台北のタクシーに乗ってみよう!【動画付】

タクシーを賢く利用して気持ちよく台湾を観光しましょう!


こんにちは、台北ナビです。
旅で使う足としてのタクシー。そして旅先では初めてコンタクトする現地の人が運転手さん…ということも少なくないはずです。だからこそ上手に利用したいもの。そこで、今日は、ナビ編集部&ライター一同が集まり、台北のタクシー事情について言いたい放題!語ってみました。

ズルされることは稀。しかしたまに出くわす遠回り…そんなときでも腹を立てずに冷静に対処!

Navi(以下N):みなさん、普段からタクシーはよく利用しますか?

S:
そうですね。日本と比べたら割安だし、流しも多く、すぐつかまるのでよく乗りますよ。

Y: 私も気軽に利用しています。車体は黄色だけだからわかりやすいし。

L: MRTが通っていない場所へ行くのには、やっぱりタクシーが便利ですね。バスに乗り慣れている人はともかく、旅行者ならなおさら。
N: ナビ読者である旅行者のみなさんは、いろいろ不安があったりするようです。みなさんはどうですか?利用していて「心配だナ」なんてことはありますか?

H:
遠回りですね!

A: え!Hさんは台北長いし、中国語だって問題ないでしょう?なのに、ズルをしようとするドライバーがいるんですかっ!

H: 今もたまにありますよ。

E: そういうときはどうするんですか?

H: 「こっちの道は近いですか?なんで○○を通らないんですか?」とクールに聞いたら、「いいよ、10元まけてあげる」と運ちゃんが自主的に言いました…。

R: 私も一度「昨日は○元だった」と降りるときに 穏やかに言ったら、その分(30元)引いてくれました。
Y: そもそも、故意的にする人はそんなにいないですよね。

L: 基本的には大丈夫。それでも、台湾人でさえこの悩みはあるみたいですよ。たとえ流しのタクシーであっても…。

A: だから、道に詳しかったり、中国語がOKなら、初めから行き方を指定する。たまに運転手さんから「どの道で行きます?」なんて聞かれることも。

Y: 自分で指定するか、ここから乗れば遠回りされないだろう場所から乗るようにしています。万一、「遠回りかな?」と思っても、「左折できないのかな?」とあんまり気にしないようにしています(笑)。

E: 確かに、左折できない道が多いから、目的地の前で止めるために、「え?ちょっと通り過ぎてない??」って道を通ることも。でも、最終的にはきれいに目的地前で降ろしてくれるためだったりする。

L: あんまり気になるなら、さりげなく「你是不是在繞路?(ニーシブシーラオルー):この道は遠くないですか?」と聞いてみるといいのかも。旅行者にとっては、難しいかもしれないけど、あとでイライラしてもしょうがない、その場で解決しないとどうにもならないし。


A: あらかじめホテルなどで道順を聞いて紙に書いてもらうのもいいかもしれないですね。「この前を通って行ってください…」みたいな。

S: けれど、注意してほしいのが、本当のトラブルになってしまうこと。遠回りしたことをめちゃめちゃ文句言ったら、とんでもない遠くに降ろされて殴られたと言う話を聞いたことも…。
R:めったに聞かないけど、台湾人もこの点に注意しているみたいですから。「遠回りしているな」と思っても感情的になると危険ですよね。抗議はあくまでもクールに、冷静に。

S: それに、遠回りされても10元、20元程度だから…と、前向きに考えるのも安全に利用する賢い方法かもしれません。10元だって損したくない、って気持ちもわかりますが。

E: そうですよね、個人個人考え方も違うでしょうが、私はもっと大きなトラブルになるより10元損する方がいいなぁ…(笑)。

台北の街角、出勤時の風景(南京東路一段x林森北路)

バイクが、ガーッと来たので、声がかき消されてしまいましたが、以下です。
「ここは、台北ナビオフィス近くの南京東路と林森北路の交差点です。台北はタクシーが多いので、大体いつでもどこでもタクシーをひろうことができます。手を挙げれば停まってくれます。」

夜間利用は十分注意。女性の1人利用はできれば避けた方が無難!


