癒される台湾のスポット特集

SPAやお茶は当たり前、都会のど真ん中で緑に囲まれ、小鳥のさえずりに耳を傾けられる癒し空間がいっぱいの台湾!


~癒しの台湾~プロローグ

    たとえば、2泊3日の駆け足の旅…、食べまくって買いくってもいいですが、旅は元々癒されるために行くものでもありますよね。今回台北ナビがご紹介する場所や物、これらで安らぐことによって、また、明日からの旅が元気に楽しく続けられることでしょう!
    朝は市場、夜は夜市、人々は明るく、朝から晩までどこへ行ってもにぎやかな台湾。が、にぎやかさからちょっと離れて、静かなところで和みたい、癒されたい、そんな時はどこへ行けば?まず思い浮かべるのはSPAやマッサージでしょうか?これは、一番手っとり早い体への直接の癒しですよね。
    台湾では、お茶も癒しの要素をもっています。茶芸館でホッと一息つくのもいいでしょう。カフェもいいところがたくさんありますし、長居ができる雰囲気のいいレストランもあります。食からの癒しも効果絶大!
    アートで癒されるのも得策。きれいなものを見て、しばし我を忘れてみるのはどうでしょうか?また、喧騒と廃棄ガスの都会の中で、緑生い茂る場所もあるんですよ、今回はナビ的観点から、いくつか癒される憩いの場所をピックアップしてみました。
    そして、台湾ならではの音楽や映画。お香やアロマオイルもいいですよね。瞬時に心を落ち着けさせてくれます。癒しのグッズも探しましたよ。
視覚や聴覚、嗅覚や触覚・・・五感を研ぎ澄ませば、台湾ではあらゆるところから癒しの材料を見つけ出すことができるのです。 

「癒される」の代表格はSPAと行っても過言ありません


高級感ただようインテリア、サロンは忠孝敦化駅出口の真ん前。
まるでパリのような優雅なエステ。壁に飾られている明るい色彩の絵画や、暖かな照明、ほんのりと香るアロマの香り、スタッフはとても気品があり、見ているだけで癒されます。サロンルームはあまり広くはありませんが、落とした照明にゆったりとくつろげるムードが漂っています。シャワールームは、必要なものはすべて準備されていますし、更衣室では、各高級ブランドの化粧品などが自由に使えます。どのコースも癒されること、請け合い。アロマオイルはイタリア製で、アンチエイジング効果があるフェイスマッサージにはスイス製コスメが使用されています。皮膚の深層まで行き渡るので、リラックス効果はもちろんのこと、施術後のお肌にも期待がもてます。また、こちらのSPAならではのタロット占いエステコース、なかなか興味深いものがありますよ。
行き方:MRT「忠孝敦化」駅の1番出口を出るとすぐ右側にある「頂呱呱」というファーストフードチェーン店のお隣「羅馬大厦」ビルの6階。

肩揉みマッサージもあり、癒された後は、頭がスキッとします!

一度はやってみたい台湾式シャンプー!台湾ならではの格安で早いリラックス法。
日本人旅行客御用達のリージェントホテル/ロイヤルホテルのすぐそばにある美容院。台湾式シャンプーを笑顔の素敵なフレンドリーなスタッフたちがしてくれます。頭の上から雲のような泡がもくもくと立ち上がる様子はここで体験できますよ。肩のマッサージもしてくれるので一石二鳥!Aコース:髪質ケアコース(1時間)
Bコース:頭皮ケアコース(1時間)
Cコース:頭皮+髪質ケアコース(1時間)水を使わず直に髪に液体をかけ…ちゃんと泡立っていくんです!そして、泡立ちはますます加速し…その前にシャンプーしながらも頭皮マッサージ!気持ちいい!そして、ついに!!じゃーん!!本当に角みたいにピーンとたつんですねぇ(感動)ヘアーセットまでちゃんとしてくれます。そのため、来たときとは明らかに別人になってて、髪質の効果がどうかまではすぐに判断できます。数日たっても髪の通りが明らかにいいんです。
行き方:MRT「中山」駅より徒歩5分。南京東路と中山北路の方向へ歩き、中山北路の交差点から老爺酒店の先を右折。ダンヒルの手前のビルの2F。

