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鉄道博物館と集集線

台鉄「苗栗」で下車し、蒸気機関車を見学したあとは、二水駅から集集線に乗り換え、緑の世界へ飛び出そう!

こんにちは、台北ナビです。台北を離れてナビがおり立ったこの地は「苗栗」。中国語でミャオリー、日本語ではビョウリツと呼ばれています。新竹の南、台中の北に位置し、台北から自強号で約一時間半。まだまだそんなに有名どころではない苗栗ですが・・・今日のナビの目的は、実は機関車を見ることなんです。

苗栗鉄道博物館

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苗栗駅のちょうど真後ろ徒歩10分ぐらいの所に、交通部台湾鉄路管理局があります。ここの一階には大きな広場があり、台湾鉄道の有史以来、陽の目を浴び続けた機関車達が数台展示されています。実は駅の線路のすぐそばにあるので、駅の周りをぐるぐる歩いていれば、駅のホームからもふっと機関車がみえるんですよ。しかも、別に何の大した柵もなく、入場チケットもなければ、特に専門の説明員がいるわけでもありません。「こんなところに、展示場があるなんて!」と思う人もたくさんいるらしく、一般の人にはまだまだそこまで有名な場所ではありません。(もちろん鉄道ファンには必見のところですが)数年前までは雨よけの屋根すらなかったそうです。観光客が少ないので、本当に列車や機関車が好きな鉄道ファンにとってみれば、心ゆくまで列車と対話できる絶好の場所とも言えるかも。
飾ってある蒸気機関車は合計三種類。1・CT152 2・DT561 3・阿里山鉄道蒸気機関車。その外にもいろいろと列車展示物がありますが、ナビは時間の関係で蒸気機関車しか見学できませんでした。そうでないと次の電車に乗り遅れてしまう…

CT152は日本時代、台湾総督府に納入されたもので、台湾への納入時期は一番早く1919年に台湾に納入されました。おそらく当時の台湾の人が蒸気機関車と言って、思い浮かべるものと言えばこのCT152だったんではないでしょうか。そのCT152はこの博物館に入ってすぐ左側でお客様を迎えてくれています。
その後ろに続くのは、あら、なんだかかわいらしい、おもちゃのような機関車。阿里山鉄道を昔走り続けていた機関車です。この機関車の特徴的なところは、特殊な片側縦置きのシリンダを持ち、傘型ギヤで動力を伝える間接駆動方式。急な山道をグングンと突き進むためにはこのような形がふさわしいのかな??今はもう基本的にこの蒸気機関車は使われていませんが、台湾の桜の季節になると、特別にこの機関車が阿里山鉄道を走り、人々の注目の的になるとともに、春の訪れを知らせています。
さて、その後ろにあるのはDT561。近くまで来てみてびっくり!!とにかく大きいんです。よく昔の映画なんかで、男の子たちが線路を走る蒸気機関車を見上げながら「でっかいなぁ」なんてつぶやくシーン、ようやくナビもその気持ちがわかりました。本当に大きくて、太刀打ちできないパワーを感じます。これはアメリカからやってきた車両で、1979年まで使用されていました。何でこんなに大きいかというと、貨物車両だからなんだそう。大きくて重い荷物をたくさん運ぶことができるけど、客車型蒸気機関車に比べて早く走ることはできないんだそう。最高時速は80km。
他にも客車とか、ディーゼル車とかいろいろ展示されているんですが、時間の都合で、あんまりたくさんは見れませんでした…残念。だって次は、台中の有名な「集集線」に乗りに行かなければならないので…それでは、集集線へGO!

緑の世界を突き進もう、集集線

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さて、苗栗駅からさらに鉄道で南下します。彰化まで自強号で向い(約一時間)、そこから莒光号/復興号/区間車に乗り換え更に南下「二水駅」で下車しましょう。列車によっては、直接二水から集集線に乗り入れる列車もあります。ローカル線集集線はこの二水から出発です。二水駅前には小さなロータリーがありましたが、まったく人がいません。聞こえてくるのは人の話し声と自転車のベル。そして駅前の雑貨屋で売っている小鳥のさえずり。犬が横になって気持ちよさそうに寝ていたのをよく覚えています。駅のすぐ左側には、昔駅員の宿舎として使われていた古い木造の家が並んでいます。その木造の家の前では、数件の屋台が並んでいて、それぞれの屋台のオーナーはお客さんがいなくなると一か所に集まり、いつ終わるかわからないような世間話をエンエンと続けています。そんな光景をひとしきりボーッと眺め、そろそろ列車の時間だと、重たい足をたらたらと動かしながらホームまで向かいます。




