B級グルメの殿堂・士林夜市へ出撃!Part1-20数年腰をすえた美食夜市のヌシが推薦する名店紹介

迷いやすい士林夜市の屋台エリア。ナビはまる2晩かけグルメ夜市を徹底取材!分かりやすい屋台番号付!




台北のナイトスポットといえば夜市、夜市といえば士林!MRT劍潭駅正面の美食市場をはじめ、陽明戯院界隈、小南街の慈誠宮付近に屋台風B級グルメ店がひしめいています。その中で、口コミや、店内が賑わう人気店を厳選してお届けします。



台湾の夜の楽しみはなんといっても夜市の屋台グルメ。特に士林は夜市の代表選手ですが、どんな店がオススメなのか、広くて小さな屋台の多いこのエリアだけに選択に迷いますよね。そこで!
ひたすら「食う」…私、祥がお届けします!
自称・台北ナビ期待のホープこと、わたくし“祥”とナビの若手ライター“綾ちゃん”がまる2晩かけ、この士林夜市を徹底取材しました! 台湾在住が長い方に予め行きつけの屋台を尋ねたり、お店のご主人にアドバイスをしてもらったり、なるべく特色のあるユニークなお店をピックアップしました。さらに歩きやすいよう、エリア別にレポートします!さて、まずはMRT駅前と立地条件もよい「美食広場」。まずは、ここから士林食い倒れツアーのスタートです。




ナビが頼りに頼ってしまったのがこちら「303広東粥」の店主、黄さんでした。何店も老舗の名店の場所へ案内してくれたり、今後の展望なども語ってくれました。
「ここはね、あくまでも仮の屋台なんだ。だから、建物の外側には『臨時市場』って書いてあるやろ。ワシらはもともと基河路に近い夜市で営業していたんやが、そこはあまり衛生的にもよくないから、といって取壊した後に新築の屋台街を作るっていうから、こっちに避難してきたわけよ。もう3年になるけど、一向に工事が進まん。資金不足なんやて。で、ここに移ってからは店の数は倍以上、よそものが来て同じような店が増えて、競争は激しくなったなあ。せやけどね。やっぱ長年続いた店が一番やで。ウソやないよ。ここに残っている昔からの仲間はワシがよぉしっとるから、どこでも案内したる。え?あちこちにある漢方スープ店はどうかって?体によさそう?アカンアカン。ヘタな中国産の漢方薬を使った料理は不衛生だから。ここでは衛生がいちばん肝心だから。そこんとこ気ぃつけて、旨いもん、どっさり食べてき!」

このエリアにはお店ごとにブース番号で振り分けられています。で、その番号は承徳路の入り口の左側から右側へ、区画ごとに001、002…と番地がつきます。そして角まで行くと、今度は右側から左側へ番地が増え、文林路側の339番地まで続きます。左側の数字が切れているのは、この建物の夜市として使用されていないエリアだからで、実際は倉庫や作業所などとして使われているようです。というわけで、ここに紹介したオススメ屋台には印があるので、お役立てください。



「正宗嘉義鶏肉飯」
屋台番号013,014,015
「もち餅屋」
屋台番号145
大龍頭蚵仔煎」
屋台番号200.201
「楓霖冰果」
屋台番号202.249.250
「魯肉飯」
屋台番号208.243
「小荘官財板」
屋台番号244
「舊街仔」
屋台番号 245
「爵林花生糖」
屋台番号258
「303広東粥」
屋台番号259.260.306.307
「昇記士林大香腸」
屋台番号308
「生炒鱔魚」
屋台番号315.316.372.373
「小林紅油抄手」
屋台番号539
そのほかの代表店
「古早味豆花」
屋台番号012
「老牌士林十全排骨」
屋台番号022, 078-081
「王記青蛙下蛋(愛玉ゼリー)」
屋台番号150, 369
「鼎邊銼」
屋台番号256, 257, 309, 310
「老士林大餅包小餅」
屋台番号538
「士林水煎包」
屋台番号528
「豪大鶏排(特大フライドチキン)」
屋台番号529
「大統一牛排(鉄板ビーフステーキ)」
屋台番号502-504, 530-532


(屋台番号:259, 260, 306, 307)
30年近い歴史と味を誇る広東粥の老舗。お粥の種類はとても多く、その中でもスタンダードはいろんな具が入った広東粥。ダシの作り方にもこだわりがあり、肉を使わず骨のダシを使い、キャベツ、玉葱、ニンジン、シイタケ、リンゴなどを十時間強煮込み、更に凍らせたものを削って使用しています。味の素などの化学調味料を使用しない、ご主人自慢の味です。カツオだしも使用しているので日本人の味覚に合ってます。何より、お粥屋は美食広場ではここしかありません。ご主人曰く「うちが美味すぎて、他のライバル店は歯が立たないんだ」とのこと。う~~ん、スゴイ自信。値段も60元とトニカク安いッ。ちなみにピータンのトッピングは無料。ちなみに、ここの天婦羅(薩摩揚のようなもの)も絶品。なんと、サメ肉のツミレを使用しているのだそうです。新しい食感に感動すること間違いなしっ!


