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台湾の大学院受験・体験レポート

台湾の大学院に行くにはどうすればいいの?現役大学院生が、大学院受験体験についてレポートします

こんにちは、mameです。mameは国立政治大学の修士課程に通う大学院生です。
留学といえばやはりアメリカやオーストラリア、ヨーロッパ諸国が一般的で、留学情報誌や関連ウェブサイトを見てみても、台湾の語学留学の情報はあってもなかなか正規留学に関する情報がなく、mameが大学院を受験するときはとても苦労しました。というわけで、台湾の大学院受験についてレポートします。
mameが学ぶ政治大学 mameが学ぶ政治大学

mameが学ぶ政治大学

留学準備スケジュール

台湾の大学院は、学校によっても違いますが、だいたい2月から4月ごろに受験の受付がはじまります。私が本格的に受験の準備をはじめたのは、受験前年の秋ごろでした。

その頃から大学院の情報を集めはじめ、12月に受験校決定。

1月は申請をするときに必要なエッセーや研究計画書を書きはじめ、このタイミングで推薦状をもらいに大学の教授のもとへも行きました。

2月はひたすらエッセーを書いては直し、書いては直しの日々。成績表や財産証明書など手配して、台北駐日経済文化代表処に認証もらいに行ったりという手続き関係も並行して行っていました。
合格通知が届いた時の喜びはひとしおです。

合格通知が届いた時の喜びはひとしおです。

3月はそろそろ最終の仕上げをと思っていたところにまさかの地震。エッセーや研究計画書の中国語の修正をお願いしていた台湾人の先生とも連絡がつかなくなったり、郵便の遅れなどの心配もあり、とても焦りました。

もともと3月末に提出しようと思っていたのですが、不慮の事態を考慮して、地震のあとすぐに3校の申請書を提出。同時に台湾教育部の台湾奨学金も申請しました。

 そして、大学院の合否はおおよそ4月から6月上旬にかけて判明します。申請から合否発表までの間は毎日がドキドキ。

ここからは大学選びやエッセー、大学院の学費、奨学金について詳しくご紹介します。 

大学院選び

台湾留学.com 

台湾留学.com 

大学院選びをするうえで、まず初めにすることは、大学院について調べることだと思います。

私は研究したいことが決まっていたので、それが学べるところであることと、台北であるということを基準に探して行きました。

私が大学院情報を得るときに役に立ったのが、
「台湾留学.com」
「漫歩在大學」です。 
漫歩在大學

漫歩在大學

「漫歩在大學」は中国語のサイトですが、学びたい分野から検索でき、さらには細かく大学院の学部の説明も読むことができるので、どの大学に自分の学びたい分野の学部が設置されているのかということを知るのに便利です。

私はまずこの2つのサイトでだいたいの目安をつけて、その後個別に大学のホームページなどで、具体的にどんな授業を開講しているのか、どんな教授がいるのかといった詳しい情報を得ていきました。

ウィキペディアもその大学の概要を知るのに役に立ちました。
受験校の目安がついたら、過去の募集要項を確認するのをおすすめします。というのも、受験年度の募集要項が発表されてから、申請の締め切りまであまり時間がないのです。

だいたい1月初旬から徐々にホームページで外国人枠の募集要項が公開されはじめ、国立では3月末から4月に申請が締め切られます。私立では締め切りが何回かに分けられている大学もあり、7月中旬まで受け付けている場合もあります。

申請書類など毎年多少の変更はあるかもしれませんが、過去数年分を見ていくとだいたいの傾向がつかめます。また、募集要項で外国人枠があるのか、何人程度取るのかということも知ることができます。
成績証明書と卒業証明書

成績証明書と卒業証明書

私が行きたかった社会系の学部の中には、過去に書いた関連論文を要求しているところもあり、私は大学時代の専攻分野がまったく異なったので、こういった大学は選択肢から外していきました。

申請書類の準備には、エッセーや研究計画書を書く以外にも、大学の成績表や卒業証明書を取り寄せたり、健康診断をしたり、大学の教授に推薦状をお願いしたりなど、予想以上に時間がかかるので、過去の募集要項を確認しておくことで、余裕をもって準備ができると思います。
政治大学図書館

政治大学図書館

また、時間に余裕があれば、一度くらいは受験校を見ておいたほうがいいのではないかと思います。

私の場合は、学校見学はしていないのですが、4校受験したうち、2校に合格し、志望度はどちらも同じくらいだったので、どちらにするかとても悩みました。

そのときに、学校を見学しておけばよかった~と心から思いました。学校見学によって、複数校合格した際に選ぶ決め手となるのではないかと思います。その他にも、教授にコンタクトを取ってみたり、在校生に話を聞いてみることでも、詳しい情報が得られると思います。
政治大学キャンパス内の様子

