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台北101が一番美しく見える場所は、ここだと確信しました!

こんにちは、台北ナビです。

象山といえば現地の方のウォーキングコースにもなっている台北市内にある有名な山。台北101が超いいアングルで見られるスポットとしても人気ですよね。台北リピーターの方なら登ったことがあるのでは?

最近では信義エリアの開発が進み、景観が変化したため、違った景色が見られるということで、象山登山をしてきました。

象山自然歩道

 象山は、MRT駅から歩けるということから、アクセス抜群!また山も昔日の砂岩の石畳階段をずっと歩いていけば、自然の美を楽しみつつ、道に迷うことなく頂上に到達することができるので、気軽に山登りが楽しめるのが魅力です。

象山の周辺には、獅山、豹山、虎山と動物の名前を冠した山が点在していて、象山を含めた4つの山を総称して四獸山と言います。台湾人の中にはこの四獣山登頂制覇を目指す人もいるんだとか。難易度は決して高くないので、登山初心者に人気なんですよ。

四獸山の後方には、標高313mの拇指山(親指山)、320mの南港山という山々もそびえています。こちらも山登りにちょっと慣れたら、簡単に挑戦できる山々です。

毎回コースを変えてチャレンジできる山が、MRTで行ける台北郊外にある、というのは嬉しいことですよね。

象山自然歩道には、3ケ所の入口があります

象山には登山道がいくつかあり、ゆっくり平坦路線を長く歩くか、傾斜がきつい短い路線をとるかで登山にかかる時間は変わります。台北盆地が見渡せる展望台のあるところまでサクッと登るだけであれば、往復1時間あればいいでしょう。ゆっくり山歩きを楽しみながら完歩したいのであれば、2~3時間くらい見ておいたほうが安全です。

3ケ所の入口
① 「永春崗公園」→MRT「永春」駅から徒歩10分ほど
バス:27、46、259、299、504番で「永春高中」下車。或いは258番、忠孝幹線、信義幹線で「松山商職」下車。その後永春崗公園まで歩き、公園右側の石畳の階段を登っていきます。

② 「市立療養院」→MRT「象山」駅から徒歩20分ほど
バス:54、69、277番で「市立療養院」下車。療養院を右側に舗装された道路の山道を登って行くと、石畳の階段へつながります。

③ 「登山口」→MRT「象山」駅から徒歩10分ほど
バス:1、22、32、37、38、226、288、503番で、「吳興國小」で下車,信義路150巷22弄に入ると「象山早覺會」が見え、前方の階段を登っていきます。

今回ナビは、MRT「象山」駅で降りて、象山公園に沿って歩き、象山登山口~頂上へと向かう1番王道のルート③から登り、ルート①の方向に下りていきました。

登山口まではお散歩気分でGO~♪

MRT「象山」駅出口2からスタート

MRT「象山」駅出口2からスタート

さっそく、MRT「象山」駅の出口2からスタートです。ここから象山公園を左手に登山口を目指していきます。ここで重要なお知らせが、今回のMRT「象山」駅からの登山ルートには一軒もコンビニはありません。途中小さな売店はありますが、念のため出発先に飲み物など必要なものは確保しておいてくださいね!

※公園を左手に見ながら歩き、T字路で右折すると先にファミリーマートがあります。ちょっと遠回りしてここへ行くのも手です!
登る前にルートを確認です

登る前にルートを確認です

出発前の元気な状態で写真を撮っておいてもいいかも?

出発前の元気な状態で写真を撮っておいてもいいかも?

この部分はまだ平地。足早に進んでいきましょう

この部分はまだ平地。足早に進んでいきましょう

登山中にトイレはないので、象山公園にあるトイレで必ず済ませておきましょう!

登山中にトイレはないので、象山公園にあるトイレで必ず済ませておきましょう!

子供たちが元気に遊んでいました。元気いっぱいの子供たちを見たら自然と笑顔がこぼれます

子供たちが元気に遊んでいました。元気いっぱいの子供たちを見たら自然と笑顔がこぼれます

象山公園に続いて見える三犁公園緑地を通り過ぎて、環球世貿大樓の脇を進んでいきます

象山公園に続いて見える三犁公園緑地を通り過ぎて、環球世貿大樓の脇を進んでいきます

簡素な売店ですが、これを過ぎると冷たいドリンクはもう買えません

簡素な売店ですが、これを過ぎると冷たいドリンクはもう買えません

環球世貿大樓を左手に歩いていくのですが、ここから上り坂……でも登山道はまだこの先!気合を入れて進んでいきたいと思います。こちらの坂は車の通りも多いので気を付けて進んでくださいね。

坂を登りきり、道なりに小道を歩いていくと途中に小さな売店を発見!この先はほんとにお店がないので、水分補給が心配な方はここで買っておいてくださいね。そして、ここにきて肌がかゆくなりだしたナビ、虫に刺されてしまったようです…みなさんは虫よけもしていってくださいね。

登山口に到着!いざ!