(屋台番号:308)
36年の歴史を持つ、美食広場の中でも古老的な存在の台湾ソーセージ屋台。店の前を通るだけで炭火で焼けたソーセージがジューシーな香りを発散させていて、食欲をそそってくれます。売っているのは腸詰と、腸にもち米を詰めた「糯米腸」だけ。ただ、腸詰はビッグサイズのものもあってビックリ。これは50元で切り分けてくれます。さらにオススメがもち米ソーセージをたて切にして、ソーセージをサンドしたもの。キュウリなどの野菜も入れてくれるのでとってもボリュームありです。


(屋台番号:206, 245)
美食広場はもちろん、台湾の夜市に必ずある「蛙の卵」の看板のお店。蛙の絵が妙にリアルなので本当の蛙の卵なのかと勘違いしそうですが、実はこれ、タピオカが蛙卵みたいに見えるので、そう宣伝しているだけとのこと。それはさておき、この蛙印の看板の店では、真珠の輝きを持ったタピオカ「粉圓」が食べれる店と思って間違いありません。それと、植物の種を水に漬けて裏ごししたものを冷蔵庫で固めた「愛玉」が食べられるのです。ナビは、蛙印の店がちょっとアヤシすぎるので、もう一軒の愛玉のお店へ。こちらの「愛玉+粉圓冰」(30元)は、加えた愛玉とタピオカにレモン汁のハーモニーが美味の一言。氷をちょっと加えてシャキシャキした食感を出してくれるのも素敵なポイントです。


(屋台番号:244)
官財板という妙なネーミングの料理。これは何かというと、簡単にいえば「揚げパンのシチューとじ」?観察すると、厚めに切った食パンを揚げてサクサクした食感を出したあと、中をくりぬいて、中に野菜やお肉などの具をトッピングして、シチューをかけ、フタをして完成です。食べてみた感想は、洋食にみたいな感じでけっこうマイルドな味わい。種類もいろいろですが、ビギナーには具だくさんの「総合板」(40元)がオススメ。日本にはない創作料理なので、ちょっと最初はヒキましたが、食べてみると、2人で一枚分あっという間にペロリ。「これを食べるとお金が貯まる」と地元の人もすすめる縁起のいい一品です。本当に食べる価値ありです。


(屋台番号:013, 014, 015)
嘉義の名物料理、鶏肉飯の老舗も発見! 20年以上の間、この士林で鶏肉飯と魯肉飯2本柱で支えてきた意外な穴場店です。濃いめの味付けがお好みの方はコッテリ魯肉飯(20元)を、アッサリ目がいい方は甘めのタレが特徴の鶏肉飯(30元)を。日本語版にしか書いていない裏メニューで肉入りの「担仔麺」(50元)はじめ、ほかのメニューも比較的日本人の舌によく合うアッサリめで食べやすかったです。日本語メニューが置いてあるのも心強い店です。場所は一番奥ですが、食べて後悔しない店です。

(引っ越しました)


(屋台番号:200, 201)
ほかのお店を取材していたらここの主人と目が合ってしまい、「カキオムレツ、オイシイネ」という片言の日本語につられ、つい取材してしまいました。が、お話を聞くと意外にも26年続いている老舗とのこと。独学だそうですが、出している料理は日本語で説明できるというお茶目な主人でした。日本で高価なカキですが、カキの安い台湾ではカキオムレツはたった40元(140円ほど)。フックラとした卵の感触に、カキから広がる濃厚な海の匂い。しかも甘めに味付けされたソースがまたマイルド。う~幸せ。このエリアにはカキオムレツの店が22店舗もあるとのことですが、過当競争にも負けない、確かな味を守っているお店です。カキの苦手な日本人には海老オムレツ(40元)をどうぞ、とのことです。ほかのオススメは肉団子スープ(25元)とイカのあんかけ麺(60元)。


(屋台番号:315, 316, 372, 373)
士林で「鱔魚=タウナギ」を扱う唯一のお店。11年の老舗です。「鱔魚炒麺」(90元)が看板料理。ちなみにお好みで「小辛・中辛・大辛」と辛さを加えることもできます。炒麺にはあんかけがのっていて、タウナギも見た目の割にあっさり味で美味しいです。またここには台湾の珍味「臭豆腐」(50元)もあります。臭豆腐を煮込んだものと、鴨の血を固めた豆腐の小鍋が運ばれます。その「臭み」は慣れていない日本人にはキツイかも。祥もチャレンジしましたが、三口食べて力尽きました…。が、チャレンジ精神をある人は是非!!ちなみに、臭豆腐は揚げたものと、煮込んだものの2種類があります。鍋の方が匂いは強いので最初は揚げたものを食べてみるほうがいいかも知れません。


