台東忠烈祠(台東県)

日本統治時代に建立された神社の面影を残す市民の憩いの場所です

日本統治時代に台東神社があった場所です。現在は中華民国の英雄を祀る忠烈祠になっています。台東バスステーションや芸術施設の鉄花村がある旧台東駅の西側にある鯉里山公園の中にあります。
誠品台東故事館やスターバックスコーヒー台東店のすぐ西側が参道跡になっていて、神社のある方角に向かってなだらかな勾配になっているのが、いかにも神社らしい雰囲気を漂わせています。
鳥居はすでに撤去されてしまいましたが、かつて鳥居があったであろう場所には忠烈祠の牌樓が建てられているほか、狛犬がいた場所には石獅子が、本殿のあった場所に忠烈祠の祠があります。
また、本殿に向かって左側には、日本統治時代に建てられた鎮魂碑が残っています。ただ、碑に書かれていた文字は後になって削られて中国語が上書きされてしまい、別の碑になってしまっていますが、形は当時の姿をとどめています。
鯉里山公園は地元の人たちが散歩するハイキングコースになっていて、東屋やベンチには地元のおじちゃんやおばちゃんがたまり、談笑したり運動したりしています。早朝や夕方など、時間ができた時には日ごろの運動不足解消にお散歩してみるのはいかがですか。