カタカナで覚える中国語(台湾編)

いざとなれば、筆談でOK!台湾は日本人にはとっかかりやすい外国ですが、少しでも話せたら台湾人との距離がグ~ンと縮まります


こんにちは、台北ナビです。
近年観光客が急増中の台湾。特に台北ナビプラザが位置する中山区は、ホテル数も多く、買い物やショッピングに便利なエリアであることから、日本人率も高し。ナビもMRT「中山」駅からナビプラザまでの間に、いつもどこからか聞こえてくる日本語を耳にしています。

四声がうまくできないと、通じません


と、書いてしまったら、実はカタカナの棒読みでは、通じないということなんですね…。
が、中国語は1文字につき、1つの発音。
中国語の発音をまず習う時にマーという音でよく練習しますが、1声はフラット(→)、2声は後ろが上がる(➚)、3声は下がってから上がる(➘➚)。4声は後ろが下がる(➘)…と文字で書いても分かりにくいかもしれませんが…。
1文字の読み方=1種の四声(声調と言ってしまいましょう)が覚えられて、発音できれば、もう通じるってことなんです!
四声を間違うと、タクシーで行先を告げたのに、全然違う所に連れて行かれた~なんてことも

四声を間違うと、タクシーで行先を告げたのに、全然違う所に連れて行かれた~なんてことも

台湾では、独自の発音表記ボポモフォがあります、国民学校ではこちらを使用

台湾では、独自の発音表記ボポモフォがあります、国民学校ではこちらを使用


たとえば、「好」。カタカナだとハオで3声。
会話の中で「好、好、好」と3回ぐらい続けて言う人は多いですが、これは「いいよ~~OKOKOK!」と大いに同意しているとか、「すっばらしい!」と言っているか、「わかったから、もう言うな」みたく、日本語の「いいです」と同じようなニュアンスを持っている中国語といえます。
日本語は「い・い・で・す」の4文字、中国語は「好」の1文字で片が付くというのですから、中国語って簡単!(と、いうことで取り組んでいきましょう!)

●● ドリンクとレシート

観光客がよく注文する飲み物といえば「タピオカミルクティー」。中国語では「珍珠奶茶(ゼン1ズウ1ナイ3ツァー2)」と読みます。台湾に来たことのある読者の方ならもうご存知ですよね♪でもこの”zh”(ゼ)と”ch”(ツ) の発音、日本人が不得意とする反り舌音のため、「いくら発音しても聞き取ってもらえない。最終的に筆談に…」或いは「メニューを指差しよ」という方が多いようです。

★ちなみに、中国語をカタカナ表記しようと思ったら、書く人によって表記が違います。ここでは、ナビ式にしたがっております。
また、申し遅れましたが、カタカナの後ろは四声の数字です。


でも、台湾人は「珍珠奶茶」って言わずに、「珍奶」(ゼン1ナイ3)と略す事が多いんですよ。もしかしたら日本人にとっても、こう略したほうが、反り舌音が少ないから発音しやすいかも知れないですね。
「タピオカミルクティー、微糖で氷要らず!1杯!!」と注文する時は、
「珍奶、微糖、去冰、一杯(ゼン1ナイ3、ウエ3タン2、チュー4ビン1、イー4ベイ1)」で通じます(と、思います)。

★ちなみに、四声は後ろにくっつく字によって、変化を起こす場合が若干あります。説明は難しいので、このまま覚えてくださいね~。

★とっさの一言★

台湾のレシート…在住者は2カ月に一回、200万元!を期待して、宝くじのように保管している人も多々ですが、観光客は、毎回もらっていると財布はいつの間にかパンパンに・・・「要らないなあ」と思うかもしれません。そういう時は、「不用發票」(ブー2ヨン4ファー1ピャオ4」と言いましょう。もしくは、レジのすぐ横にある透明のプラスチックケースの中へポイッ。コンビニでレシートをプラスチックのケースに入れれば、そのお金は寄付されます。ゴミ箱には捨てないように~。
ちなみに「レシート、要ります!」は、「我要發票」(ウオ3ヤオ4ファー1ピャオ4)。「…は要りません」は、「我不要…」(ウオ3ブー2ヤオ4…)。と、英語と同じ文法になります。中国語って、簡単ですねえ♪

★ちなみに台湾で使用する字は繁体字、画数が多いんです。昔の日本もこうでした。
發と発とくらいならわかりますが、據と拠が同じなんて…、わかりにくい字もありますよね~。

●● 基本会話で、Communication

買い物をする時や友達になる時に問われること、そしてその受け答えをさらっと勉強してみましょう!

台湾人「你是不是日本人」(ニー3シー4ブー2シー4リー4ベン3レン2)あなた日本人でしょ?
ナビ「是。我是日本人」(シー4 ウオ3シー4リー4ベン3レン2)はい。日本人です。
台湾人「你是從日本哪里來的?」(ニー3シー4ツォン2リー4ベン3ナア2リー3ライ2ダ*) 日本のどこからきたの?
ナビ「我是從東京来的」(ウオ3シー4ツォン2ドン1ジン1ライ2ダ*)東京から来ました。

★___のところにあなたの出身地を入れましょう 。

ちなみに、最後の「ダ」は、「ダッ」みたくなります。
大阪(ダー4バン3)、名古屋(ミン2グウ3ウー1)、横浜(ハン2ビン1)、
京都(ジン1ドウ1)、九州(ジョウ3ゾウ1)、福岡(フウ2ガン1)、北海道(ベイ3ハイ3ダウ4)

●● うまい!?まずい!?