(屋台番号:339)
小林のマークが目印の文林路に面した入り口の角にあるワンタン専門店です。ご主人が林さんだから「小林」印。なるほど~。豚肉と野菜を一緒に練りこんだという餡が独特。辛いゴマ味噌を上にかけると天下一品の味です。もちろん、辛くないワンタンもあるので、辛いのが駄目な人はそちらをどうぞ。ちょっと辛めなワンタンと野菜がいい感じ和えてあるのが魅力ですね。四川料理だからラー油もたっぷり。ご主人曰く、チヂレ麺が入ったワンタン麺(45元)も自信作との事。でも、舌がしびれました~。


(屋台番号:202, 249 250)
台湾カキ氷25年の老舗。ここのおばちゃんは日本語が達者でお話好きなので、楽しく注文できるのも日本人には嬉しいポイントです。カキ氷は40元から。祥としては、せっかく台湾にきたんだから、80元の大きい台湾カキ氷を友達と一緒に食べることをイチオシします!マンゴー、キウイ、イチゴなど、トッピングの種類も豊富。1種だけでもいいし、3種の味をかけあわせたミックス版カキ氷だって注文できちゃいます。さらに、練乳入り冰バージョンもオススメ。削った感触がふんわりしていて食感がなめらか。ゼヒゼヒご賞味をッ!!!!


(屋台番号:145)
どの店を取材しようか…と考えながら歩いていて目に飛び込んできたのが、馴染みのある和風の佇まい。中華系が幅を利かせる美食広場の中でも異色だと思ったら、実はご主人が日本人のお餅やでした。日本で食べたら高い値段になってしまう、甘味店で出すようなお餅を、ご主人の工夫と手作りにこだわる心意気で、全品50元(うぐいすきなこ餅やくろまめきなこ餅など)で食べられます。ご主人の持地さんのご好意で、いくつか試食させてもらいましたが、本当に美味しい!しかも一緒に静岡産のほうじ茶を出してくれるんですが、これがお餅との相性抜群!思わずまったりです。 こんなお餅屋さんもあるなんて…美食広場は奥深いです。


(屋台番号:258)
ここで売っているのは、お土産向きのアーモンド飴やパイナップルケーキが主流。タイミングさえ合えば、作業工程もしっかりと見せてもらえちゃいます。アーモンド飴(150元)はちゃんと袋に包装されていて、立ち食いしてもOK。パイナップルケーキ(160元)やミルクキャンディ(100元)も台湾ならでは。ちょっとのどが渇いていたら「青草茶」(20元)をどうぞ。祥も飲んでみましたけれど……ミントに苦い薬草を混ぜたといった感じの清涼茶。日本では味わえない味覚です。


店名なし (看板に「炒花枝、蚵仔煎」とある)
(屋台番号:208, 243)
台湾に来た日本人が病みつきになる料理が魯肉飯。豚肉をトローリ煮込んだタレがかかっているご飯のこと。ただ、魯肉飯はお店によって味付けがぜんぜん違ったりするので、どんな店でも侮れません。ここの魯肉飯(20元)は大盛の割にこの価格。この魯肉タレがかかった「湯がき空心菜」(30元)を添えてバランスを取ってみました。これぞ台湾B級グルメの王道!





夏はうだるくらい暑くなるというのにビールが売っているお店がほとんどない?!!どうしても一杯やりたい方は、トイレ近くにある出入口の自販機で買うか、事前にコンビニなどで購入していくことをオススメします。飲物持込でとがめられる店は一切ありませんので。


お店の営業時間はお店によってまちまち。正午過ぎから始まる店もありますが、ほとんどが16-17時が開店時間で、深夜0-1時が閉店と、けっこうアバウト。


夜市で出前は一般的。別の店で注文し「隣に届けて」などと席を指差せば持ってきてくれます。そして料理と交換に清算します。お店によっては店主が遠いところまで注文を取りに行ってくれるばかりか、「料金はまとめてでOK、別の店とは後で清算するから」という気の利いた屋台も。


美味しいお店がいっぱいあるので、ひとつのお店で食べ過ぎないように。注文し過ぎると、2~3軒で満腹になってしまいます。数人一緒なら一品だけ注文してシェアして食べることは美食広場では普通なこと。この方法で多くのお店の食物にチャレンジです!


それでも絞れない場合はここに紹介している「303広東粥」のヌシの店へ駆け込むか、お餅売りの持地さんに相談するのもよいかも。


屋台料理の味は美味しいのですがどれもけっこう脂っこいので、合間に愛玉やカキ氷の店で口直しをすると口がすっきりしていいかも。


ティッシュが見つけにくいお店も。テーブルなどは幾分か汚れやすいのでポケットティッシュを持参すると便利。また、人によっては免疫ができておらず、お腹の調子が悪くなる可能性も…。心配な方は胃腸薬や下痢止めなど準備をすれば鬼に金棒(笑)。

その他情報

住所:MRT剣譚駅前
営業時間:16:00-深夜1:00(お店によって違う)
日本語:ほとんどダメ
行き方:MRTなら淡水線劍潭駅下車、駅前正面に美食夜市が広がります。

記事登録日:2008-10-28

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