大埔石刻(東莒・馬祖)

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石碑は1953年、国民党軍の若い兵士によって偶然発見されました

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石には「萬曆彊梧,大荒落地,臘後挾日,宣州沈君有,容獲生倭六十九名於東沙之山,不傷一卒,閩人董應舉題此」と書かれています。これは「1617年5月15日、宣州の沈君有が1名の部下のケガも犠牲もなく、69名の倭寇を生け捕りにしたことを讃えるためこれをここに記す」という意味です。倭寇は一般的に中国では日本人海賊と見ていたようですが、別説では13世紀~16世紀間に朝鮮半島や中国大陸の沿岸部や一部の内陸、東アジア諸地域で活動した海賊、私貿易、密貿易を行う貿易商人のことだったそうです。

1966年には、当時国防部長であった蒋介石の息子である蔣經國元総統によって「懷古亭」が立てられ、1988年に第三級古跡に指定されました。が、現地の方々の間では大埔石刻には東莒に埋蔵された宝物の位置が記されていると言い伝えられています。もしかしたらこの石碑の下に宝物が隠されているのでは?なんて想像も膨らみますね。「懷古亭」の隣には「老頭大王廟」という名の廟があり、景色もいいところなので、馬祖國家風景區管理處の援助で、お手洗いもきれいに整備されています。

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関連タグ: 倭寇 海賊 記念 石碑 古跡

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スポット登録日:2015-07-27

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