和みたいし、中国茶もじっくりとたしなみたい

 中国茶の真髄、ここにあり!?台湾の活きたお茶満喫ライフを楽しめる場所。
『お茶仲間と集う場』として、ここを利用するものの知り合いから、知り合いへ…。どんどん輪が広がり、では『せっかくなので』と予約制としてお客さんを迎えるようになったお茶室。アットホームな場でもありながら、凛としたセンスのよさも感じられるお茶の空間です。『は~い、こんにちは~』と、やわらかい日本語のお出迎え。オーナーの張宜靖さんは、日本語ペラペラ。さて、この素敵な空間は、宜靖さんのオリジナル設計。家具も、茶器も、テーブルセットもすべてが宜靖さんのコレクション。スキッと晴れた昼下がりには、大きな窓からはいるたっぷりの陽がとっても気持ちよく、思わず永康街ということを忘れてしまいそう。
こちらのシステムは至ってシンプル。お一人様400元で、テーブルにつき2種類のお茶とお菓子。完全予約制で、時間はだいたい2時間くらい。お茶と一緒に、この宜靖さんのセンス抜群のスペースを満喫できる、というわけです。
行き方:有名な「鼎泰豊」がある永康街をまっすぐ3分ほど南に歩くと、左手に永康公園があります。「張宜靖工作室」は、公園に面するマンションの4階。

カフェがメインなのに食事もおいしい、ゆっくりとくつろげます

 名のとおり、元台北市長官邸、造りは和風洋館で明治時代のものです!
ここ「市長官邸」は、1940年に建てられた和洋折衷の住宅で、台湾では最も完璧に保存された日本統治時代の官邸としても知られています。実際1994年まで台北市長が住居としていましたが、陳水扁元総統が台北市長だった時代の1996年、民間に開放しました。現在は、音楽、映画、美術、文学、撮影などの各種アートの展示会場でもあり、各種教室、イベント会場も兼ね、多目的文化ホールの役割も担っています。作家や詩人、芸術家、議員や市民の集まりの場所ともなっています。洋館を思わせるような店内の1階は、カフェレストラン。玄関を入った右は画廊、左はショップ。カフェでは、まったりとお茶ができます。コーヒーはイタリア直輸入の豆を使ったラテがオススメ。デザートのテラミスもおいしいと評判なので、ぜひセットでどうぞ。食事なら、カフェなのに何故か牛肉麺がいけます。シーフードパスタやドイツ風豚足も押し!*カフェや食事に来たなら、展示会場も忘れずに覗いてみてくださいね。
行き方:MRT「善導寺」5番出口を出てすぐ右折、紹興南街を進み、道路を2つ越え3つ目にある徐州路を左折。1分ちょっとで右側に見えます。歩いて10分弱。 

自然と長居をしてしまうお食事処、お茶もおすすめなんです

 大学街の路地、通り過ぎてしまいそうなほど、目立たないのによき店発見!
小曼さんは、店内中をあちらこちら、お客さんと話したり、お料理やお茶の紹介をしたり…日本語がペラペラなので、日本人のお客さんともにこやかに会話しています。泰順街16巷と標示された路地を入ると、すぐ左手にある建物は日本式の家屋で、黒い瓦屋根が静かに目立っています。食事時には大きなドアを開け切った玄関が正面から見て左側にあります。中に入ると真ん前には、昔の帳簿台を思わせるようなカウンターが。右にも左にも配置センス抜群の茶器やら壷、盆栽があります。光線具合も計算されているのか、どの角度から見ても、そのもの自体がきれいに見えます。階段を一段上がると、そこはお食事エリア。木の優しさが自然の中で会食している気分にさせてくれます。言うまでもなく、このエリアもどっからカメラを向けても絵になるのに感心。机と椅子のほとんどが同じ素材じゃないのに、全体的には絶妙なバランスでなごめる雰囲気を醸し出しています。その日の予約分しか作らないという心のこもった食事をどうぞ。      
行き方:MRT「古亭」5番出口下車、和平東路を進み、台湾師範大学をこえ龍泉街を右折。三本目の道(泰順街16巷)を左折して左側。

