墾丁の有名観光スポットを、半日でかけめぐりました

南国ビーチが素敵な墾丁、車がない場合はホテルの半日コースに参加しよう!

こんにちは、台北ナビです。
今回ナビは、ハワードビーチリゾートホテル(墾丁福華渡假飯店)に宿泊し、ホテルの半日コースに参加してみました。自家用車がないナビのような外国人客は、高鉄「左営」駅や高雄の小港空港からホテルのシャトルバスを利用したりして、墾丁にアクセスするのが通常。となると、墾丁の観光も車がないと不便よね、と思いがちですが、こちらのホテルでは毎日各種の観光コースが運行されています。これに参加すると、墾丁の有名観光スポットはほぼ回ることができるのです。
墾丁半日トリップコース (4人以上で遂行)
★Aコース、Bコース:380元(大人)、250元(子供・110~140㎝)(保険込み)

●Aコース:珊瑚礁海岸と熱帶林 8:30~11:30 
前日の21:00までにホテル内ツアーカウンターで予約
コース内容:墾丁福華→船帆石→貝殼砂島→鵝鑾鼻礁林と燈塔(1時間)→龍磐公園→風吹沙→港口→出火→恆春東門→墾丁福華

●Bコース:貓鼻頭小半島の風景 14:00-17:00
当日の朝10:00までにホテル内ツアーカウンターで予約
コース内容:墾丁福華→墾管處遊客中心→龍鑾潭→關山→貓鼻頭→後壁湖遊艇碼頭→墾丁福華

1、 出発の5分前までには、ホテル内ツアーカウンターにお越しください。
2、 参加者は宿泊のお客様に限ります。
3、 ミネラルウォーター1本サービス

Aコースに参加しました!

ドライバーはパイワン族の施さんです

ドライバーはパイワン族の施さんです



ナビは、8時半前にホテル内ツアーカウンターにやってきました。ここで、保険のために、パスポート番号や生年月日、名前を記入します。そして、いざ、出発!今日のドライバーさんは施さんです。コースの観光スポットは、全部で8か所あり、灯台が一番長くて約1時間、他は大体10~15分です。
毎回ドライバーの施さんが何分ぐらいに車に戻ってきてねと言ってくれるので、安心して観光できます。

船帆石

最初の停車地は、恒春半島の地標の一つと言われる船帆石。墾丁から鵝鸞鼻へ向かう途中の右側に見ることができます。船の帆の石という名前ですが、人の頭或いはゴリラに似てるという人もいるとか。車を降りてみると、確かに鼻が大きな人の横顔にも見え…この辺りは景色もいいので、道路沿いには新しい民宿が立ち並んでいます。
墾丁の有名観光スポットを、半日でかけめぐりました ビーチ 最南端 灯台 夏 海 景色 観光 サーフィン 海鮮 砂浜 貝殻保安宮 誰かに似てる?

誰かに似てる?

民宿の多さにびっくり

民宿の多さにびっくり

ここからすぐ先の香蕉湾(バナナ湾)までの道路では、秋になると海辺で産卵した陸ガニが、陸へ戻るために道路を横断するそうです。多い時期には、横断してくれるまで車を停めて待たなきゃいけないんだよ、とは施さんの弁。

貝殼砂展示館

墾丁は台湾で最もピュアな貝殼ビーチがある場所として知られています。
特に貝殼砂展示館の前方に広がる砂島は、なんと貝殻の含有量が97.7%!今では世界的な含有量を誇るこの砂島を守るため、ビーチに降りるのはダメ、遠くから眺めるだけとなっています。本当に美しいスポットです。

鵝鑾鼻燈塔

墾丁観光と言えば、鵝鸞鼻公園でしょう!
この日はあいにくのお天気でしたが、台湾最南端の灯台まで行ってきました。このコースは、ここの公園と灯台は約1時間。保安宮も見てくださいね。
さて、この灯台の起こりですが、1881年にイギリスが灯台建設を行いました。日本統治が始まり、第二次世界大戦時には爆撃で破壊されてしまいましたが、1947年修復され、現在は台湾全土で光力が一番強い灯台と言われています。
灯台の入場は無料。開放時間は、4月~10月が9:00~18:00で、11月~3月は~17:00です。
台湾八景と書かれた鵝鑾鼻の石碑前で、記念撮影もいいですね。
ショップがあり、日本語を少し話される店員さんがいました。日本人はなかなかここまで来ないと言っておられました。バシー海峡で採れるサンゴや貝殻の置物など専門店よりは格段安くて、掘り出し物もあるかもしれませんよ。

保安宮
こちらは、鵝鑾鼻燈塔の入り口横に位置するお宮です。祀られているのは、福徳正神。かつてここに灯台を造る時、中国大陸から職人や作業員がやってきました。その人たちが建設の安全、また海を渡ってきたこともあり無事に帰れることも祈っていたのでしょう。本国から土地の神様を運んできていました。工事が終了し、再度台湾へ来るかもしれないとのことで、神様を山の奥に隠し置いたそうです。それが数十年…。土地の人が見つけて大切にお祭りをし、1986年、住民たちの力と資金で保安宮が完成しました。
こちらへもぜひどうぞ こちらへもぜひどうぞ

こちらへもぜひどうぞ

掘り出し物もありそうな、お土産屋さんアーケードです。
お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい
お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい

お宮の外のアーケードには、土産物もいっぱい

龍坑
こちらは自然保護區なので、1週間前には申請が必要。1日の人数制限もあります。
台灣最南點
台湾の最南端は、実は鵝鸞鼻ではなく、あまり人には知られていない、でもちゃんと石碑があるところです!途中から車両通行ができなくなり、徒歩で500m先のところ。今回は暴風雨に近い風の強さと若干の雨もあったので、断念。次回また来る理由ができましたね♪(Aコースには含まれていません)
詳しくは以下の記事をご参考くださいね。

