茶所～♪南投にあるお茶好き必見！のお店

やってきました！南投県西南部に位置する鹿谷郷は「台湾茶の郷」としても有名な場所。海抜743メートルの凍頂山は、ここ鹿谷郷にあります。

この甕のお茶は28年以上の歴史があります。あなたより年をとっているんですよ。」と語る語るオーナーのお友達。「林吉園以茶會友館」のオーナーの祖先は福建武夷山から凍頂烏龍茶を引き入れた人といわれています。

お店では、茶葉の無農薬栽培にも取り組んでいて、農薬検査、測定ができるように資格と設備もそろえているそうです。安心しておいしいお茶を味わうことができますね～。

こちらのお茶は、1994年からお茶コンテストで数々の賞を勝ち取っているだけでなく、1996年からお茶関連の商品開発に乗り出し、「以茶會友」ブランドを広めています。そして、2013年には全国模範農家となりました。

お茶通の方をうならせる一から十まで細かく分類されたお茶とは、発酵、焙煎度によって独自の数字が付けられたお茶。一が発酵度が一番低く、十が一番高くなっています。普通お店では烏龍茶の名前によって大まかに分類されていることが多いのですが、こんなに細かく分類されているのはここだけです！

緑茶が好きな方は数字の少ないほうを。そして紅茶が好きな方は数字の多い方を選ぶといいそうです。台湾中部では、中間の五～七の金色の缶が人気だとか。コンテストで入賞するお茶もこの五～七が多いそうです。写真はお茶の品評会での味わい方と同じだそうです。自分の好きな烏龍茶を見つけましょう！

一から四は緑色の缶、五から七は金色の缶、八から十は赤の缶に入っています。

これだけではありません！全台湾初の烏龍茶のサイフォンドリップがあるんです。アイスコーヒーを作る時、ドリッパーとサーバーの間に氷を入れる「冷珈器」というものがありますが、その烏龍茶版がこちら。エスプレッソと同じ高圧力をかけて抽出しているので、おいしい冷茶が味わえます。夏は冷た～い冷茶もいいですね～。

お店はクラッシックな中華風。すてきな茶器ももそろっています。このお店のある鹿谷郷の茶葉の作付面積は約2千ヘクタール、年間生産量は約2千トンにも及ぶそうです。住民の約7割が茶葉の生産に関わっているといわれる、まさに台湾屈指のお茶処。お茶好きの方は是非南投鹿谷郷へ！お店では、鹿谷以外にも、杉林溪、阿里山、玉山、盧山、梨山、大禹嶺などの台湾の標高が高い山に茶園を持っているそうです。