小法国
シャオファーゴウ
Franciacorta
在台フランス人が足繁く通うスィーツの名店。マカロン、タルト、どれも絶品です♪
こんにちは、台北ナビです。今日は、フランス菓子の店「Franciacirta 小法国」へやってきました。実はこの店、先日台北ナビ編集部で行った「台北ケーキ食比べ」でかなりの高得点を出したお店。甘いものばかりたくさん食べて、もうどれがおいしいんだか分からなくなり始めていたころ、一口でナビたちを驚愕させたのが「小法国」のスイーツ。
そういえば、食比べ用のケーキを買い集めていたときに、別のケーキ店の方が「小法国」のケーキをすすめていたし、ライバルにオススメされちゃうようなスイーツのお店ってすごくない !? ってことで、今日はそのおいしさの秘密を探りに行ってきま~す♪
そういえば、食比べ用のケーキを買い集めていたときに、別のケーキ店の方が「小法国」のケーキをすすめていたし、ライバルにオススメされちゃうようなスイーツのお店ってすごくない !? ってことで、今日はそのおいしさの秘密を探りに行ってきま~す♪
「おいしいスィーツを台湾でも」その思いを旨にフランスへ
「小法国」のオーナーパティシエであるエリックさんは、10年前までは、イタリアからエスプレッソマシーンやコーヒー豆を輸入する仕事をされていました。イタリアまで台湾の水を持って行き、台湾の水質に合うマシンを輸入するなど、少しでもおいしいコーヒーを台湾の人に飲んでもらおうと努力を重ねていたのだとか。
でも、いくらおいしいコーヒーを飲めるようになっても、今度はそれに合うスィーツが台湾にないということを残念に思い始めてしまったのだそう。
「おいしいスィーツを台湾でも食べられるようにしたい」そんな思いから、エリックさんは一念発起しイタリアへ。その後、友人たちのすすめでフランスのコルトンブルーへ留学。卒業後2年間は、いくつかのフランスの有名な菓子店に頼みこみ、無給で働かせてもらうかわりにレシピを教えてもらったそう。
レシピはパティシエの命、そう簡単には教えてもらえなかったそうですが、エリックさんのお菓子に対する熱意に、いつしか心打たれ、大切なレシピを伝授してくれたそう。マカロンやチョコレート菓子の名店「Gerard Mulot(ジェラール・ミュロ)」もエリックさんが師事したお店のひとつなんだとか。
その後、イタリアに戻り、今度はイタリア菓子を勉強。「なぜフランス菓子を学んだ後、さらにイタリア菓子を学んだのですか?」というナビの質問に、「フランス菓子の原型はほとんどがイタリア菓子なんです。だからフランス菓子を学べば学ぶほどイタリア菓子への思いが募ったのです」という答えが。
「フランス菓子の原型ってイタリア菓子だったんですか!?」と驚く私たちに「マカロンも実はイタリアで生まれたお菓子なんですよ」とエリックさん。なんとマカロンは、マリー・アントワネットが食べていたく気に入り、その後フランスで磨かれていったお菓子なんだそう。
見た目にも華やかで芸術品のようなフランス菓子、自然の風味を残した味本位のイタリア菓子。小法国のお菓子は、どちらのよさもあわせもったお菓子なのです。だから華やかなのに、どこかやさしいホッとする味なのかもしれません。
フランス人も認める小法国のスィーツ
小法国のお菓子は、台湾の物価からすると少々高めに思えてしまうかもしれません。でもこれは一切の妥協を許さず、使用する材料のほとんどをフランスやベルギーなどのヨーロッパから輸入しているから。そして、仕込みにかける時間が半端じゃなく長いのです。カヌレにいたっては3日間もかけて作るのだそう。
現在、小法国のお客さんは、フランス人など外国人と台湾人が半分半分。自分の作る菓子をフランス人が認めてくれることに喜びを感じながらも、台湾人に本格的フランス菓子のよさがなかなか伝わらないことにジレンマを感じることもあるんだとか。修行時代の日本人のご友人は「日本に来ないか?」と誘ってくれるそうですが、エリックさんは「台湾人にもっとおいしい西洋菓子を知って欲しい」という当初の志を貫く覚悟だそう。いつかエリックさんの願いが叶う日がくることをナビも祈っています。
コーヒー、チョコレート。ピスタチオ、フランボワーズ、レモン、ヘーゼルナッツ、ライチなど10種類以上あるうちから、季節に応じて8種類を一箱に。ナビのお気に入りはヘーゼルナッツやチョコレート系。自慢のチョコレートは濃厚なのにしつこくなく、サクサクの生地ととても合います。冷蔵庫から出して30分くらい経ったら食べごろです。
