫ライフを楽しめる 場所をレポート☆