中国式マッサージの受け方

マッサージタイムは、台湾人と一番密接にかかわれる時間でもあります。その時間を無駄に過ごさないために、ナビから幾つかアドバイス!必見です★

こんにちは!台北ナビです。今回は、台湾での旅をもっともっと安全に快適に過ごしてもらうために、10人に8人は訪れる「マッサージ店」でのマッサージの受け方をレポートすることにしました。やはり、人と人との体がふれあうマッサージでは、もちろん、台湾人とのコミュニケーションが存分にとれる時間ではありますが、ともすれば、誤解が生まれやすく、特に言葉が通じないならば、誤解解消も一難儀。気持ち良い極楽マッサージの世界を堪能するために、誤解発生ポイントを一つ一つクリアしていきましょう。

当日の服装は


~足裏マッサージ編~
もちろん皮膚の上からツボを刺激するのが台湾式ですから、「素足」これが大前提です。ですから、当然膝より上のスカートや短パンなどが、最もベストな服装。でも、安心してください。“そんな服を着てきていないっ”という人の為に、お店側は、ズボンを用意していることがほとんど。遠慮なく着替えたい旨を伝えましょう。ちなみにズボンは「褲子 クーズ」。「我想借一下這裡的褲子 こちらのズボンをお借りしたいです。」これでOKでしょう。
マッサージ師さんは足元にかがんでマッサージをしてくれるので、スカートで施術を受ける際、「あぁ!パンツが見られちゃう!」なんてハラハラする婦女子の皆様も多いのでは?心配しなくてもいいように、一般のお店では膝から上にはバスタオルをかけてくれます。(これは体を冷やさないように、という意味もあります)

~全身マッサージ~

全身マッサージでは男性マッサージ師さんから施術を受ける場合も少なくありません。でも、女性、しかも外国人の私たちにとっては、いきなり見ず知らずの男性にマッサージをされるのは、気分よくないですよね。

通常は、ブラジャーを取り、素肌の上から上下“作務衣”を着用し施術を受けるのですが、マッサージ師さんによっては、背中を直接指圧する為に、「“作務衣”を前後ろ逆に着てね(後ろから開くように)」と言われることがあります。嫌なときは、ハッキリと何度もしつこく断りましょう。女性のマッサージ師さんならともかく、やはり見ず知らずの男性に、背中を触らせたくない、というのはすべての女性が思うことなのでは。

施術中は


~台湾式足裏マッサージ~
人によってとっても痛かったり、逆に熟睡するほど気持ち良かったり、ストレス度、疲労度、体調、体質によって、マッサージを受けた時の感じ方は全然違います。人によっては「痛い方がいい」とか「内出血するぐらいでも問題ない」といいますが、せっかく楽しい海外旅行に来ているのですから、あくまで「自分が主体」。あなたが「痛すぎてどうにもこうにもならん!」という時は、ハッキリと何度もしつこくオーバーリアクション気味にやめてほしい、痛すぎる、と伝えましょう!
基本的に台湾の足裏マッサージは、ツボ押しなので、かなり痛いわけです。どうしても痛いのが我慢ならない、もしくは同行の友人が痛いのが嫌だというならば、無痛足裏マッサージができる店にいってみるのはいかが!?

無痛マッサージの店
~全身マッサージ~
台湾では指圧を中心とする全身マッサージが多いのですが、実は、マッサージ師さんによってマッサージ方法も大きな差があるのだとか。そして、全身はマッサージの面積も広いため、“マッサージ師さんの技量が問われる!”といった方がいいでしょうか!?

もし、「この人のマッサージがいい!」と気に入ったら、その人の番号および名前を控えておきましょう。人によっては個人の名刺や電話番号を教えてくれることも。

実は多くのマッサージ店ではマッサージ師を登録制にしているため、登録マッサージ師は時にはほかのお店にヘルプに行ったり、または、個人的にお抱えのお客さんを持っていることもあるわけです。(もちろんお店常駐の正社員もいますよ)だから、お気に入りのマッサージ師がそのお店にいなくても、ほかのお店にいることもあったりするわけ。
そして、女性に人気が高いのが、アロマオイルマッサージ。トラブルを避けたいのであれば、女性マッサージ師を指名するのがベター。オイルマッサージは、当然、服の上から施術できず、素肌の上にオイルを塗って、手でマッサージしていくもの。エステならともかく、通常のマッサージ店でオイルマッサージを受けたい場合は、「女性が施術してくれるかどうか」をしっかりと確認しましょう。また、マッサージ店のアロマオイルマッサージは、ベース「中国式マッサージ」なので、力の加減が強いところもあります。痛みを感じない気持ちいマッサージを御希望なら、エステをお勧め。

女性マッサージ師が多い店 

マッサージ師は男性がいい?それとも女性?


これは意見が分かれるところでしょうか…。確かに男性の方が、力も強いので、「力強くツボに入れてほしい!!」という欲求が強いでしょう。そんなあなたには、男性のマッサージ師をおすすします。もちろん女性は男性に比べて比較的力が弱いと言われていますが、でも、技術や経験で勝負ということもありますからね、あまり安易に「女性の方が力が弱くて…」なんていうこともできないわけです。
女性マッサージ師の利点としては、女性側からの意見では「女性の方が話が弾む」「リラックスできる」「全身マッサージをお願いしたいから」などがあるわけで、やはり女性ならではの親近感・親密度が伴うのが、女性マッサージ師の利点でしょうか。
ただ、先程も上に書きましたが、マッサージ師は登録制であることが多く、技術を積んだ人ほど、独立して自分のお店を持ち自立していく傾向があります。NAVIの紹介記事には、たいていお店のオーナーの名前が書いてありますので、もしお目当ての紹介記事があったら、まず電話で予約し、オーナーを指名してみるのも、ハズレの少ない一つの手でしょう。

生活に密着するマッサージ

中国式マッサージの受け方 マッサージ 足裏 足裏マッサージエステ 中国式マッサージの受け方 マッサージ 足裏 足裏マッサージエステ
実は先日、NAVIの知り合いのおばあさんが目の前で倒れたことがあったんです。皆がおろおろして、救急車を待っている間、別のおばあさんは、必死に倒れたおばあさんの手や体をマッサージしていました。その姿を見ながら、「民間ではずっと、ツボマッサージは根付いているものなのだ」と感心したものです。おかげさまで、そのおばあさんはすぐに意識が回復し、NAVIもほっとしました!

科学的な治療法がまだなかった昔、日本でもそうですが、民間で手軽にできる予防医学として、マッサージは深く民間に浸透していました。最近、また少しずつ日の目を浴び始めたマッサージですが、実はとっても奥が深い。肌と肌がふれあうため、何かとトラブルも発生しやすいマッサージも、裏を返せば、他人と他人が親密になれる、一つのコミュニケーションツール。私たちもうまく利用していきたいものです。以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-01-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る