古楓部落Hunghungaz(花蓮県)

古楓部落Hunghungaz

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Hunghungazは、静かで素朴なブヌン族の集落です

こんにちは、台北ナビです。
今回はブヌン族を尋ね、花蓮県卓溪郷古風村の古楓部落Hunhungazへやってきました。ここは花蓮県南部の卓溪郷の山すそ、かつラフティングで有名な秀姑巒溪の上流に位置します。「古楓部落」のブヌン語であるHunhungazは、薰蚊草というレモンのような香りがする蚊よけ草のある場所という意味だそうです。中国語で「可諾候剛」と書き、簡単な呼び名は「可諾風」。これがのちには発音が似ている「古風」と呼ばれるようになったということです。バスで行く場合は、花蓮客運古風線富里から玉里へのバスに乗り、古風站で下車するとよいそうですが、バスの本数はかなり少ないです。
のどかな集落では

のどかな集落では

各所にブヌン族の主張があります

各所にブヌン族の主張があります

卓溪鄉には6個の村があり、「立山村」がタロコ族の集落である以外、「崙山村」、「太平村」、「卓溪村」、「卓清村」、「古風村」の5つはブヌン族の村です。「古風村」は卓溪郷の最南端の村落ですが、村には「白端」、「古楓」、「崙天」、「秀巒」、「石平」という名の5つの集落があります。もともと「古風村」のブヌン族は「瓦拉米歩道」付近に住んでいましたが、日本時代の1915年に「大分事件」が発生。当時の日本政府に政策によって山間の大分部落から強制的に山を下りさせられ、その後日本人の管理下に置かれました。古風村が成ってからすでに70年以上が経ったというわけです。

古楓を案内してくれた李月春さん。後方には樹齢100年以上のガジュマル

古楓を案内してくれた李月春さん。後方には樹齢100年以上のガジュマル

ブヌン族の名では、Takisvilainan(打給斯菲來南・馬洪尼)さん、父親の名字Takisvilainan(打給斯菲來南)が前に来て、馬洪尼は自分の名前で、祖父が孫の名をつける習慣だそうです。ブヌン族は民族内の結束力も強く、祭典も各種あり、ここは300人くらいの集落ですが、季節に沿って必ず行っています。重要な祭典である4~5月の「射耳祭」は都会に出ている若者たちも帰郷します。子供たちに弓を教える射耳祭ですが、昔は鹿の耳でしたが、今は豚の耳を固定の場所に置いて射ます。他にも粟の種まきや収穫などにちなんで6~7月の「小米豊収祭」、10~11月「嬰兒祭」などなど。粟はご年配の方たちが好きなので、一般の米以外にも必ず植えているそうです。お祭りの時には必ず歌われる「八部和音」はブヌン族を象徴する美しい合唱として有名です。李さんは「八部和音」の低音パートを担っているとのことでした。

花蓮県卓渓郷卓楓國民小學

今回訪れた古風社區發展協會の隣は、花蓮県卓渓郷卓楓國民小學。1~6年生まで全校生徒23人で、皆ブヌン族の子供たち。教職員も11~13人いるので、学年ごとに先生が1人ついています。小学校の内に100年以上の老楓樹、前にはガジュマルが植わっています。
民族の誇りが感じられます 民族の誇りが感じられます 民族の誇りが感じられます

民族の誇りが感じられます

校庭は台風で運動場が破壊され、予算がないので草と石になっています 校庭は台風で運動場が破壊され、予算がないので草と石になっています

校庭は台風で運動場が破壊され、予算がないので草と石になっています

途中で通った三民國民小學

途中で通った三民國民小學

中学校は玉里鎮の三民中学か玉里中学に通うそうです。
この後、台東県の下賓朗部落Pinaskiに向かうナビたちは、日本時代の1916(大正5年)年創立の「花蓮縣玉里鎮三民國民小學」の前を通りました。ここは当時「迪佳尋常小學校」という日本人が通う小学校でした。1917年に「三笠尋常小學校」、1918年には「花蓮港廳三笠尋常高等小學校」に改名。その後「三笠國語講習所」、」玉里第一公學校玉里三笠分教場」、「花蓮港廳三笠公學校」へ。1941(昭和16年)年には、「花蓮港廳三笠國民學校」と名を換えてきました。
花蓮県玉里鎮も日本とは深い歴史でつながっているところです。

石板屋

集落内には、唯一伝統的な石板屋が残っていて、家族が住んでいます。石板はかつて山から一枚一枚運び下ろし、皆で重ねて作り上げたそうです。この集落のブヌンの人たちにとって、この家の形こそが祖先が離れざるをえなかった昔を思い起こさせる大切なものなのだそうです。
よくよく見ると

よくよく見ると

木と石がうまく合っています

木と石がうまく合っています

大切に使っています

大切に使っています

丈夫なんですね

丈夫なんですね

家畜です

家畜です

集落内の石壁、ハッピー!という意味だそう

集落内の石壁、ハッピー!という意味だそう


古風社區發展協會の中には、竹林の音を奏でる竹風鈴がたくさんつってありました。竹林の中に入り、風が吹くと体は空中に広がっていくような感覚になり、様々な記憶がよみがえります。
集落内では、「竹風鈴」の手作り体験もできます。使用する竹の厚さや長さによって音も変わるので、1つとして同じ「竹風鈴」はないそうです。他にもアクセサリーを作る体験もいいし、「環山竹林歩道」の散歩はおすすめだそうです。この日ナビたちは行けませんでしたが、約80分で一周できるそうで、パイナップルやレモングラス、樹豆、月桃、苦茶樹などの原住民料理にはかかせない食材も自然の各所にたくさん植わっています。
また、時間の関係で行けませんでしたが、観光スポットとして、以下もあります。
◎古風教堂:古風教会は、ブヌン族の教会で一番古い教会だそうです。
◎古風博物館:古風社區の以前の活動中心で、内部にはブヌン族の文物や歴史資料、手工芸品の展示などがあります。

集落内の案内コース

集落には、観光客向けの案内コースもあります。
1. 案内:半日500元/人 (5人~30人)
a.無農薬農場見学(キヌアや粟、紅棗など……。)
b.竹林歩道(約80分の工程)
1. 案内:1日1200元/人 (昼食を含む)
a.無農薬農場見学(キヌアや粟、紅棗など……。)
b.竹林歩道(約80分の工程)
2.風味餐DIY(竹筒飯や案内の時に採った無農薬野菜を使っての料理) 40分~1時間
3.DIY竹風鈴+ブレスレットなどのアクセサリー、作品2種 1時間半
4.弓矢体験 30分
古風社區發展協會の中 古風社區發展協會の中 古風社區發展協會の中

古風社區發展協會の中

色彩豊かなものから様々 色彩豊かなものから様々 色彩豊かなものから様々

色彩豊かなものから様々

その他の予約とDIYコース (少なくとも1~2日前に電話予約必須)
1. 竹風鈴DIY 100元/個  2. 布農小精靈 50元/個  3. 小米酒DIY (妊娠中の女性は参加不可) 小米酒180/瓶、糯米酒釀100/瓶  4. 弓矢体験   5.八部合音パフォーマンス観賞(早めの予約が必要)
【風味餐】 300元/人(5人~30人)
【住宿】 1.集落内の7軒が宿泊提供。50~60人まで可。一晩500/人
射耳祭

射耳祭

八部合音

八部合音

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2017-07-20

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2017-07-20

スポット更新日:2017-07-20

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