門をくぐると、そこは瞑想もできそうな静けさの別世界


鳥の声が聞こえる?儒教を大成させた孔子廟は緑豊かな庭に囲まれています。
「黌門」から入ると、右手には「明倫堂」という名前の建物。かつては経典を教え学生たちに倫理道徳の道理を悟らせる場所。現在は文化活動、カルチャースクールなどの教室として使われているそうです。優雅な内門を通り抜けると、やっと主殿「大成殿」に到着。まずはお参りを済まします。もし日本語ボランティアさんがいらしたら、初めての方はお参り方法を聞いてみるのもよいかもしれません。お線香は無料。アジアのお線香って「こんな花火あったなー」てくらい長いんですよねー。大成殿内は中央に孔子の位牌、左右は孔子の弟子に当たる人間の位牌と祭事に使う楽器が飾られています。中央上には蒋介石の「有教無類」の文字。そのまま顔を上げて、上を向くと美しい天井装飾が。細かく見ていくと屋根の上に人形があしらってあるなど、本当に細か~い所まで凝っているので、好きな人にはたまりません。歴史観たっぷりの建物ですが、建物の外も時が止まったかのように静かで、ガジュマルの樹木の元に立つと、古の人間になったかのような錯覚に陥ります。
行き方:MRT「圓山」駅より徒歩15分。駅を出て向かって右側の庫倫街という通りを、駅を背中にしてまっすぐ進みます。大龍街と酒泉街の交差点付近。 

緑豊かな植物園の蓮池を眺めながら、館内のカフェで一息つきたい


閑静な環境にある博物館、唐三彩を楽しんだ後は、絶景の庭を眺めつつお茶も
中国歴代の主要物を展示している以外は、ヨーロッパ画など、定期的に行う展示が見物でき、常に大人気で満員となります。2階のカフェ「忘言軒」と4階のティールーム「挹翠楼」は、どちらも広い窓から植物園の蓮池を見ることができ、気分よくお茶ができるのでおすすめ。さて、2階のカフェ忘言軒で、アイスミルクティーを注文し、しばしお庭を眺めてひと休み。明と清の宮殿式建築様式が取り入れられたというこの建物。入ってみると、音声ガイド(中国語のみ)の無料貸し出しサービスやコンピュータの案内、眺めのよいベンチなど、環境はとても整っています。特別展の豪華さで有名な博物館ですが、常設展だけでも十分に楽しめます。郵便局も併設されているので、入館前にミュージアムショップで絵はがきを買い、のんびりとカフェで手紙を書き、そのまま郵送なんていかがでしょうか?
行き方:MRT「中正紀念堂」駅1番出口から徒歩10~15分位。南海路を右手にひたすらまっすぐ歩いていくと右側に中華風の建物が見えてきます。

都会の中にあって、緑が生い茂り、リスが躍る場所


散歩ルートにもぴったり。ここは日本統治時代から続く歴史的重みのある公園
台湾の人たちにとっては悲しい二二八事件。1947年2月27日、闇タバコを売っていた女性が政府警察に撲殺された日が発端となり、台湾全土に抗議運動が広がっていきました。この事件によって罪もない多くの知識人が殺害され、事件の真相は曖昧なまま、月日は経っていきました。二二八紀念館が位置するこの公園へ行くには、予備知識を少し持っていくといいかもしれません。台北駅にも近い、台北市民のオアシス的セントラルパーク。約6万平方メートルの敷地内には、南国を漂わすたくさんの木々がワンサカ、涼しい木陰をつくっていて、暑い台北の紫外線とビル熱からあなたを守ってくれます。見上げてみれば木々の間で小鳥たちがさえずり、タイワンリスが行ったり来たり。中国風の庭園と、鯉、亀のいる池、赤い屋根の中国風休憩所でたたずむのはいかが?現代風な「228記念碑」の大きなオブジェも目にとまります。
野外音楽ステージや国立博物館もあり、朝は太極拳や野外カラオケのお年寄りたちが集い、台北の市民文化生活を身近に感じることができますよ。228紀念館の前には「健康歩道」もありました。パッと見、黒色の短い道。近づいて見ればなーるほど!黒い玉状の石が敷きつめられています、もーわかっちゃいました、ここで靴を脱いで、裸足で歩くというわけです!
行き方:MRT「台大医院」1番出口を出てすぐ。