Damoiselle 200元
ナビ編集部で人気の高かったフランボワーズのマカロン。今日こちらに取材に来るきっかけになったスィーツです。マカロン生地の間にフランボワーズとクリーム、そしてなんとライチがはさまっています。
このライチがいいアクセントになって甘みの強いマカロンをさっぱりと食べさせてくれます。1個200元と値段は少々高めですが、生のフランボワーズがたっぷりで何ともぜいたくで感動的です。他にチョコレートのものもあります。
Tarte aux Fruits(フルーツタルト) 100元
フランス式フルーツタルトは洋梨、フランボワーズ、グレープフルーツ、アプリコットなど全部で15種類。店頭に並ぶのは日替わりで6種類ほど。予約しておけば店頭に並ばないものでも購入することができます。
タルト生地には天然のバニラを使用。フルーツはほとんど全てヨーロッパから輸入。おしみなくたっぷりと乗っています。これで1個100元では利益が出ないのでは?とこちらが心配になってしまいますが、1人でも多くの台湾人にこの味を知ってもらいたいから・・・とエリックさん。熱い思いにただただ頭が下がります。
女性にはフランボワーズやレモンなど酸味が強くさっぱりとした風味のタルトが人気だそう。
Canele(カヌレ)50元/1個
小法国のカヌレは作るのに3日もかかるそう。生地は低温で48時間ねかせないと、しっとりとしたカヌレ独特の質感はだせないのだそう。この手間を惜しむ店がなんと多いことか!と嘆くエリックさん。外はカリっと歯ごたえがあり、中はしっとりやわらかく、まさに絶品です。心がふんわりやさしい気分になります。
Opera(オペラ) 100元
中の生地にヘーゼルナッツが混ぜ込まれていて食感が楽しめます。こちらも思ったより甘くないんですね~。香り高いチョコレートが絶品です。
Chausson Bichon 70元
こちらはフランスの伝統菓子。フランスには華美なお菓子ばかりなのかと思っていましたが、こんな素朴なお菓子もあるんですね~。外はカリッとパイ生地で、中にはさわやかなレモンクリームが。やさしい味です。オススメです。
Fraciacorta 1,860元
イタリア北部Fraciacorta地方のシャンパン。この地方に住む人たちは100年前から生活を変えず、信念をもって古きよき物を愛し続けているそう。そしてこの地方で作られるシャンパンの品質もすばらしく、これに惚れ込んだエリックさんは店名にも「小法国 Fraciacorta」と名づけたのだそう。
エリックさんの菓子に対する姿勢の表れなんでしょうね。このシャンパンは小法国でも1瓶1860元で購入できます。「お菓子と一緒にいただくと本当にすばらしいですよ!」とエリックさん。シャンパンとお菓子を一緒に買った時に使用するための紙袋もバッチリ用意されています。
実は「小法国」、以前は101に出店したり、いろいろなカフェに卸したりしていたそうなんです。でも冷蔵庫の質が悪くケーキの品質が保てなかったり、過剰な商業主義に賛同できなかったりで、現在はすべて撤退。現在は、温州街にある「朱利安諾 GIULIANO」というイタリアンコーヒー店にのみ卸しているのだそう。ここはエリックさんがエスプレッソマシーンの貿易業を営んでいたときからのお付き合いで、お互いの仕事や信念を理解しあっているからこそ、安心して大切なお菓子を卸せるんだとか。興味のある方は、こちらにも足を運んでみたらいかがでしょうか。台北ナビでした。
記事更新日:2009-09-16
基本情報
| 住所 | 台北市延吉街246巷6号 |
|---|---|
| 電話番号 | (02)2706-3316 |
| 営業時間 | 12:00~20:00 |
| 休業日 | 月曜日 |
| クレジットカード | 不可 |
| 日本語 | 少し(英語・フランス語は可) |
| 行き方 | MRT板南線「國父紀念館」駅から徒歩15分ほど。2番出口を出て、忠孝東路を西(敦化北路方面)へ。延吉街との交差点で左折し、ひたすら南(仁愛路方面)へ。仁愛路を超え、その次の信号の1本手前の路地を右折すると左手にあります。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2006-11-30
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