順益台湾原住民博物館
シュンイー・タイワン・ユェンジューミン・ポーウークァン
- エリア: 台北市 士林・天母
- ジャンル : 博物館・記念館
台湾の原住民をご存知ですか?台湾を知るにはまず彼らから。工芸品には魅力がいっぱい!
こんにちは、台北ナビです。 中国の歴史の粋を集めた故宮博物院はす向かいに一風変わった建物があります。これが「順益台湾原住民博物館」です。1994年開館。創立者で実業家の林清富氏が長年にわたって集めつづけた台湾原住民の工芸品が展示されています。彼らの工芸品の多くは、人に見せるために作られた芸術品ではなく、すべて日常生活の中で生まれた、ごく普通の生活用品なんです。見ると、とてもあったかい気持ちになり、ぜったい彼らの魅力に惹きつけられますよ。
台湾原住民ってナニモノ?という方必見!
台湾原住民とは、17世紀初頭に漢民族が中国大陸から台湾に移住し始める以前の大昔から、すでに台湾に住んでいた先住民の子孫のことです。台湾原住民は、11部族;タイヤル族、サイシャット族、ブヌン族、ツォウ族、ルカイ族、パイワン族、プユマ族、アミ族、タオ族、サオ族、カマラン族に分けられます。彼らはそれぞれ異なった言語、風習、特色を持ち、それぞれが部落を形成し、生活しています。現在では、漢民族との同化が進み、原住民の人口が減少、今では約43万人、台湾全人口の2%弱を占めるに過ぎず、独自の伝統文化の継承も困難な状況にあるのが現状です。しかし、台湾各地では、台湾原住民による活動が頻繁に行われ、間近で彼らの文化に触れることができ、台湾にとって、彼らの存在はとても大きいといえます。
台湾原住民のおじいちゃんおばあちゃん世代の中には、台湾が日本の植民地だった頃、日本語教育を受けた影響で、今でも日本語を流暢に話す方がたくさんいます。昔、言葉も文化も違う部族の共通語は日本語だったんですよ。そんな彼らについて知ってみたいと思いませんか?
いざ台湾原住民の世界へ
それでは、博物館の中を簡単にご案内しましょう。博物館は3階建て(地下1階)です。1階の玄関を入ると、入るとすぐ原住民の民謡が耳に飛び込んできて、雰囲気もバッチリ。すぐ右手に受付カウンターがあり、そこでチケットを買います(大人150元、学生100元、小学生以下は無料)。故宮博物院の入場券を持っていくと、2割引で入館できるんですって。左手には、アクセサリーなどの原住民グッズの数々が。
1階は「人と自然環境」のフロアです。玄関すぐそばには100年前の原住民、現在の原住民の写真が置かれています。館内は撮影禁止ですが、そこだけは別で、彼らと記念撮影できます。来館記念に一枚どうぞ。
入館したらすぐ台湾全土の大きな立体模型があります。ボタンを押せば、各原住民の領域また分布地域がすぐわかるようになっています。さて、そこで台湾原住民ってどんな人たち?と疑問をもった方、すぐ横にあるタオ族の釣り舟のそばに、ビデオコーナーがあります。それを見れば、彼らの起源、文化、現状がすぐにわかりますよ。(日本語バージョンあり)
2階は、「生活と道具」のフロアです。台湾原住民の生活を少しのぞいて見ましょう。パイワン族の石板家屋や、アミ族のいろりなど、彼らの生活を垣間見ることができます。また、タイヤル族の伝統的な製麻、紡績のようすが、モニターで見れたり、鼻笛の音が聞けたり、さまざまな工夫がされているので、お見逃しなく。
3階は、「衣飾と文化」のフロア。民族衣装や装飾品などが展示されており、中には値段の付けられないほどのお宝もあるそうですよ。各部族によって、色使いがさまざまで、ほんとにきれいです。ひとつひとつが手作りで、その細かな技術にも驚かされます。男性と女性の民族衣装の違いにも目を向けるとおもしろいかも。
最後に、地下1階「信仰と祭儀」のフロアへ行って見ましょう。彼らには昔、首狩りの風習があったのをご存知ですか?なんといってもここの目玉は、それです、その写真です。かなりインパクトが強いのでご注意を。その他、特別展示室では、年に数回展示が行われます。今年は、9月15日から12月末まで「ルカイ族」の展示が行われることになっています。こちらもチェックしておきましょう。
中国語がわからなくてもぜんぜん大丈夫です
展示物を見るだけでも充分楽しめますが、館内の所々に設置されている映像視聴設備をどんどん利用しましょう。この博物館には、パンフレットをはじめ、1階と地下一階にはビデオコーナー、各階にはガイド用コンピューターなどが設置されています。それらはすべて中国語、英語、日本語の3カ国の言語が選択できるようになっていて、とてもわかりやすく説明してくれます。台湾原住民について何も知らなかった方でも、それを見ればゼッタイ興味がわいてくるはず。
また、事前(10日以上前まで)に予約を入れれば、日本語ガイドが館内を案内してくれます。きっとおもしろいエピソードが聞けると思いますよ。
さらに館内リニューアル情報!
博物館には、現在展示されていない収蔵品もたくさんねむっているらしいです。台湾原住民について知りたい方、台湾についてもっと深く知りたい方、この博物館を訪れれば、台湾の新たな一面が見れること間違いなし。台湾原住民の温かさにふれ、きっとますます台湾が好きになりますよ。
|
| 住所 |
台北市士林区至善路二段282号 |
| 電話番号 |
(02)2841-2611 |
| ファックス |
(02)2841-2615 |
| 営業時間 |
火曜日~日曜日9:00~17:00 |
| 休業日 |
月曜日と、毎年1月20日から2月20日まで |
| クレジットカード |
不可 |
| 日本語 |
可 |
| ホームページ |
www.museum.org.tw (中国語) |
| その他の情報 |
入場料:大人150元、学生100元。故宮博物院のチケット半券で2割引。 |