癒されて、かつパワーもみなぎるもの

気持ちを落ち着かせるのに玉の力を借りるなんてのはいかが?
パワーストーンとは、特殊な力が宿っていると考えられている石のことです。パワーの効能は石によって異なります。健康面で心配がある人はこの石、金運アップをめざすならあの石、恋愛によいのはその石・・・という風に。薄いピンク色をした水晶・ローズクオーツは恋愛運に効くとか、ブルームーンストーンは幸福になれるとか・・・、女の子なら誰でも一度はその不思議なパワーにお願いしたことがあるのではないでしょうか?また、パワーというのは、負の面も持ち合わせているのも事実で、それは、主に体の弱っている部分、悪い部分が如実に現れるためだとか。悪いパワーを感じても特に怖がらないで!しばらく、石を身につけるのは控えること。体調が戻ってから、再び、手にしてみましょうね。天然石であるパワーストーンはとても貴重なもの。中には、ン百万元、ン千万元なんてのもあって高価なものでもあります。それだけ稀少で価値あるものだからこそ、ニセモノも多く出回っているそう。これは、素人目には見分けるのは困難です。ですから、信頼のおけるショップで手に入れたいものです。
参考店:瑝御水晶精品 行き方:MRT木柵線「萬芳医院」のすぐ近く。 

香りから、心がほっと落ち着くとき

  中華のお香、そして、漢方などが入っている石鹸
お香は、台湾では、お供えグッズとしての地位を保っています。が、お店に入るとお供え物用ばかりではなく、癒し用のグッズが多いことに驚きます。台湾文化に触れながら、伝統ある拝拝グッズやおもしろみやげを発掘したい方に最適。香りも様々で、白檀一つとってもいろんな香りがあるんですよ。
参考店:陳財美行 行き方:MRT「雙連」駅2番出口を出て民生西路を右へまっすぐ、約10分。 

石鹸なら、台北駅裏のQスクエアの地下1階に、すべてショウガを使った製品を扱っている「薑心比心」を見つけました。ハンドクリーム(430元)やボディクリームはショウガの力で手先・足先が暖かくなる効果もあるし、バスパウダー(390元)は発汗作用も。ダイエットも期待できる!?おみやげにも喜ばれそうです。 
その他石鹸の参考店:阿原肥皂自然と人間と故郷を愛する精神を持つ人が、台湾の自然の中で作った石鹸
行き方:MRT「台北」駅下車、6番出口すぐ。(台湾全土100か所以上の場所で販売されています)

視て、聴いて、癒されるってことよくあります


「大阪アジアン映画祭」でも公開された映画「聴説」、主演をつとめた彭于晏(エディ・ポン)に聞きました!
映画『聽説』、2009年8月に台湾で公開されて、大ヒットしましたね!僕自身、とても気に入っている大好きな作品です。僕は食堂の息子・天闊を演じていて、お弁当を売ったり配達するのが仕事。性格は明るくて、とても元気! 耳の聞こえない秧秧という女の子に出会って、手話でコミュニケーションをとっている内に2人は恋に落ちる。彼女のために手話を勉強したり、お弁当を作ったり、プレゼントをするためにお金を貯める天闊は、一途でがんばり屋です。秧秧の姉・小朋も耳が聞こえなくて、この映画は耳の不自由な方が直面する様々な現実を描いている作品。例えば道を歩いて信号を渡るとか、レストランで注文をするとか、僕らが何気なくやっていることも、彼らにとっては本当に大変なこと。この映画を通して、彼らのことを少しでも理解してもらえればと思うし、ロマンティックなテイストにあふれた感動作です。
日本では「大阪アジアン映画祭」で上映されましたが、好評でしたね。
それはなにより嬉しいです! 僕の手話の先生が、日本と台湾の手話は似ていると言っていました。手話は国によって違うので、今は世界共通の国際手話というのを作り始めているそうです。例えば“MSN”という手話は、世界で通じる。(……と、エディは手話を教えてくれました)
*ナビより…感動的な映画なので、皆様におすすめします! 
関連タグ:台湾台北オススメ観光お土産SPA都会癒し

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-09-01

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