鉄道ファン必見!SL・ディーゼル・電気機関車が一同に集まる扇型機関区を参観しよう。
こんにちは、台中ナビです。
今日は台湾中部、彰化駅の裏手にある台湾鉄路管理局の彰化機務段(機関区)にやってきました。目的は…そう、台湾に唯一現役で残る扇型機関庫を参観するためです。ここはC101やC124といったSL、ディーゼル機関車などが目の前で移動していくのが見られる、活きている機関庫なんです。
機関区の入り口案内所で、安全維護切結書(安全管理誓約書)に氏名、住所を書きます。外国人の場合はパスポートなども見せます。参観自体は仕事の時間帯であればいつでもできますが、1週間前に申請すれば、説明する人をつけてくれるそうです。これは個人でも団体でもOK。
案内してくれた邱さんによれば、オススメは朝9時から9時半とのこと。なぜかというと、1日のメンテナンスの始まりで、多くの機関車がターンテーブルにのって移動するところが見られるからだそうです。
ナビたちが着いたのは10時頃、でも機関車の出し入れはまだやってました。
扇型庫の中に入ったり、機関車に触ったりはできませんが、写真は自由にとれます。建物には参観経路が示してあるので、それに従ってください。立ち入り禁止の場所もあるので注意を。
案内してくれた邱さんによれば、オススメは朝9時から9時半とのこと。なぜかというと、1日のメンテナンスの始まりで、多くの機関車がターンテーブルにのって移動するところが見られるからだそうです。
ナビたちが着いたのは10時頃、でも機関車の出し入れはまだやってました。
扇型庫の中に入ったり、機関車に触ったりはできませんが、写真は自由にとれます。建物には参観経路が示してあるので、それに従ってください。立ち入り禁止の場所もあるので注意を。
扇型機関庫物語
扇型機関庫って?という方のため、ナビの一夜漬け解説~。それは昔の鉄道で、機関車を効率よく格納するために作られた車庫のこと。機関車はターンテーブル(転車台)に載って向きを換え、放射状に広がる引込み線を通って車庫へ。上空から見ると、建物が扇を広げたような形に見えることからこうよばれているそうです。日本では京都の梅小路機関区のものが有名で、ここ彰化機務段の扇型庫は、日本統治時代の大正11年(1922年)に建造されたもの。ちなみにこの年は、日本軍が樺太から撤退し、芥川龍之介が「トロッコ」を発表した年だとか。台湾では海線鉄道系統が完成して、山線鉄道との分岐点である彰化駅が台湾中部の輸送系統の重要地点となったことから、多くの機関車の修理補修のために、ここに扇型機関庫が建てられたのだそうです。
初期の頃は6車庫だけでしたが、その後順次建て増して昭和8年(1933年)に現在の12列の形になったそうです。当時は鉄道全盛の時代だったんですね。
民国92年(2003年)に、彰化県の県定古跡に指定されています。面白いのは車庫の屋根にいっぱい煙突がついていること。12列ある機関庫の屋根に、各2つずつ合計24の煙突があり、これは蒸気機関車のためにこの機関庫が建てられた証(あかし)とか。
よーく見ると、それぞれの機関車の種類によって、作業用の足場が違うのが分かります。SL用は半地下式で、もぐっても作業するとか。ディーゼル用は階段になっていて、電気機関車になるとほとんど2階建ての高さ。進化するにしたがって人間と機関車のかかわり方も変わっていくみたいで、ちょっと感慨。
民国92年(2003年)に、彰化県の県定古跡に指定されています。面白いのは車庫の屋根にいっぱい煙突がついていること。12列ある機関庫の屋根に、各2つずつ合計24の煙突があり、これは蒸気機関車のためにこの機関庫が建てられた証(あかし)とか。
よーく見ると、それぞれの機関車の種類によって、作業用の足場が違うのが分かります。SL用は半地下式で、もぐっても作業するとか。ディーゼル用は階段になっていて、電気機関車になるとほとんど2階建ての高さ。進化するにしたがって人間と機関車のかかわり方も変わっていくみたいで、ちょっと感慨。
ここでナビは邱さんに素朴な疑問。
「どうして扇型車庫は、今ではあまり使われなくなったのですか?」
「それは列車の形が変わってきたから。昔は、機関車を前や後ろに接続して引っ張っていたけど、今の列車は、一番前と一番後ろに2つ運転席がついてる形なんだ。機関車を付け替えるんじゃなくて、運転手が移動するの。こういう車両の保守点検は、長い車庫じゃないとできないからね。」
そういえば日本の車両基地では列車が何列も並んでいますよね。邱さん、ナビの幼稚な質問にもちゃんと図まで描いて説明してくれました。謝謝。
「どうして扇型車庫は、今ではあまり使われなくなったのですか?」
「それは列車の形が変わってきたから。昔は、機関車を前や後ろに接続して引っ張っていたけど、今の列車は、一番前と一番後ろに2つ運転席がついてる形なんだ。機関車を付け替えるんじゃなくて、運転手が移動するの。こういう車両の保守点検は、長い車庫じゃないとできないからね。」
そういえば日本の車両基地では列車が何列も並んでいますよね。邱さん、ナビの幼稚な質問にもちゃんと図まで描いて説明してくれました。謝謝。
どんな機関車が見られるの?