N: 一番の心配は夜、という人も多いかと思いますが…。

S: なるべく21時以降は1人で乗らないようにしています。地元の女性もだいたい21時以降は1人で乗らないようにしているみたいだから…。

Y: 私の場合、どうしても22時以降に1人で乗る場合は、個人タクシーは避けます。大手会社のタクシーを捕まえます。場合によっては、電話で呼ぶことも。自分で呼ぶのが不安な場合、イイ目のレストランならお店の人にお願いすれば呼んでくれるし…。

L: 電話で呼ぶのが確かに安心。大きな会社の無線タクシーだし、車体ナンバーもあらかじめわかっているし。タクシー会社に記録も残っているし。

A: 夜だけに限りませんが、乗り込んだらまず車体ナンバーと運転手さんの名前をメモるといいかもしれませんね。「書いてるな」ってだけで運ちゃんにプレッシャーを与えられそう!(笑)

H: 特に慣れない観光客は夜遅くの女性1人乗車は避けた方が安心ですね。2~3人であっても、常に気をつけるように心がけること!
以下の記事もご確認くださいね ↓

気もちのよいタクシーの選び方


L: 夜間・昼間に限らずですが、なんとなくキレイなタクシーに乗りたいな…って思います。

H: 新車は安心よね。なぜだか…。

K: 最近はトヨタのWishにしか乗りません。最近多いでしょ?安心できます。

S: それはともかく…(笑)でも、新しくって大きい車だと、運ちゃんが結構愛想悪い。そうじゃない?

A: そうかぁー?(笑)

K: 台湾では運ちゃんは比較的愛想がいいと私は思っています。「日本人でしょ~?」って必ず楽しそうに話しかけられます。

H: ユリの花ってたまにタクシー(大愛タクシー)で見かけますが、お金がたまる・お金をよぶ、っていう意味合いがあるそうですよ。

K:天然の芳香剤ですね。他に玉蘭花って台湾の路上でよく売られてる白い小さな花をブラ下げていたり…。いい香りにホッしますね。

H: ニオイ…と言えば、急いでいて、パッと手を上げて停まった超ボロの車に乗ったとき。車内がく、臭い…。

Y: 私もなんとなく、新しい車を選んでしまいます。選んで停めるのもなかなか難しいんですが。

H: 止めるときにはわかりづらいですが、ドライバーが女性というのも安心できますね。あと乗ってからかかる音楽がクラシックだったりするとホッとします。

R: 私は車うんぬんより、なるべく大きな道で拾うようにしています。台湾人の友人にそう言われたので…。

南京東路x林森北路の台北ナビオフィス近くの交差点から実際に乗りました。乗って「迪化街」と言うと、すぐ走り出してくれました。

まっすぐ行くと着き、支払います。迪化街近くまでで80元。領収書ももらいました。「可以給我収據嗎?」(領収書いただけますか?)

領収書は金額のところが「空白」でくれることが多いので、金額を書いてほしい場合は申し出ましょう。

その他、気をつけたい注意事項



N: 他に注意していること、気をつけている点はありますか?

Y: 乗り降りするときには横を通り過ぎるバイクに気をつけましょう!

L: そうですね、絶対右側から降りますが、それでも歩道との隙間があると、バイクがパーっと走ってきたりしますから。ドアを開けるときは必ず後ろの状況を確認してから開けないと危険です。
E: あ、そうそうドアは日本のように自動ではないので自分で開け閉めするように(笑)。止めてからドアが開くのを待たないように(笑)。

