宿泊してナイトツアーやバックヤード見学もできる大人気の「国立海洋生物博物館」!広々した館内をゆ~っくり散策して台湾の魚たちと触れ合ってみませんか
こんにちは、台北ナビです。
台湾は夏真っ盛り!ナビは南部で大人気のレジャースポット「國立海洋生物博物館」、通称「海生館」にやってきました。今回は魚と一緒に眠れるという夢の宿泊「夜宿」を体験!夏休みにイチオシのスポットです。お魚好きのみなさま、現在、南部の台湾旅行を計画中というファミリーのみなさま、要チェックです!
「夜宿」についてのレポートは下記リンクをご覧ください。
アクセス方法は…
車内肘掛けの下にスマホの充電口がありました~
「海生館」へは、高鉄「左營」駅から台湾好行バス「
墾丁快線(9189)」に乗車し、「海生館轉乘站(南保力站)」で下車し、後方にある灯台近くのバス停「後灣路口」で「
墾丁街車」へ乗り換えます。そして「海生館」で降りるとすぐ目の前に海生館が見えてきます。
車内アナウンスや電光掲示板もあるので分かると思います。でもどうしても不安なら紙に、
「我想在海生館轉運站(南保力站)下車,到了請告訴我」と行き先を書いて運転手さんに見せるのもアリです。
この地図を参考に乗り換えてくださいね!
ナビは高雄に住んでいるので、台鉄「高雄」駅からバス「
墾丁列車(9188)」で向かいました。9188のバスは「保力」→「南保力」と停車するのですが、実はナビ、切符に書いてあった「保力」という文字を見て、ひと足早く下車してしまい、待てど暮らせどバスもタクシーも来ないという悲劇に見舞われました。必ず「南保力」で下車し、墾丁街車の「海生館轉乘站」に乗り換えてくださいね。
こちらは高雄駅のそばにある高雄客運の乗り場です
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奥の切符売り場の窓口で切符を買ってください
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広々とした緑いっぱいの敷地
かなり広いので歩きやすい靴でお出かけください~
台湾の南に位置する車城エリア、墾丁国家公園の西北側にあるのですが、博物館への細い道をバスで走っていくと、周りにはお店も何もありません。本当にこんなところに博物館があるの?と心配になりますが、ご安心ください。しばらくすると、緑に囲まれた博物館入口に到着します。
約97ヘクタールもある広大な敷地を有する「海生館」は、全て見てまわるのには、一日かかるといわれるほど。見学には、ゆっくり時間をとってくださいね。
2000年に開館してからもうすぐ20年ですが、スタッフの方々の手入れが行き届いていて、そんな歴史を感じさせない新しさと清潔さがあります。
チケット売り場の隣には、お土産屋さんやドリンクや軽食のお店などが並んでいます。館内に入ってしまうと、お菓子などの食べ物のお土産は販売していないので、屏東の食べ物などをお土産にしたい方は、ここか中に入って左側に並んでいるお店をチェックしてください。
タマネギチップス
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干し魚や味付けして真空パックに入れたものなども
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ここから入ります
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入って左側にもお土産を売るお店が並んでいます
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スタバもあります
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ナビが体験した「夜宿」について紹介している柱を発見!
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それでは館内に入ってみましょう!
中央に親水広場があります
東華大學海洋生物學研究所の研究機関でもあるということで、ちょっと硬いイメージがあったんです。でも、中に入ってみるとそんなイメージを覆されるとっても親しみやすい場所でした。ロビー棟前には親水広場があって、たくさんの子供たちが水遊びをしています。この中に置かれている鯨のオブジェは実際の鯨の大きさのものなんだそうです。
それでは、パンフレットなどが置かれているロビーのある棟に入ってみましょう。天井にはたくさんの魚のオブジェがあります。全部同じ方向を向いているんですが、どこを向いていると思いますか?実は海に向かっているんです。魚たちの向かっている方向へ進んでドアを開けてみると…、実際の海が目の前に広がるという趣向です。
天井のオブジェにご注目ください!