龍磐公園

こちらも有名な観光スポットです。注目すべきはこの岩、ナビは野柳公園の風景をちょっと思い出しました。そして、ここは遮るものがない見晴らしのいいところなので、日の出と星を眺めるスポットとしても最高だそう。お天気が良ければ、ここから蘭嶼島も見えるそうですよ。

風吹砂

風吹砂は、墾丁ならではの特殊景観といえます。毎年冬になると東北から吹く風によって、海岸の砂が舞い上がり、道路が砂に覆い尽くされます。ナビが行った時は海岸岩が砂になっていました。海岸沿いは風によって時間差で表情が変化していきます。
墾丁の有名観光スポットを、半日でかけめぐりました ビーチ 最南端 灯台 夏 海 景色 観光 サーフィン 海鮮 砂浜 貝殻保安宮 右は本来なら岩なのに砂になっています

右は本来なら岩なのに砂になっています

刻々と変わる海岸の景色 刻々と変わる海岸の景色 刻々と変わる海岸の景色

刻々と変わる海岸の景色

道路を越えたところも砂に覆われます

道路を越えたところも砂に覆われます

満州郷に入りました

満州郷に入りました

港口

ここからもし海際の方向へ向かうと、「佳樂水」というサーフィンの有名なスポットに到達します。が、港口の茶山吊橋あたりは佳樂水に直結している関係もあり、港口がサーファーたちの集結地となっています。ここでは体験コースやトレーニングなどを行っている民宿や教室も多いです。
満州郷と言えば有名なのは、港口茶。実は農業も盛んで、ライチ、マンゴー、レンブ、ドラゴンフルーツ、黒豆、そして紫、白、象牙色と3色ある玉ねぎも有名です。秋口には満州鄉の人たちが、「國慶鳥」と呼ぶ灰面鷲が飛んでいるのも見られるそうですよ。


港口を過ぎると、永靖村で運転手さんが止まってくれました。
ここはコース内には書いてないのですが、かつて一世を風靡した「海角七號」の映画のロケ地。國楽器を巧みにあやつる茂伯おじさんの家です。現在は、というか今でもここは一般人のおうちなのですが、映画があまりにヒットし、今でも写真を撮りに来る人が多いため、うちの横には「茂伯的家」という看板があります。

出火

出火特別景観区に着きました。ここも見逃せないスポットです。
「出火」場所は、恒春古城東門の外側になります。ここの地質は墾丁層(泥岩層)。地底から天然ガスが出て、このような現象を見ることができます。施さんの話によると、昔は火がかなり高くまで出てたんだよ~とのお話。以前はここでポップコーンを作ったりしていたとか。ナビが行ったときは、確かに燃えてはいましたが、それほどの勢いは感じられませんでした。

恒春東門

恒春古城は、城門をほぼ完ぺきな形で残した古跡で、二級古跡として認定されています。130年の歴史を持つお城は、東、西、南、北の4つの城門を持ち、中でも東門は500mもの長い城壁を誇っています。東門は満州郷の主要な道路にあり、かつでは門の城壁各所に砲台も置かれていました。
中元節(鬼月)が終わると、供養で使われた供え物を奪い合う「搶孤(チャングー)」という行事が行われるのですが、恒春でも「搶孤」が盛んです。清代から伝わるこの行事、恒春では3年に1回、旧暦の7月15日に行われ、2015年の会場はここ恒春古城の東門でした。会場の杉柱は32本で高さは約11m、上部には「孤棚」があり、その棚の上にはスルメイカやチマキ、ビーフン、肉、魚などが結び付けられた円錐状の「孤棧」があります。チーム参加で、人の肩を踏み台として順番に上へ上へと登っていき、やっと孤棚に着いたら供え物を落とし、それを下の人が競って拾います。柱には牛脂がたっぷりと塗られているのでズルズルと滑り落ちていき、なかなか棚まで到達することができません。孤棧のてっぺんに取り付けられた「順風旗」を獲ったチームが勝者となります。
ナビ、初めてこんなに近くで「搶孤」会場を観ました! ナビ、初めてこんなに近くで「搶孤」会場を観ました!

ナビ、初めてこんなに近くで「搶孤」会場を観ました!

南門も通ったので写真をパチリ。ここは交通の往来が多いところです。
コースには入っていませんが、小杜包子という有名な肉まんのお店があります。
お昼前に、墾丁福華ホテル到着!

他にも各種コースがあります

定期コース(交通送迎のみ):8:30~11:00
‧Aコース:墾丁森林遊樂園區 250元(大人)、100元(子供)
‧Bコース:社頂公園 250元(大人)、100元(子供・110-140㎝)
貸し切りコース(1日コース)
‧5500元(7人乗り)、9000元(20人乗り)
‧午前:8:30~11:30 墾丁福華→恆春古城→港口吊橋→風吹沙→龍磐公園→貝殼砂島→船帆石→墾丁福華
‧午後:14:00~17:30 墾丁福華→車城福安宮(台灣最大土地公廟)→石門古戰場→牡丹水庫→龍鑾潭→墾丁福華
シャトルバスサービス:高鉄「左營」駅(有料・事前予約必要)、恆春「五里亭」空港(無料・事前予約必要)
関連タグ:ビーチ最南端灯台景色観光サーフィン海鮮砂浜貝殻保安宮

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2016-03-23

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