A: 慣れない頃は降り際に閉め忘れて運転手さんに「小姐!」と呼びとめられたことが…。

Y: それから100元札やコインを準備しておいた方がいいですね。

K: 1000元札ではおつりに困ることもありますよね。ごくたまーにですが。

H: それから、故宮博物院前のタクシーは昔からいろいろと評判が悪いですね。

N: クチコミにもよく「お土産屋・お茶屋に無理やり連れていかれた」とか「乗車拒否された」とか書かれていますよね。

A:乗るなら故宮の建物の入口で乗るのがいいですね。階段を下りて、至善路の広場で乗ると大変。

Y:
故宮に限らず、レストランやホテルなど手配してもらえる場所であればドンドン利用するといいですね。安心度がグンとアップします。

失敗エピソード


Y: 中国語が不慣れな頃は「中山(MRT中山駅)に行きたい」といったのに「松山空港」に連れていかれた…などということがありました。

H: 「中山(ジョンシャン)」と「松山(ソンシャン)」ってどこか似ているものね。

A: 言葉の問題…と言えば、日本からのお客さんを案内するのに、2台に分乗したんです。私は中国語に自信がなかったので、もう1台に乗り込んだ台湾人に行先を告げてもらったの。走り出して「これで安心!」とばかりに、車窓を眺めていたら、運ちゃんが「どこ行くの?」って。

L: うんうん頷いていても、だいたいの目的地しか聞いてない運転手さんってたまにいますよね。目的地が近付いてきたら改めて詳細を聞こう、って思っているのかな?

A: 言葉が心配な人は、行先を紙に書いて見せるのがよいですよ。分かりづらい地図もあるので、住所を書くのが一番!お年を召した運転手さんも多いので大きい字で…が鉄則です!

L: そうそう、日本の地図は日本語だし、台湾の地図は必ずしも上が北ではないから、見づらいみたい!
L: 私の場合は友人と英語で「このタクシーはボロいね」と話していたんです。そしたら、目的地近くなって「あなた日本人?」って日本語で尋ねられて…。「私は日本語少しデキマス、英語もワカリマス」だって。あせりました。

K: 外国からの観光客も多いから英語勉強している運ちゃんも多いですね。堂々と「英語話せます!」っていう…。

E: 日本語・英語のできるドライバーも少なくないですよね。余計なひと言にはくれぐれもご注意を!!

おもしろエピソードあれこれ


N: たくさん利用していれば、嫌な思いだけでなく、楽しい思い出も数多くあるかと思いますが…?

Y: 日本人と分かると、テレサテンなど演歌のテープをかけてくれる運ちゃんがいたり。

S: そう!日本人と分かると黙って演歌にして、そして「でしょ?」とバックミラー越しに目線で合図してくる。

H: そうね。はるか前だけど、たまたま前のTV画面で若きころのテレサテンが。「いいですねー」と言うと、運ちゃんは「歌いますか?」とTV横にぶら下げている袋からすかさずマイクを。受け取ろうとしたけど、「あ、やっぱりいいです」と返したら運ちゃんがちょっと歌ってくれました。これは車内カラオケですね。

A: なぜかさりげなく変えてくれる音楽…しかも演歌!これって一種のサービスなのかな?

R: 男性運転手にはあまり愛想を振りまかないのがベター。話しているうちに、「じゃ、今度観光に連れて行ってあげるから、電話番号を交換しよう!」という感じになったりするので。悪い人ではないかもしれないんですけども。

H: 降りるまで「電話番号を教えて」「日本人大好き」などと、くどかれることも…。

S: そうそう、「彼はいるの?」「結婚してるの?}とかよく聞かれるよね。「主人がいる」って言うと、「子供は何人?」とか、結構根掘り葉掘り・・。

N: ナビは1度もそんな経験がない…(涙)。キレイな人やオシャレしている日本人は特に注意した方がいいかもしれませんね。といっても、みんな冗談半分なのかもしれませんけど(え?ナビの強がりだって??)

台北エリアのタクシーは、70元からです


N:台北は70元からですけど、地方は100元からもありますね。
 深夜(23時~翌6時)は通常料金(メーターに示された料金)に20元が追加されますね。


N: 以前同様、後ろのトランクを使用した場合はさらにプラス10元、電話でタクシーを呼んだ場合にもプラス10元がかかりますので、注意してください。なお、台北市内→桃園国際空港まではだいたい1000~1200元くらいになる模様と思われます。乗車の際に、ご確認を。


主な参考無線タクシー会社:
・台湾大車隊:405-88-888、携帯から55688
・大愛計程車:(02)8787-3002
・藍天使無線:02-2306-6006
・警光無線電計程車:02-2918-8111

以上、台北ナビでした。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-07-22

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