政治大学キャンパス内の様子

エッセー(自伝)について

「自傳」と検索してみましょう。

「自傳」と検索してみましょう。

申請資料を作成する上で私がいちばん苦戦したのが、「自傳」と呼ばれるエッセーです。

簡単にいうと自己紹介文なのですが、日本だとあまりこういうものを書く機会ってないですよね?どう書けばいいのか悩み、とりあえず台湾のヤフーなどで「自傳」と検索してみると、書き方やサンプル文がたくさん出てきました。
自傳の書き方を説明したサイト

自傳の書き方を説明したサイト

それを見てみると、幼少期の自分から家族構成、学生時代の活動、趣味など内容はさまざま。個人的には家族構成などについて書くのはすこし違和感があったのですが、多くのサンプルで家族構成について言及されていたので、私のエッセーでも少しだけ触れることにしました。

しかし、入学後に台湾人の同級生に自傳の内容に聞いてみると、幼少期の思い出や家族関連のことは書いても書かなくてもよく、基本的に内容は自由なので自分がアピールできると思えることを書けばいいんだよと教えてもらいました。

形式にはこだわらず、自己PRをすることが大事なようです。
私のエッセーでは、志望理由、家族環境をふまえた自分の性格、志望学部に興味を抱くようになったエピソードと大学で学んだこと、仕事での経験、そして将来やりたいことについて書きました。またエッセーや研究計画書など、中国語で書く必要のあるものは、当時通っていた中国語学校の先生に添削をお願いしていました。

中国語力について

台湾大学院留学を目指している方によく聞かれるのが、中国語力についてです。
私の申請時の中国語力は新HSKの5級程度でした。
申請時に要求される中国語レベルは、学部によっても異なります。
みんな真剣に資料を読んでいます。

みんな真剣に資料を読んでいます。

民国102年度(2013年度)の政治大学の外国人募集要項を見てみると、中国文学、歴史学、華語文教學碩士學位學程などの学科は、申請時のレベルが華語文能力測驗(TOCFL)流利級以上となっていますが、経済学や民族学、教育学部などでは、TOCFL基礎級があればいいことになっており、基準はさまざまです。

傾向としては、やはり文学系の学部は高い中国語力を要求していることが多いようです。
同級生たちの前で研究計画をプレゼン。

同級生たちの前で研究計画をプレゼン。

ただ、私が入学してから強く思うのは、中国語力は高ければ高いほどいいということです。

先ほど述べたように、私の在籍している学部で申請時に要求される中国語力はTOCFL基礎級でけっして高くはありませんが、授業はもちろんすべて中国語、毎週の授業で読むべき資料も数十ページにおよびます。

そして、授業の進め方も、先生が講義をするのではなく、学生が分担してプレゼンをするという方式が主。

中国語で文献を読み、それをみんながわかりやすいようにまとめて資料を作り、授業で発表するというのは想像以上に大変でした。授業によっては、英文を読んで、それを中国語で発表するというのもあります。
中国語の勉強は念入りに。

中国語の勉強は念入りに。

大学院入学前に一年間台湾の語学学校に通ったり、大学時に交換留学で台湾に来ている学生も多いですが、私の場合は大学の夏休みに2週間ホームステイをしたくらいで留学経験はなく、中国語の学習は、大学の副専攻で2年間と、日本の語学学校で半年ほど週一で個別レッスンを受けただけでした。

入学前も不安はたくさんありましたが、実際授業を受けてからの聞き取れなさというのは、予想をはるかに超えていました。

ということで、申請時での中国語レベルは学部によっても異なりますが、入学後の事を考えると、可能な限り高いレベルまで中国語力を伸ばしておくことをおすすめします。

学費について

留学をする際に気になるのは、やはり学費なのではないでしょうか。

学費は学校、学部によっても異なるので、ここでは私が通う政治大学大学院社会系某学部を例としてご紹介します。

政治大学では学費は、毎学期ごとのベースとなる「学雑費」と、受講単位数によって追加される「学分費」(単位費)に分かれています。

私の場合、学雑費は1学期28,560元、学分費は1単位あたり3,152元となっています(2012年度)。

寮に住む場合は寮費と健康保険費、設備利用費が加算されます。私は寮には入っていないので、2012年度2学期の学雑費とこれらの雑費を合わせた金額は、34,212元でした。
政治大学の学生寮 政治大学の学生寮

政治大学の学生寮

これを学期の始めに払い、受講単位が決定した後、学分費を払います。学分費は、単位数によって異なりますが、だいたい1学期あたり6から9単位を取る人が多いようです。ちなみに、1つの科目は2単位もしくは3単位のものがほとんどです。
何かとお金がかかります。

何かとお金がかかります。

そして、私の学部の卒業までに必要な単位は30単位なので、2年間で卒業すると仮定した場合、学雑費4学期分(34,212元×4)、学分費30単位分(3,152元×30)の計231,408元が最低でもかかります。

