「惡作劇之吻(イタズラなKiss)」1日ロケ地めぐり! Part1

日本でも放送された台湾ドラマ「イタキス」のロケ地の多くは台北市内。MRTやタクシーを使った1日コースをピックアップしました!


こんにちは、台北ナビです。今年日本では、周杰倫(ジェイ・チョウ)の日本公演、張惠妹(アーメイ)のミュージカル出演とこの後の日本公演、F4メンバーによるソロ・ライブから、念願のグループでの来日公演、ドラマや映画の部門でも続々台湾ものが公開され、台湾風が熱くなって来た感じのする今日この頃。「来る来る!」と言われて久しい華流ブームですが、実は静かに、でも着実にその勢力を強めています。

そんな中、いま日本で密かなブームを巻き起こしているドラマが、「惡作劇之吻(イタズラなKiss)」。台湾では2005年に放送され瞬く間に大人気、この年の視聴率NO.1のドラマに輝き、続編「惡作劇2吻(イタズラなKiss 2)」も制作され、2007年末より放送されました。

現在、このドラマが日本各地のテレビ局で放送されており、多田かおる漫画が原作(しかも忠実に再現されているらしい)ということもあり、一度見たら、このドラマの魅力に引き込まれる人も多いようです。

このドラマが縁で、台湾旅行を決心された方へ、この際、記念にロケ地巡りしてみてはいかがでしょうか。テレビの画面で何度となく見たあのお気に入りのシーン!「こんな場所で撮影されていたのか!」という感動は台湾の違った魅力を引き出してくれること間違いなし!と思います。 今回は「勝手にロケ地巡りシリーズ・第1弾」として、ドラマ「惡作劇之吻(イタズラなKiss)」の中から代表的、かつ台湾デビューの方でもお気軽に行ける場所をピックアップしてお届けします!

ただこの「惡作劇之吻(イタズラなKiss)」ですが、台湾では2005年9月25日から、各70分前後・全20話での放送、DVDで発売された当初は3巻バラ売り・各約47分に時間調整され全30話!というボリューム(現在台湾では、内容は同じようですが「完全版セット」として、全20話のものが発売中)なので、ロケ地も膨大!な数になりますが、今回は代表的かつ象徴的なロケ現場を、初めて台湾旅行される方にもやさしく、台北市内を1日で回れるようにピックアップしてみました。
          

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イタズラなKiss』は、1990年代に「別冊マーガレット」に連載されていた多田かおる作の日本のラブコメ漫画。

F組(落ちこぼれクラス)で、ちょっぴりドジな女子高生「相原琴子」が、A組(エリートクラス)にいる、何をやっても常に学年トップの同級生「入江直樹」にひと目惚れ。長い長い片想い期間中、雑草根性ともいうべき「七転八起」級のピュアで一途なモーレツ・アタックによって、彼の心を動かしていく・・・というシンデレラストーリーです。両親同士が友人だったり、「琴子」に片思いする男子が次々現れたり、、、、など、伏線の絡み具合も秀逸、いろんな困難を乗り越えながら、ふたりの距離が近くなって行く過程に、「運命」や「必然」の縁、といったものを感じとっている読者も多かったのではないかと思われますが、作者が急逝されたため、オリジナルは未完のまま。

台湾では、2005年に「惡作劇之吻~It started with a kiss」としてドラマ化されるやいなや、一大ブームを巻き起こし、その年のドラマ部門で最高視聴率を記録。続編の「惡作劇2吻~They Kiss Again」も2007年年末から20週にわたって放送されました。

あたり役といわれた主人公「直樹」役には、鄭元暢(ジョセフ・チェン)
「琴子」役には視聴率女王の若手、林依晨(アリエル・リン)
琴子に一途に恋する「池沢金之助」を、飛輪海(フェイルンハイ)のメンバー汪東城(ジロー・ワン)が好演。

日本でも放送が開始され、全話の劇場上映会なども行われるなど、密かなブームを巻き起こしつつあります。

<ロケ地めぐりスケジュール>開始!!

