新幹線開通の直前、ナビは台中まで試乗してきました!台北駅からの乗り方をシュミレーション+乗り心地をレポート!
こんにちは、台北ナビは年越しも近い12/28に、ようやく新幹線の試乗にこぎつけて、台中まで行ってまいりました!とんぼ返りの体験乗車でしたが、台湾で日本製の新幹線に乗っている自分がとても不思議な気分に。では、板橋の駅からチケットをもらって乗車、車内情報も含めて、シュミレーションでお伝えいたします!(1月中旬までは一般の乗車が開放されていませんのでご注意ください)
■ 1/1より、高鐵各窓口にて、
新幹線の乗車券を発売開始。(台北駅にて)
まずは、正式開業の見通しですが、1月15日からということになりそうです。また、新聞などの発表によりますと、1月5日から14日までの10日間、テスト運転期間として通常料金の半額で運行するとのことです。が、駅のチケット窓口で直接購入ということになります。
■ 1/2の14時ごろの台北駅内はこんな感じ、見た感じ、待ち時間1時間、というところ。
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■ 窓口の対応も、いまいちテキパキ、
という感じではなさそうで、
けっこう待たされることに。
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■ 1Fはこの入口近く。
B1にも売場があります。
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■ まだ台北駅からは乗れません。
板橋駅からの乗車になります。
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いざ、板橋駅へ
さて、本当はナビ、12月の初めに乗車するはずだったのが、車両の調整とやらで1回お流れ、ようやく2回目のお誘いがきたのが、新幹線の営業許可が下りた、まさにその日。午前9:25の405号に乗ることに。8:00には台北駅に着き、MRTで板橋駅に向かいました。
■ チケット売り場も広い空間なので、
すぐに分かりますよ。
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■ 板橋はとっても広い駅で、
その発展ぶりに驚かされました。
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■ もう時刻表もありました。板橋駅から高雄左営駅まで1日19往復、うち3本が台中、高雄左営間の直行列車特急で、高雄までの所要時間が90分。
■ 板橋から高雄左営の正規運賃は1460元、ビジネスクラス2390元となります。
■ このチケットはまだ試験用、とのこと。
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■ チケットは磁石のあるほうを上にして改札に入れます。
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■ ビジネスクラスのシートはエンジ色、
広いピッチでゆったり感があります。
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■ スーツケースなど、大きな荷物を置くスペースもありました。
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新幹線は板橋駅を9:25の時刻通りに発車。やはり日本のダイヤグラムのスタイルが徹底しているのか、発車時間に遅れても「没関係」みたいなアバウトな空気は、この新幹線のホームに入ってからは皆無です。板橋駅をスムーズにすべり出した車両は、すぐ地上に出てしばらく街中を走った後、大漢渓を横切るあたりで見晴らしがよくなってきます。と思うのもつかの間、短いトンネルがけっこう続いたりして、視界は何度もさえぎられます。台湾の地形ってけっこう複雑なんですねえ。そして高速道路を眼下に横切ったりしながら、20分弱で桃園到着。ここはホームが地下になっているので、やや味気のない構内でした。次の新竹駅までは約10分、高架になっている駅なので、こちらのほうは見晴らしよし、です。
■ 同乗した関係者たちも、その速さにどことなくはしゃいでいます。
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■ 新竹駅を過ぎたあたりで時速300キロ近くをマーク。周囲からどよめきが。
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ここまでは距離が近いからか、時速200キロくらいまでしか出ていないかな、と思っていたら、200キロを超えると、ドアの上の電光テロップに時速が表示されるのだとか。新竹をすぎると、車体はグングンとスピードを上げ、296キロまで出ていました。北部の天気は悪かったのに、台中に近づくと太陽が出始めます。やっぱり中南部のほうが気候いいよなあ、と思いつつ、中部の平野を眺めているうちに10:23、寸分の遅れなく台中駅に到着しました。
さて、視察団なので、一時間だけ駅構内を案内してもらい、そのまま台北行きでトンボ帰りだったので、観光気分どころではなかったのですが、ここからアプローチできる観光地などのことをチェックしてみました。台中市内までは、在来線で行くか、将来予定されている公共バスで。ほか、日月潭やお茶処・鹿谷や渓頭などの観光地までは、タクシー利用で。地下にたくさんタクシーが待っているので、値段もだいたいその場で交渉できそうです。
さて、だいたいのイメージがつかめたでしょうか。では、鉄道ファンも、そうでない方々も、チケットを自由に手に入る日を待って、中南部の旅の計画をしてみましょう! 台北ナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2007-01-02