うまいものは、「好吃」を連発してもOK

うまいものは、「好吃」を連発してもOK

そうなぜか台湾人は、同じ言葉を繰り返す…謝謝も3回くらい繰り返す…なぜ?

そうなぜか台湾人は、同じ言葉を繰り返す…謝謝も3回くらい繰り返す…なぜ?

「程度」をあらわす言葉を勉強してみましょう。
例えば、おなじみの「おいしい」は「好吃」(ハオ3ツー1」
ですが、その他の表現方法知っていますか?
好好吃喔(ハオ3ハオ3ツー1オ*)←很(ヘン2)を強調して言うと(很好吃)「とってもおいしい❤」という感じ。語尾に“喔”をつけると貴方も台湾人。

★その他程度を表す言葉に・・・
讃!!(ザン4)←これはたぶん台湾語から派生した台湾独自の言い方だと思います。意味合い的には エクセレント!すばらしい~!
超棒!(ツァオ1バン4)←日本語でいう「超」と一緒の使い方です。(日本語から派生)「棒」はスゴイの意味。
不錯(ブー4ツォウ4)←「うん。悪くないね!いいじゃん!」

上級クラス:台湾語から派生した言い方で不錯吃(ベ4バイ4チャ1)もあります。→これ、台湾語発音です。あ、台湾語は7声あるので、数字はちょっと違うかもしれません~。

實在~(シー2ザイ4)←「マジで○○なの!!」という感じの語気の強い形容詞です。例:實在是…了!!(シー2ザイ4シー2…ラッ)
マジで…だったんだからさ!(いい意味、悪い意味、両方使われますね)

★それでは「うーんまぁまぁだなぁ」という表現方法。

還可以(ハイ2カア2イー3) まぁ何とか、かなぁ…
還好(ハイ2ハオ3) ちょっとあれかなぁ。でもまぁ、こんなもんでしょ。
差不多(ツァー4ブー4ドウ1) まぁこんなもんでしょ

以上3つは、逃げ言葉とでも。なんとも表現のしようがない時、答えるのが面倒な時など使える、非常に便利で、頻繁に使われる適当な言葉なんです。
メニュ-を見たら、読み方の練習! メニュ-を見たら、読み方の練習!

メニュ-を見たら、読み方の練習!

読み方と中身を想像して

読み方と中身を想像して

注文!

注文!

これなあに?って聞いてみるのも、中国語の練習と食材を知ることにもなります

これなあに?って聞いてみるのも、中国語の練習と食材を知ることにもなります

★もしまずい時どうする?

不好吃(ブー*ハオ3ツー1)も「美味しくない」という意味ですが、その他にも
很難吃(ヘン3ナン4ツー1) まずい
不怎麼様(ブー*ザ3マ*ヤン4) どうってことないね
太臭了(タイ4ツゥオ4ラ*) 臭すぎる(臭豆腐の時に使える)
太油膩了(タイ4ヨウ2ニー4ラ*) 油っぽすぎる
太清淡了(タイ4チン1ダン4ラ*)あっさりしすぎ
没味道(メイ3ウエ4ダウ4)味がない
我不敢吃(ウオ3ブー4ガン3ツー1) 食べられない
などなど。

日本人にとって、食事に行ってその場で「美味しくないな。口に合わない」って言うのはちょっとマナー違反なところがありますよね。料理を多く残す事にも抵抗があります。でも、台湾人は、日本人より食に対する要求は高く、食べているその場で「あんまり美味しくない。どうってことないね」なんて言うことはたまに。おなかがいっぱいになったら、すぐその場で報告。とにかく自然体が好きな台湾人。ちょっと慣れてお友達になったら、自分をオープンにして実際の気持ちを表現してみるのもいいのでは!?
このお店は匂います~

このお店は匂います~


ということで。
例えば臭豆腐などを食べた時、「難吃(ナン2ツー1)マズッ、好臭(ハオ2ツゥオ4)くっさ~~いという言葉も、巷からは聞こえるかもしれません。が、味覚はあくまでも個人の問題なので。否定的な言葉は冗談っぽく言いましょうね。
ナビにとっての臭豆腐は、ほとんどが「很好吃」です❤
美味~! 美味~!

美味~!

さて、中国語の習得方法の1つとして、


まずは、メモとペンを常に持っていること。
そして、聞いたことがない音が聞こえたら、すぐに書いてもらって、発音を教えてもらいましょう。発音が正しくなかったら、矯正してくれる台湾人も多いです。簡単な言葉から、まず発してみる、これが上達への第一歩、かな。

台湾で中国語学習なら?



台湾は、短期で中国語を習える語学センターもあります。
習ってすぐ実践!は、現地学習の醍醐味!
通じる喜びが、すぐに感じられます~!
以上、台北ナビでした。
関連タグ:会話語学交流観光

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-09-22

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