心の準備はできていますか~?

心の準備はできていますか~?

ここでやっと登山口に到着しました!ここからが本番です。なかなか急な階段ですが、みなさん意を決して出発していました。地元の方のウォーキングコースにもなっている初級の山なので、きっとなんとかなるはず!元気に出発しましょう。
象山と書かれたオブジェ……と思いきやベンチでした!

象山と書かれたオブジェ……と思いきやベンチでした!

長~~~~い階段

長~~~~い階段

写真を見て分かるように、先の見えない長い階段が続くのでハードなうえに、気持ち的にしんどくなってしまうかもしれません。絶景を拝むために、辛抱強く一歩一歩進んでください!この長い階段を登り終えると明るい場所に出てきました。こちらが1つ目の展望台です。
1つ目の展望台から見える景色がこちら!この位置からだと台北101がどーんとそびえ立って見えて迫力を感じますね。こうしてみると本当に台北101ってこんなに大きいんだ!と再確認させられます。天気も良かったので、青空に台北101が映えてとっても雄大に見えて最高の景色です♪

しかし、ナビはさらなる絶景を求めて、ここから頂上を目指します!
ここからさらに長~い階段を上っていかなければなりません。今日も多くのツーリストが訪れているのですが、みなさん結構息が荒くなってきていて、助け合いながら登っています…でも、助け合いながら登山をすることで絆が深まるような気がしますよね!きっと今日登っているツーリストのみなさんも、登った後には良い思い出になっているはずです。

途中には象山の石碑があるので、ここで休憩がてら写真をとれば登山の記念になりますよね!後から見返した時、今日の大変さを思い出しながら旅の思い出を振り返ってみてください。
疲れも吹き飛ぶ絶景

疲れも吹き飛ぶ絶景

階段を上りきった先には、台北盆地北側の風景が広がっていました!青い空、白い雲、遠くまで広がる街並み、風も気持ち良くてすでに感動してしまっています。少し雲行きが悪く、これからの天気がちょっと不安な気もしますが、今のところはまだ快晴で、遠くまで街の景観が望めています。

「撮影平台」(撮影スポット)と書かれた標識を発見!

さらに先へ進むと撮影スポットを発見しました。赤い象さんの「攝影平台」と書かれた標識が目印で、こちらが第2の展望台です。ベンチもあるので多くの方がこちらで休憩をしたり、思い思いにシャッターをきっていました。
先ほどの第1の展望台は西側の眺めだったのですが、こちらは台北盆地を北西側に望むことができます。台北101と街のビルが背比べしているみたいな写真が撮れますね。撮影台での景色はまさに登った後のご褒美です♪

台北101の魅力を写真でご紹介!

皆さんが大好きな台北101もくっきり。<br>台湾の縁起を担ぐ風水の塊のようなビルだってことを聞いたことがありますか?

皆さんが大好きな台北101もくっきり。
台湾の縁起を担ぐ風水の塊のようなビルだってことを聞いたことがありますか?

こんなにほぼ平行の高さで、撮れることはないので、部分的にもじっくり見てみましょう♪

こんなにほぼ平行の高さで、撮れることはないので、部分的にもじっくり見てみましょう♪

台北101は竹の節を模しています、竹はどんどん伸びていく、すなわち出世、昇進を表す縁起のいいものなんですよ

台北101は竹の節を模しています、竹はどんどん伸びていく、すなわち出世、昇進を表す縁起のいいものなんですよ

節は全部で8個です、8は發、すなわち發財=どんどん儲かる、各節の階数も8階ありますよ、よく見て♪

節は全部で8個です、8は發、すなわち發財=どんどん儲かる、各節の階数も8階ありますよ、よく見て♪

そして、各節は金庫のようにも見えますね、鍵のようなものが見えますか?財運がぎっしり詰まっているのです。そして、下方には小判が4つ、これは邪気を跳ね返す魔除けでもあります

そして、各節は金庫のようにも見えますね、鍵のようなものが見えますか?財運がぎっしり詰まっているのです。そして、下方には小判が4つ、これは邪気を跳ね返す魔除けでもあります

目指せ、頂上!!

てっきりここが頂上だと思っていて、ひそかに「頂上にたどり着いた!」と喜んでいた運動不足のナビですが、実はまだ上にも階段が伸びていたんです……体力のないナビはもうヘトヘトです。一方、運動大好きの元気いっぱいなナビ友はまだまだ余裕の表情。アクティブな方には本当に初級の山ということなのでしょう。
さらにこの「象山崗」と記された岩のある階段を登って頂上へ向かいます。もうすでに手すりにつかまりながら登っているナビですが、もうひと踏ん張りだ!と気持ちを奮い立てて登っていきます。でも、木が生い茂っていているので日が直接当たることが少なくて、日差しの強いこの時期には本当にありがたい!