復興号や莒光号を引っぱる電気機関車のE100,E300型。ディーゼル機関車のR20、S300型。DHL100型ディーゼル、EMU500型通勤電車、DRC1000型ディーゼル客車など。そしてもちろん、最近さまざまなイベントで活躍している台湾の現存蒸気機関車CK101型と、CK124型です。珍しいところでは、65トン蒸気式クレーン車と、もう一つのSL、DT668も。DT668は、もう部品がないそうで、消耗させないためイベントなどへの出動はなし。大きな体を丸めて車庫のなかで眠っているようでした。熱く語る男がいた。
「DHL100は日本の新潟生まれ、R20,S300はアメリカのGM社製。」「はい。(ナビ)」「CK101は、1917年の大阪汽車株式会社製で、台湾向け専用に作られた機関車。1978年に引退したけど、1998年に復活。」「ふんふん。」「CK124は、1936年の日本車両製造で、同じく引退してたんだけど、SL観光ブームで忙しいCK101を助けるために2000年に復活したんだよ。」「ほー。そうなんですか。」
ガジュマルの樹の下の見学者用ベンチに座って、説明に耳を傾けます。
「SLの補修は10数人が朝の4時起きで、2輌を修理するんだ。」「汚れる仕事だから興味のある人間しかやらないね。」 ケータイの画面もSL、着メロもSLという邱さん。根っからのSL好き。
ベンチの横で一番目立ったのがこれ、ディーゼル機関車の部品でつくったオブジェです。台北の機関区の退職した職員さんが製作しているそうで、台北駅や苗栗の鉄道博物館など、現在台湾に12体あるとか。それぞれ動物だったり親子だったりいろいろで、邱さんは全部まわって写真を撮ったそうです。台鉄には、いろんな思い入れのある職員がいるんですね。
ベンチの横で一番目立ったのがこれ、ディーゼル機関車の部品でつくったオブジェです。台北の機関区の退職した職員さんが製作しているそうで、台北駅や苗栗の鉄道博物館など、現在台湾に12体あるとか。それぞれ動物だったり親子だったりいろいろで、邱さんは全部まわって写真を撮ったそうです。台鉄には、いろんな思い入れのある職員がいるんですね。
邱さんの熱のこもった解説に、ナビたちは取材予定時間を大幅にオーバー。それでもとっても名残惜しかった扇型車庫の参観でした。とくに鉄道ファンでなくても十分楽しめる、気軽な見学スポットです。
以上、台北ナビでした。
記事更新日:2009-04-21
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基本情報
| 住所 | 彰化市彰美路1段1号 台湾鉄路管理局彰化機務段内 |
|---|---|
| 電話番号 | (04)724-4537 |
| 営業時間 | 8:00~16:00 |
| 休業日 | 土日 |
| 日本語 | 筆談程度(英語パンフレットあり)。 |
| 行き方 | 台湾鉄道彰化駅を出て、前の道(三民路)を左に200m行くと、左に斜めに入る小道があるのでそちらへ。線路沿いに出るのでそのまま150m。道路(民生路)が線路の下を通っているところに出たら、線路裏に出る地下歩道を通り、それをくぐって道路沿いに50m。左手に台湾鉄路管理局の彰化機務段の建物が見えてきます。 |
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
スポット登録日:2007-12-17














































































渓湖糖廠・五分車(彰化県)