※ 時間の隣にはわかりやすく、MRTの最寄り駅を表示しました。
※実際はタクシーで行った方が便利な場所もあります。


事前に準備するもの

1)タクシー移動の際、運転手に見せるための2カ所のメモ
「台北醫學大學」
「介云軒」  
(念のため、住所まで書いておきましょう)

2)宿泊ホテルの名刺

あとは、外を歩き回るので、ホテルで朝食をきちんととっておきましょう。

それではロケ地巡りスタートです。

イタキスはここからはじまる、、、、 オープニング最初のシーン含む西門町からスタート!


参考話数)【第12話】 微妙なバランス、【第13話】 誠意の証 
■MRT板南線・松山新店線西門駅の「6番出口

渋谷のハチ公前のように西門町でも待ち合わせのメッカとして象徴的な場所。週末や祝日になると若者で溢れかえるこの場所は、イタキスでも1、2話通して何度も登場。

武昌街 × 西寧南路

オープニング・テロップ最初のシーン「武昌街 × 西寧南路」の交差点。
6番出口を出たら、そのまま右側「漢中街」を歩いていきます。すぐにsony styleの街頭ビジョンがあるビルに突き当たるので、そのまま「漢中街」沿いに右側に折れます。映画館「絶色影城 CINEMA7」、「玫瑰唱片(ローズレコード)」、「カリフォルニア・フィットネス」などを通り越し、ミニ・ライブやサイン会などのイベントがよく開催されている「屈臣氏(Watsons)前広場(漢中街×武昌街との十字路)に着いたら、今度はそこを「武昌街」沿いに左へ。すると、すぐ目の前に「西寧南路」の看板がある信号が見えて来ます。

・信号手前の、道路の真ん中で撮影するのが一番!ですが、平日はホコ天ではないため、車も普通に通行しているので、後面に気をつけて下さい。

この後は全て第12話の「直樹×裕子、琴子×須藤先輩」での映画館ダブルデートの回のロケ地となります。

獅子林大樓 2階部分
<臺北市西寧南路36號> 

まずは「武昌街×西寧南路」の交差点を進行方向に渡れば、ソニーエリクソンの入っているビル、獅子林。

怖いお兄さんたちに追っかけられ「直樹×裕子、琴子×須藤先輩」というダブルデートだったはずが、逃げ出した時は「直樹×琴子、須藤先輩×裕子」の2組になっていて(結果オーライ)、「須藤先輩×裕子」カップルが逃げ込んだ場所が、2階のフロアになります。
裏側の入り口が便利なので、「武昌街」をそのまま道なりに。「武昌街」は別名「西門町映画ストリート」と呼ばれるほど、わずか数百メートルの間に何軒もの映画館が建ち並んでいます。獅子林のビルの中にも「新光影城」が入っていて、道路脇にどーんと置かれている、上映スケジュールを書いた映画の看板を見つけたら、そこを右に折れて下さい。ちょっと路地裏チックですが、一つ目の入り口は通り過ぎて「台北牛乳大王」手前の入り口から入ります。

金西門大樓 入口
<臺北市萬華區漢口街二段54號>

 
2組のカップルがダブルデートをしている頃に、金之助が幼なじみと待ち合わせた場所がこのビルの入口。何故だかこちらは、成人映画を見るハメに・・・・
獅子林大樓を出たら、「台北牛乳大王」前を右に折れ「漢口街」に出て左折。すぐ隣のビルが「金西門大樓」、入口がロケ場所です。

in89豪華數位影院  映画館前
<臺北市武昌街二段89號>

「直樹×裕子、琴子×須藤先輩」のダブルデートの待ち合わせ場所が、こちらの入口。 「金西門大樓」を出たら、戻らずにそのまま「漢口街」を更に奥へと進みます。すぐに「昆明街」の交差点にさしかかるので左折して「武昌街」に戻りましょう。「武昌街」の交差点を「生活工場」のほうに渡って更に進んで行くと、映画館が2軒隣り合わせに並んでいます。そのうち奥のほうの「in89豪華數位影院」映画館前の入り口が、デートの待ち合わせ場所。
映画のあと、怖いお兄さんと一悶着あったのは、向かい側にある黄色い看板「木瓜牛奶」の店の前あたり。

■ 「昌武街×康定路 交差点付近

怖いお兄さんたちから逃げ出した「直樹×琴子」組が、ダッシュする、お祭りをしているかのようなにぎやかな通りは康定路で撮影。この後、碧潭でデートする前フリになる部分。