1元を3円として換算すると、2年間で約70万円かかることになります。
ここで紹介した金額は外国人学生の学費であり、現地学生、華僑の学生の学費とは異なります。

ちなみに国立大学では、外国人学生の学費は現地学生の2倍となっています。私立大学では、現時点では外国人学生の学費も現地学生と変わりませんが、今後変更になる可能性もありますので、ご注意ください(2013年9月入学生から変更かも?)。

以上、政治大学の例をご紹介しましたが、学校によっては、学雑費に学分費が含まれているところもあるので、詳細は各大学のホームページでご確認ください。

台湾奨学金について

台湾の教育部では、外国人学生のために「台湾奨学金」を提供しています。これはもちろん返済不要なため、留学する学生にとってはかなり助かります。

年によって募集要項が変わっているようですが、2013年度は大学レベル以上人文科学、社会科学、自然科学、芸術学科等の専攻分野の学生を対象として募集しており、給付額は、40,000元以内の学費、生活費として学部生で月額15,000元院生で20,000元となっています。

ここでは私が受験した時のスケジュールをご紹介します。まず、1月下旬ごろに台北駐日経済文化代表処のホームページで募集要項が公開されます。申請期間は2月1日から3月31日まで。この間に申請書類を準備します。
最新の募集要項は、駐日台北経済文化代表処のホームページで確認してください。

最新の募集要項は、駐日台北経済文化代表処のホームページで確認してください。

2013年度の場合は、

(1)奨学金申請表
(2)奨学金承諾書
(3)研究計画書(日本語および中国語)
(4)台湾の大学に入学申請を行った証明書類
(5)日文成績証明書(台北駐日経済文化代表処の認証済み)
(6)卒業証明書の写し(台北駐日経済文化代表処の認証済み)
(7)指導教員2名の推薦状(要中文訳)
(8)パスポートの写し(国籍が確認できる部分)
(9)TOCFL(Level 3)以上の成績証明書の写し
(10)選考結果通知用封筒 

となっています。
提出する公式書類には駐日台北経済文化代表処でこのような認証をもらいます

提出する公式書類には駐日台北経済文化代表処でこのような認証をもらいます

なかなか面倒くさそうな感じもしますが、研究計画書や成績証明書、卒業証明書などは大学院の申請の際にも必要なので、同時に用意しておくといいと思います。

研究計画については、自分が将来どのような形で台湾の発展に貢献できるか、またはしたいかというのを書くのがポイントかと思います。 郵送した後、代表処から受取完了の連絡はないので、心配な方は簡易書留で出すと安心です。

私が受けたときは、面接はなかったのですが、2013年度は一次選考通過者に対しては、面接が行われるようです。
 合格発表は7月上旬となっています。ただ、私のときは、7月上旬と書いてあったものの、実際に通知が届いたのは7月中旬だったので、少なからず遅れることもあるようです。 そして、8月初旬には奨学金受給者を対象に講習会が行われました。ここで台湾奨学金証明書を受け取ります。内容は学生ビザの申請や奨学金をもらうための成績基準、健康保険についての基本的なことです。
私は引越しの関係もあり、奨学金証明書を受け取る前にビザを申請していたので、申請費は通常どおりかかってしまいましたが、証明書を見せれば、ビザの申請費は免除になるということも講習会で聞きました。

この講習会でこれから台湾留学する人たちと知り合いになれたので、とてもいい機会でした。
世新大学で行われた奨学生向けのオリエンテーションでの様子。

世新大学で行われた奨学生向けのオリエンテーションでの様子。

台湾奨学金受給者は、ビザの申請費優遇のほかにも、台湾で居留証を申請する際も証明書があると、手続きが比較的スムーズになる場合もあったりなど、メリットは多いです。

9月には奨学生を集めたイベントなども行われました。
毎学期の平均成績が80点以上でないと奨学金停止になってしまうので、学業面でのプレッシャーは大きいですが、この奨学金のおかげでお金について気にせず学問に励めるので、やはりありがたいです。

募集要項については毎年変更があるようなので、応募される際は、必ず該当年度の募集要項をご確認ください。 

mameの大学院受験準備スケジュール

2011年

9月     大学選び開始

12月    受験校決定

2012年

1月     エッセー、研究計画書作成開始
推薦状の手配

2月     各種必要書類(成績証明書、卒業証明書、財力証明書など)手配
        健康診断

3月     エッセー、研究計画書完成
        大学院・台湾奨学金申し込み書類提出

4月     大学院合格発表

5月     大学院合格発表、留学校決定

7月     奨学金合格通知到着
        ビザ申請

8月     奨学金講習会に参加
        台湾へ出発

9月     授業開始
研究室

研究室

今回は台湾の大学院受験体験についてお届けしました。

2013年度の受験は終盤を迎えつつありますが、台湾の大学院受験を考えている方は頑張ってください!そして、今後大学院留学を考えている方の参考になれば幸いです。

以上、mameでした。
関連タグ:台湾台北大学院留学政治大学受験台湾奨学金

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-05-10

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