南竿の北海坑道近くに重要な戦略スポットがあります
こんにちは、台北ナビです。
大漢據点(大漢拠点)は莒光方面の水路をコントロールする重要なところで、南竿の南に位置しています。
大漢據点へ入ってみましょう!
馬祖國家風景區管理處殻から見える入口
「大漢據点」の入口は、北海坑道や馬祖國家風景區管理處からもわかります。
ここも坑道と同じく、花崗岩を掘って造られました。1975年に採掘を開始し、昼夜掘り続けて翌年の1976年には完成。坑道の幅は約1.5m、高さ約2m。メイン坑道の長さは150m、脇に伸びている坑道の長さは80mで、合計230mになります。
内部は3層に分かれ、最上層は軍部が使用し、2層目は生活空間と予備機銃陣地。最下層は90ミリ高射砲陣地、会議室、中山室、倉庫、貯蔵室などがあります。
通路には蒋介石の肖像画や国民党の旗が掛けられています。以前ここは軍の管轄下でしたが、中国との関係緩和によって、交通部観光局の馬祖国家風景区管理処に管理が譲渡され、2006年に修復工事が完了しました。
大砲に到着
海に面したところに出ると大砲がありました。
もう古びていて一目で動かないだろうというのがわかりますが、砲口は海を挟んだ向こうの国へしっかりと定められています。お天気が良ければここからは莒光も見えるそうです。観光客は坑道を進み、大砲まできたら、大砲口から外に出ることができます。外へ出たら、道は南竿遊客中心ヘ通じています。
砲口の先は?
|
|
下を見ると荒々しい波
|
ここにもガラスの破片が埋め込まれています
|
|
長年の侵食によってこうなりました
|
北海坑道の方向です
大砲口からずっと歩いてくると
|
|
南竿遊客中心へ続いています、遊客中心が見えますか
|
インディアンの頭岩
大漢拠点の入口に向かって左方の山の稜線を見ると…。
海岸の斜面にインディアンの頭の形に似た岩が。このあたりの斜面は長年の波浪と風力によって浸食され、面白い型を形作っている岩があります。
南竿遊客中心
「大漢據点」の近くは「北海坑道」をはじめ、馬祖國家風景區管理處(連江縣南竿郷仁愛村95-1號・電話:(08)362-5631)があり、南竿遊客中心(インフォメーションセンター)もあります。
ここは観光パンフやコインロッカー、ショッフ、カフェもあるので、ちょっと立ち寄ってみたい場所。2階のカフェは景色もいところなので、時間があればぜひここで休憩してください。また、ここの免税店は馬祖の空港と同じ料金で同じような商品が販売されています。
南竿遊客中心 電話:(08)362-5630 営業時間:8:00~17:30
馬祖國家風景區管理處がWEBサイトで告知している馬祖旅行の注意事項
以下、ご旅行の際は、お気をつけくださいね。
1.3~5月は濃霧が発生する季節なので、船や飛行機は運航しないことがあります。事前にに航空会社や船会社にご確認ください。
2.離島間の移動は船です。毎日の船の運航状況に注意し、出発の15分前には港に到着するようにしてください。
3.馬祖旅行はカジュアルな服装で、夏は日焼け、冬は寒さと強風に注意してください。
4.旅行中は自分で身の安全にご注意ください。
5.馬祖の水資源は限られているので、無駄遣いしないように使用してください。
6.写真撮影の際は軍事スポットにカメラを向けないでください。
7.馬祖の動植物を持ち帰る際には、関連機関に産地証明書を作成してもらうか、あるいは声明書に記入する必要があります。
以上、台北ナビでした。