萬金聖母教堂(屏東県)

萬金聖母教堂

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12月になると美しいクリスマスのイルミネーションに惹かれ、台湾中から観光客が訪れます

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萬金聖母聖殿は、またの名を萬金天主堂と言います。カトリック高雄教区に所属する教会かつ聖堂である萬金聖母教堂は、台湾南部の屏東県、豚足が有名な萬巒鄉の萬金村にあります。歴史をさかのぼること約150年。1861年に建造され、現在の教堂は1870年から使用され始め、台湾で現存する教堂としては最古のものと言えます。1985年11月27日には、三級古蹟に認定され、後に県政府が認定する古蹟となりました。教堂內には道明會(ドミニコ会、ラテン語でOrdo Dominicanorum)が運営する修道院と信徒センターがあります。

1861年、スペイン人のドミニコ会士であるフェルナンド・サインス(スペイン語: Fernando Sainz, 中国語: 郭德剛)師が、高雄の前金から萬金に布教するため通い始め、1863年には初代聖堂を建設。が、1865年、聖堂は南部大地震で崩壊しました。後に神父と信徒の協力により修復し、1870年には現在の聖堂が完成しました。1874年には、沈葆楨が中国の皇帝に宣教への支持を願い、同治帝は「奉旨」および「天主堂」の文字が彫刻された石板を下賜。これをそれぞれ聖堂正面の切妻と出入口の上の横木に嵌めこみました。1984年に教皇ヨハネ・パウロ2世により、聖堂がバシリカにあげられました。2001年 鐘楼を修復し、2013年には内政部主催の「台湾宗教百景」として国民投票によって選ばれました。

歴史では1865年の南部大地震により、聖堂が破壊されたとありますが、その前にも何度となく異教徒の人々により、破壊行動や放火が行われてきました。が、地震後の修復時には規模も信徒の数も増加していたので、1870年には現聖堂の完成にこぎつけました。1945年のアメリカ軍の爆撃では奇跡的に無傷でした。毎年12月になると、その美しいクリマスのイルミネーションを観るために、台湾中から多くの人がこの地につめかけます。

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スポット登録日:2017-11-24

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