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同じ方向を向いています
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広いのでマップを確認しながら歩きましょう
「海生館」はこのロビーのある棟の建物ともう一つ奥にある建物の二つに分かれていて、館内の展示は主に「台湾水域館」「珊瑚王国館」「世界水域館」の三つです。
ロビーから海に向かって左手側が「台湾水域館」、右手側が「珊瑚王国館」。「世界水域館」は離れの建物で、ロビーから海側へドアを出て右手へ進むと5分程で到着します。
わからないことがあったらロビー棟のカウンターへ
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パンフレットは中国語、英語、日本語があります
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まずは「台湾水域館」へ行ってみましょう
入り口は左奥にあります
入り口には滝があって、周りを川が流れているイメージになっています。これはただの飾りではなく、山から海に至る生態が入り口から中へ進んで行くにつれて、中流、河口、潮間帯、といったように次第に再現される展示。台湾の河川が大海に至る生態が展示されているエリアです。
子供たちのために設計されたヒトデ、ナマコ、ウニなどに触れられるコーナーもあります。
特殊な生態環境を紹介しているコーナー
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こちら、上に浮いているのはカキです
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この「台湾水域館」の最大の見所は台湾東部の太平洋が再現されている「大洋池」。幅16メートル、高さ4メートル、ガラスの厚さ33.5センチ、水量は100万ガロンもあります。
実は「夜宿」のお客さんだけは、この水槽で翌日8:50から飼育員ダイバーさんの餌やりを見学することができるんです!特に水槽にぺたっと張り付いてお腹がすいたとアピールするエイの姿が印象的でした。
こちら「大洋池」です
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「夜宿」の場合は朝、餌やりも観察できます!
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奥には大人気のシロイルカも!「珊瑚王国館」
珊瑚王国館は右奥にあります
「珊瑚王国館」に入って行くと、入り口近くの円筒の4つの水槽では、イシサンゴや軟質サンゴ、バブルコーラルなどが魚と共生している様子を見ることができます。
そこから更に奥へ進んで行くと、大人気の海底トンネルに到着します。三つに分かれている海底トンネルは長さ84メートル、150万ガロンの巨大な円柱の水槽で、人気の写真撮影スポットになっています。ナビが宿泊体験したのもこの海底トンネルの中。魚の種類も多くて、夜どんな光景になるのか、期待しながら奥へ進みます。
それぞれの水槽をよく観察してみてください!
珊瑚と魚との共生が美しいです!
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生態環境を忠実に再現しているんだそうです
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トンネルを抜けると沈没船を模した水槽やチンアナゴのコーナーなどがあって、更にその先には大人気のシロイルカが!シロイルカの前はいつも人でいっぱい。中でもメスの「天使」は人懐っこくて人に近づいてくるので大人気です。
水槽の近くには、コンピューターを使って自分でシロイルカのおもちゃをデザインするコーナーなどもあって、楽しみながら学習できます。
とってもキュート!な天使
寝ているところです
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左右の脳が交互に眠っているので目が閉じている方の脳が休んでいます
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最後にご紹介するのは、少し歩いた離れにある「世界水域館」。こちらは「古代海洋」「海藻森林」「深海水域」「極地水域」の四つがテーマ。1~3階まで見学できます。一階には大人気のペンギンがいます。極地エリアを再現しているため、館内の温度は18度と低め。人気の海鳥エトピリカもここにいます。
人気のペンギンはこちら
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世界に17種類いるうちの4種類がここにいます
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一階中央には60メートル以上にもなるという世界で一番長い海藻オオウキモが密集した、神秘的なケルプの森が再現されています。
神秘的なケルプの森!
二階は螺旋階段になっていて、高さ10メートルもある水槽を上から眺めることができます。三階は古代の海洋と3Dの立体展示、アザラシのいるゾーンなどとなっています。時間のある方は、「世界水域館」にも是非足を運んでみてくださいね。
三階は古代の海洋爬虫類の資料や
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アザラシなどのゾーン
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親しみやすいステキな水族館!
ゆっくり時間をとって見学してくださいね~
生態環境が忠実に再現されている水族館。スタッフの方々の努力と熱意が伝わってきました。細かなところに工夫がある展示もたくさんあるので、次回はもっとゆっくり時間をかけて見学しようと思ったナビでした。
以上、台北ナビ(湯山千里)でした。