台鉄宜蘭線の駅で、日本統治時代の1920年に開業しました。駅の東側はすぐに太平洋。西側は幹線道路の省道2号線が走っていて、民家が数軒立ち並ぶほかはすぐ山になっています。北側には道教の神様を奉る草嶺慶雲宮、南側には大里地区の集落が広がっていて賑わいがあり、規模は小さいものの漁港もあります。近隣住民の利用は決して多くはありませんが、駅はちょうど東北角・宜蘭海岸国家風景区内にあるため、休日になると、草嶺古道など宜蘭県と新北市の境界周辺で登山を楽しむ行楽客が押し寄せて賑わいます。福隆駅まで歩いて3~4時間の距離なので、日帰り登山に最適です。宜蘭側の大渓駅から大里駅への登山ルートもあり、こちらも4~5時間で歩ける距離です。
大里駅に停まる列車は各駅停車に相当する区間車のみ。台北駅からは約2時間、宜蘭からは約30分の距離にあります。構内は駅舎と跨線橋で結ばれた島式ホームと単式ホームがある2面4線で、区間車による優等列車の待避が行われます。通過列車はかなり速いスピードで駅に進入してきますが、ホーム上で接近放送は流れないため、注意が必要です。
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スポット登録日:2018-05-30