この「象山崗」の先には岩場があり、その上によじ登ると迫力がある写真が撮れる、いわゆる「映えスポット」なのですが、手すりやステップがないため危険です。よじ登らないように警告する看板もあるのですが、残念ながら効果はないようで……。なので全ては自己責任でお願いします。
自己責任で~! 自己責任で~!

自己責任で~!

鉄棒などがある奥には地元民の憩いの場があります。一緒に運動したり、歌ったりして、地元民と触れ合うのも楽しいですよ~ 鉄棒などがある奥には地元民の憩いの場があります。一緒に運動したり、歌ったりして、地元民と触れ合うのも楽しいですよ~ 鉄棒などがある奥には地元民の憩いの場があります。一緒に運動したり、歌ったりして、地元民と触れ合うのも楽しいですよ~

鉄棒などがある奥には地元民の憩いの場があります。一緒に運動したり、歌ったりして、地元民と触れ合うのも楽しいですよ~

先ほどの階段を登り切った先に広がっていたのがこちらの景色!頂上に到着したとき時刻はもう17時過ぎでした。ちょうど日没の時間とかぶるとまた違った景色が楽しめそうですね。ここからの景色、天気が良ければもっとはっきりと望めるのですが、今日はあいにくの天気…でも、太陽の光と少し霧のかかったような風景も味があっていいですよね!この景色を見たナビは、達成感でいっぱいです。
絶景かな~!

絶景かな~!

と、この景色に酔いしれていたナビですが、ここにきてなんと雨が降ってきてしまいました…雨が降ってきたと少々落ち込み気味のナビですが、雨と雲のおかげで幻想的な景色を見ることができましたし、登山で火照った体が冷やされて気持ちよかったので逆に雨に感謝です。

それでは、ここから下山していきます

ここから下っていきます。下りの階段も傾斜が急になっていて、雨の後は特に足が滑りやすくなっています。注意して下ってくださいね。階段を降り始めると、地元の方が「この先で虹が見えるよ!」と教えてくれました。ちょっと興奮気味に進んでいくと、現地の方がいった通り、大きくくっきりとした虹がかかっていました!こんなにはっきりと綺麗に見える虹は普段お目にかかれません。雨さんありがとう!と改めて感謝です。今日のナビはとってもラッキーかもしれません。
平地に出たところで待っていたのがこちらのクマのキャラクターの看板。みなさんこちらのキャラクターご存知ですか?こちらのキャラクターは台北市政府のマスコットキャラクターの「熊讚(Bravo)」なんです。首に金メダルをかけてガッツポーズをしているかのような様子で、なんだか一緒に達成感を味わっているみたいですね。(ちなみにこの子は1代目!2代目は鼻が水色なんですよ~)
下山して到着したのは「永春崗公園」。やっと平らな場所に出たところで見えたのがこの景色。先ほどの景色と打って変わって、さらに神秘的な景色が広がっていました。この景色を見たら、夜景はもっときれいなんだろうなーと考えてしまいますよね!(また夜登る気にはなれないのですか…)
永春崗公園は小高い丘の上にある広々した公園です 永春崗公園は小高い丘の上にある広々した公園です

永春崗公園は小高い丘の上にある広々した公園です

ナビ、無事登山することができました!ウォーキングコースにもなっていると聞いていたのでちょっと油断していたナビですが、やっぱり山登りには体力が必要ですね。ウォーキングしている地元の方はほんとに元気だなとしみじみ……でも、頂上の景色を見たら疲れが吹っ飛んじゃいますよ!アクティブなナビ友は横で「楽しかった!また登りたい!」なんて言ってますし……疲れて汗だくのナビは、少し下った場所にある永春高中のバス亭からバスに乗って帰宅しようと思います。

ここからはMRT「永春」、「台北車站」、「信義安和」、「松山」各駅へのバスがかなりの高頻度で出ているので、バス利用をオススメします。
今回初めて象山に登ったナビですが、大変だった分いい汗をかいて大きな達成感を感じることもできましたし、登山中も思った以上に自然豊かで心地よかったです。台北の絶景を拝みたいみなさん、象山は絶景に出合えるとってもいい観光スポットです。

台北盆地の姿をくっきりと見たい方は順光になる午前中、夕日に照らされる町を見たい方は午後に登山するのがおすすめ。もちろん夜景も美しいので、夜の登山も一味違った風景が見られます。ただ、その際は別途懐中電灯を持参したほうが安全でしょう。親子やカップル、友人の方と一緒にぜひ登りに来てください!

以上、台北ナビでした。

記事登録日:2019-09-12

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-09-12

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