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居留問題を考える会

よりよい居留環境の改善とネットワーク構築を目指して

こんにちは、台北ナビです。
台湾では現在、約17000人もの日本人が仕事や留学、国際結婚のために居住しています。その日本人が台湾で安全に安心して生活をしていく上で避けては通れない問題があります。それは、その土地に住む、すなわち、“居留”というテーマです。
今回は、台湾に住む日本人の居留環境の改善に向けて15年間活動しているボランティアグループ「居留問題を考える会」(大成権真弓会長)にお話を伺いました。
これから国際結婚で台湾に住むことを考えている方や、いま居留問題で悩んでいる方、ぜひ参考になさってみてください。 

「居留問題を考える会」とは?

大成権会長

大成権会長


現在台湾人を配偶者に持つ外国人は、特別な申請をすることなく、台湾で働くことができます。そのため、最近は国際結婚で来台すると同時に、仕事に就く人も増えています。また、一定年月滞在すれば、永久居留証(永住権)を取得できます。

6年前、台湾人と結婚してここへやってきたナビも、台湾人配偶者が働けるのは当たり前の“権利”と思っていましたが、実はつい最近可能になったこと。今回、同会会長にお話をお伺いして初めて知りました。


時は1990年代後半ー。その当時、外国人配偶者は「配偶者ビザ」による「居留証」を取得して、最長3年間の滞在が許されるだけで、永住権がありませんでした。またこの配偶者ビザの居留証だけでは、台湾で働くことは禁じられ、働くためにはさらに雇主が申請する工作許可証を取得する必要がありました。
そこで、外国人配偶者の台湾での永住権獲得に向けて立ち上がったのが、のちにこの会の発起人となる台湾人をご主人とする日本人妻たち。精力的に署名活動を行い、台湾の議会に法の制定を何度も要請。その熱意と努力が実り、入出国及び移民法が制定されて外国人が台湾で永久居留証を取得できるようになったのです。そして、更に数年後には台湾人の外国籍配偶者は居留証の取得で直ちに仕事ができるようになりました。
この活動をしていた日本人妻たちが中心になって1999年1月に結成されたのが、「居留問題を考える会」なのです。
現在、台北・台中・台南・高雄にいる14人の役員が中心となって、台湾に住む外国人、特に日本人の国際結婚や永住の方の居留環境の改善を目指して、台湾全土で活動しています。会員は約450名にものぼり、台湾ではかなり大きな日本人のボランティアグループです。  

具体的な活動内容は?

① 正確かつ詳細な情報を公式ホームページ(HP)で提供

台湾に住むとなると当然、台湾の法律に従って居留の手続きを踏む必要があります。…が、移民署や関係自治体の関連する法律について情報収集し、中国語で読みこなしていくのはそう簡単なことではありません。(しかも、せっかく調べても台湾はルールがよく変わるので外国人にとっては涙もの…)そこで、会ではこれらの居留にまつわる事項を日本語で詳細にHPへ記載し、会員以外にも広く公開しています。
 
例えば、
ー停留ビザ、居留ビザ、外僑居留証(居留証)の違いと申請方法
ー依親居留証、永久居留証、帰化の比較
ー永住権のメリット・デメリット
など。関連することが一覧で比較されているので、ポイントが明確です。 

さらに国際結婚の場合は
ー日台間の国際結婚で婚姻手続開始前に考慮すべきこと
ー台湾での婚姻手続きー日本での婚姻手続き
ー離婚を考えるときのポイント
などについて書いてあります。国際結婚の場合、婚姻手続きとビザの手続きを同時に進めていくので複雑なのですが、事前にこれを読んでいればスムーズにきっと行くはずです。ナビもここ台北へやってきた当初、楽しい結婚生活の前に待っていたのは、中国語による婚姻手続きとビザの申請…ネットで正確な情報を得る術もなく、関係機関を右往左往しました。その時にこのサイトがあればかなりの労力をセーブできたと思います。これから結婚を考えている方はぜひ、ご参考になさってみてくださいね。
ほかにもHPには就業や財産などについて記載されています。

 会員が台湾の各政府機関などに問い合わせや訪問を行って情報収集をしているので、最新の情報を得られます。ナビが知る限り、これほど情報が正確で豊富な台湾の居留に関するホームページはないと思います。


②日本人ネットワークをまとめた「 在台邦人各会連絡リスト」
連絡リスト(連絡先は個人情報のため、伏せています)

連絡リスト(連絡先は個人情報のため、伏せています)

続いて挙げられるのが、「在台邦人(国際結婚)各会連絡リスト」の作成です。
台湾各地にある日本人ネットワークを一覧化したもので、親睦会(11グループ)や日本語継承教室(8グループ)、教会(5カ所)、邦人会の連絡先などが記載されています。
作成のきっかけは、1999年に起きた台湾での生活を始めて間もない日本人妻の自殺でした。同会会長は「台湾にも日本語で悩みが話せる場所のあることを知ってもらいたく、みなさんに選択肢を提供しています。それぞれのグループに自由に連絡をとってもらい、台湾で日本人が孤立化しないよう願っています」とおっしゃっていました。
国際結婚や仕事などの関係で、台湾で新生活を始める方も、このリストがあれば心強いですね。