「in89豪華數位影院」から更に「武昌街」を上って行くと、次が「康定路」との交差点。 この「康定路」の真ん中を、交差点の右手側(駐車場奥隣の)「晉徳宮」から、左手「電影主題公園」方面に向かってダッシュしました。(通常は普通の車道なので、道路の真ん中は走れません。)
「康定路」を「電影主題公園」方向に折れて、次の「峨眉街」交差点を公園の道なりに左折。 ひたすら直進すること5分、西門に降り立った際最初にぶつかったsony styleの街頭ビジョンの通り→ MRT「西門」駅、六番出口へと戻って来ました。 西門町エリアはこれで終了です。

「西門」駅から今度はMRT松山新店線で「中正紀念堂」行きに乗ります。

「西門」から「中正紀念堂」までのたった3駅、5分ちょっとのライン。すぐに到着するので、ホームをそのまま地下に降り「新店」行きのMRTを待ちます。

二人のキョリが縮まった「碧潭」初・デート、結婚式

参考)【第13話】 誠意の証、【第30話】イタズラな・・・

新店、「碧潭」エリアに到着しました。MRT「新店」駅の改札は1カ所。「碧潭風景區」出口(左側)に出ましょう。道路を渡れば、もう目の前が新店河の河辺。

碧潭風景區
直樹と琴子が二人で第13話でデートした、また最終話で『雨の中の結婚式』を開催したあの場所、が眼下に広がります。
『あの吊り橋は全長200mもあるんだって!それにここ碧潭は台湾八大景色に数えられる有名な場所なんだから』 碧潭は琴子が台詞の中でさりげなく説明していたように、「端午節」の頃には毎年ここで「ドラゴンボートレース」が開催されたりもする、 景色のきれいな指折りの観光地のひとつです。
ここを階段でおり、河辺まで降りたら、もうシャッター押すのがめんどくさくなりそうなほどオイしい撮影スポットだらけ!!アゲアゲになるテンションを押さえながら「白鳥ボート(天鵝船)」の誘惑を横目に、吊り橋あたりまで歩きましょう。(この後の行程を考えると白鳥ボートに乗るのは涙をのんで下さい!ちなみに、直樹と琴子が乗った白鳥ボードは「48高林」号。まだまだ現役のようです!)
ただ、今年になって、河辺沿いに所狭しと並んでいた出店や喫茶店などが撤去されてしまったので、二人がデート中にやっていた「金魚すくい」や「UFOキャッチャー」なども無くなってしまったのが残念。

碧潭吊橋

この吊り橋「碧潭吊橋」も立派なロケ地。

全長200mの橋の上で、二人乗り自転車で渡ったり、キスするカップルを横目に恥ずかしげに2人が通り過ぎたり、いろんなドラマのあった場所。

碧潭食堂 
<新北市新店区碧潭路14號>
そして、この橋を渡り切ってすぐ目の前に見える食堂が「碧潭食堂」です。この通り、時間軸が前後しますが、西門町からバスに乗ってやって来た二人が降りた先、道行く人は全てストップモーション、2人のみが動いている、という不思議な演出で有名なあの場所です!!(普段はここまで、しかも624の番号のバスは乗り入れてませんので、あしからず。)

碧潭飯店 
<新北市新店区碧潭路121號>
この「碧潭食堂」前は、Y字路になっているので、右側に折れて川沿いにそのまま直進すること約3分。

ドラマの中では、河に落ちてびしょ濡れになった二人が入ったホテル「碧潭飯店」に到着です。 直樹が濡れた上着を絞ろうとして、窓から落としてしまったあのホテル。(ちなみに部屋番号は805という設定)

ここで「碧潭」エリアは終了!

吊り橋を渡ったら、今度は河辺に降りず、そのまま進行方向にセブンイレブンの方へ階段を下りて商店街を左方面に、駅の方まで戻りましょう。 所謂、これぞ地元!的な小さいけど、ローカル色溢れる、なんか素敵な商店街。ここですこし小吃を補給してもいいかもしれません。  台北ナビでした。
関連タグ:ロケ地芸能イタキスドラマ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-10-28

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