暑いからネカセテクレ~
台湾鉄道の切符は、まだ完ぺきに自動化していなくて、この二水の駅はなんとまだ、切符を切っています!チョキチョキ。
意外に若い人が多いんですね。大学生が休みのときに来ているのでしょうか。午前中でも、すごい人で騒がしいんです。先頭車両に乗り込んだナビですが、もちろん皆が先頭車両に乗り込みたいだけあり、ただでさえ狭いのに、もうぎゅうぎゅう詰め。
隣の運転手さんはなんということもなく運転を続けています。慣れた顔つき。

いざ出発だぁ~左右にはたくさんの農産物が

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この集集線の線路わきにはたくさんの農産物が植えられています。マンゴー・バナナ・稲・グアバ・樟脳の並木道など、がズラッと並んでいます。所々で、旅行者が線路わきまで躍り出て、写真を撮ってくるなどヒヤっとする場面も。でも運転手さんは慣れているみたいです。
実は1999年、台湾の中部で大地震が起きました。最も被害を受けたのは、この集集線の線路付近で、その為当時使われていた線路のほとんどが破壊され、右側にその地震で曲がった線路がまだ無残にも残されています。線路のほかにも、痛々しい姿でまだ残されている斜めに曲がった鉄塔。これも地震の時にゆがんで以来、ずっとそのままの形で残されています。

集集駅

この集集線の一番の目玉スポットはこの集集駅周辺。ここの駅はなんと乗り降り無料なんです。改札は形ばかりで、切符を切る人はいません。実は観光地開発として、この地域がこの駅を管理・一般解放していて、駅の周りには、レンタサイクル店がたくさん。観光客は列車に乗ってこの集集駅で自転車をレンタルして、付近の観光地を巡るというなんともエコな旅行を楽しんでいます。





寝ころんでも大丈夫。こっちの線路は地震前の線路。もう使われていないんですよ。
家族連やカップルがたくさん。昔の線路を利用したオブジェや椅子なんかが置かれています。 家族連やカップルがたくさん。昔の線路を利用したオブジェや椅子なんかが置かれています。

家族連やカップルがたくさん。昔の線路を利用したオブジェや椅子なんかが置かれています。

車埕駅~ヒノキ材の集荷地は今~

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ここが終点の駅です。集集駅とは違って、比較的観光客が少なく、そして着いた瞬間に目の前にそびえる崖、そして、その奥のダムに目が引き寄せられますね。山の中で、さらにすぐそばを渓流が走っているので、森林浴の爽やかさにプラス川のせせらぎが聞こえてきて、駅に着いた途端に深呼吸してしまったナビです。駅舎も新しく、ヒノキでつくられています。

実は昔この地域は林業がとても発達していました。この地域で伐採されたヒノキは、この車エ呈駅で製材され、集集線に乗って運ばれたといいます。車エ呈駅にまだのこる旧線路は駅を超えて、少し離れた小さな池まで昔は続いていました。昔その池は貯木場となっていて、その後製材されたヒノキは集集線によって、市街地まで運ぶことができました。残念ながら現在林業は衰退してしまいましたが、名産のヒノキを作ったお土産グッズなどを見ることができます。
駅の奥には小さな集落が広がっています。細い坂道にレンガ造りの軒が連なって、外国らしい風情があります。いま、壁は水色のペンキで塗りつぶされてしまっているのが、ちょっと惜しいなぁ
車エ呈駅のはずれに、「木茶房」という比較的新しいレストランがあります。木造の大きなコテージ風。ここの名物は、この桧の弁当箱に入ったお昼ごはん。この車エ呈駅では、昔からこのお弁当がとっても人気で、駅の中にも売っているぐらい。観光客はここでお弁当を買って、電車の中で風景を見ながらお弁当を食べていくんですね。
集集線は大体一時間に一本。これに乗り遅れたら、その後の多くの予定がくるってきます。そう思うのは旅行者ならだれもが当り前なわけで、そのため車エ呈駅では駅に電車が入ってくると、比較的大きな音で放送が流れています。

車エ呈駅のすぐそばには小さなトンネルがあり、電車はかならずそのトンネルを抜けてやってきます。電車の放送が流れると、みんながいっせいにトンネルの方に注目します。子供たちも一段とキャーキャーと歓声を上げ始めます。
左側の線路は、地震前の旧線路です。今は使われていません。

左側の線路は、地震前の旧線路です。今は使われていません。

季節はもうすぐ夏。暑い暑い…

季節はもうすぐ夏。暑い暑い…





それでは、この中部鉄道の旅はこれでおしまい。二水に戻って本線から台北に戻りましょう。台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-07-03

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