「 在台邦人各会連絡リスト」配布先
台湾の駐日代表処(札幌、東京、横浜、大阪、福岡、那覇)
交流協会(台北、高雄)
台湾日本人会(台北、台中、高雄)
上記に、同会が連絡リストの配布を依頼しています。
 ※連絡リストには個人情報が含まれているため、Web上では連絡先を公開していません。必要な方は配布先へ問い合わせてください。


 ③台湾生活に役立つ「外国人ハンドブック」の翻訳

みなさんは台北市が発行している「外国人ハンドブック」をご存じですか?知っているようで知らない現地の警察や教育、防災などの情報が書かれていて、台湾で生活するのに役立つガイドブックです。
もともと中国語と英語のみでしたが、会員がボランティアで翻訳を行い、毎年、日本語版も出版されて、台北市政府などで配布されています。以下の台北市政府警察局の公式HPからも、デジタル化されたハンドブックをみることができます。


以下、台北市政府に入って左にあるShop内にも置いてありましたよ。
 ④「居留」をテーマに座談会を開催

定期的に、台湾各地で座談会を開催しています。内容は会員の要望に応える形で設定。これまで、依親居留証・永久居留証・帰化の身分の比較や、国際結婚家庭の抱える問題、子どもの日本語教育などについて検討しています。また、専門家による講演会も時々開かれています。
2014年は、同会創立15周年記念特別講演会を開催し、台湾美化協会理事長で全聯福利中心総裁の徐重仁さんが「台湾美化協会などの社会奉仕に掛ける人生観について」、ノンフィクション作家の平野久美子さんが「自分史のすすめ・人生を記録してみよう」、児童文学者で東京フォルモサ婦人会代表の盧千恵さんが「国際結婚次世代の子どもたち」などについてお話しされました。
座談会では質疑応答の時間もあり、個人相談も受け付けています。実際に居留問題を抱えている人や会に興味がある人はまず、座談会に参加してみるのがおすすめです。  
会創立15周年を記念して著名人による特別講演会が各地で開かれました。

会創立15周年を記念して著名人による特別講演会が各地で開かれました。

座談会では資料を使って分かりやすく居留について説明しています。

座談会では資料を使って分かりやすく居留について説明しています。

居留問題を考える会 居留問題を考える会 国際結婚 ビザ 居留証 日本語ネットワーク永住権

⑤会員向けには会報を配布

会員の方には、年間5回(不定期)で会報『「居留問題を考える会」リポート』を配布しています。居留問題に関する最近の法改正や座談会及び講演論旨、会の活動報告、イベントの案内などがまとめてあります。


ほかにも、各種の署名活動や陳情、日台交流のコンサートへの協賛など、精力的な活動を行っています。
国際結婚に関する調査、研究への協力寄稿。一例:「グローバル時代における結婚移住女性とその家族の国際比較研究」の第11章「台湾における結婚移住女性とその家族に対する政策」 国際結婚に関する調査、研究への協力寄稿。一例:「グローバル時代における結婚移住女性とその家族の国際比較研究」の第11章「台湾における結婚移住女性とその家族に対する政策」

国際結婚に関する調査、研究への協力寄稿。一例:「グローバル時代における結婚移住女性とその家族の国際比較研究」の第11章「台湾における結婚移住女性とその家族に対する政策」


▼会員になるには?
居留問題を考える会では会員制をとっています。入会金は200元で、年間会費(1月~12月)が300元。居留というテーマを扱っていることなどから、台湾人と結婚して台湾に住んでいる日本人配偶者が主な会員ですが、日本語が理解でき、永住されている方なら参加できます。
※すべてボランティアで運営されており、事務所はありません。興味のある方は公式HPからご連絡ください。

会へ寄せられる相談内容は…?


会にはどんな相談が多く寄せられるのでしょうか?やっぱり「離婚問題が多いのでは?」とナビ、単刀直入に質問してみました。
同会会長からは意外な答えが。「そう思われがちですが、就業にまつわることや身分の比較、税金や子供の教育に関することが多いです」とのこと。
プライベートな問題なので友人や家族にも相談しにくく、複雑な国際離婚の問題についての相談が持ち込まれた場合、「会としては片方だけの意見や言い分を聞いて判断することはできないので、これまでの事例や今後の選択肢などを提示したり、 法律的なことならば日本語のできる弁護士を紹介したりします。あくまで“アドバイス”というスタンスです」とのこと。ただし、配偶者の暴力などで緊急を要し、かつ本人が希望する場合は家庭内暴力センターに付き添ったりするそうです。
同会は「よりよい台湾生活のために自立すること」を最終的な目標とし、相談者に適切な距離で接しながらケースバイケースでお手伝いしています。  

今回お話を伺った「居留問題を考える会」、これから国際結婚や永住目的で台湾に住むことを考えている方や、いま居留問題で悩んでいる方、ぜひ参考になさってみてくださいね。
以上、台北ナビでした。 

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-01-07

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