Joy Huang Studio Glass

女性ガラスアーティストJOYさんの創るユニークでシャレたガラス世界

科学技術の世界ではケイ素は半導体の原料として、またIT長者達の千金の源として知られています。が、JOYさんの手にかかればケイ素はもともとの姿を変え、生活用具として私たちの生活の中にやってきます。
JOY(黄瓊儀)さんは1985年高雄の復華職業学校を卒業後、イギリスのGreenhalgh Glass、Isle of Wight Glass、Sue Shaw Designer & maker in glass、James Hockey Gallery、ドイツのGLAS HAGEN HUTTE、そして台湾の琉園水晶ガラスなど世界各国工房をめぐり、ガラス製作に携わってきました。2001年イギリスSurrey Institute Art and Designのガラス科を優秀な成績で卒業後、ノルウェーのGlass Hytta、香港の熊ガラス工房、タイの鑫盈陶瓷、ドイツのGLAS HAGEN HUTTEなど世界の著名な工房に招かれ、ガラスと陶芸の技術指導を行なってきました。
JOYさんの創作は台湾の一般的なガラス工房での作業とは異なります。中華民族の伝統的な線と風格、自然観察から生まれた素材と抽象的なイメージ、さらにシンプルな幾何学的な形に生活の遊び心をプラスしています。JOYさんの作品は豊富な人生経験と幅広い国際的視野、そして心の内に秘められた芸術の魂が宿っています。すなわちそれはJOYさんの作品の原点であり、ケイ素の帰るべき場所ということでしょう。