泰山郷バービー人形産業文化館

泰山郷娃娃産業文化館
  • エリア: 台北県 その他
  • ジャンル : 博物館・記念館
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台湾でしか見ることができない、民族・伝統衣装を着たあのかわいい「バービー」ちゃんがいっぱい!


こんにちは、台北ナビです。今日ナビは台北県の泰山というところに、あのバービーちゃんの人形館があると聞きやってきました…最初聞いた時は「台湾にバービーちゃん?!」という気持ちで、あるホームページを見たところ、台湾の民族衣装や伝統衣装を身にまとったかわいいバービーちゃんの姿が。これを見て「行ってみたい♪」という気持ちが増したのでした。では、早速ご紹介しましょう!

台北県泰山

「台北県泰山郷地方文化生活館」

「台北県泰山郷地方文化生活館」

看板はこれだけ。

看板はこれだけ。

さて、改めてここは「泰山」。と言ってもわからない人がほとんどなのでは…そうですね、強いて言うなら桃園に近いので空港の方と言った方がいいでしょうか。実はナビも地名は知っていたものの、今回初めて訪れました。そして、この人形館は「台北県泰山郷地方文化生活館」という建物の中の4階にあります。正直あんまり目立たない建物で人形館がある風情も全くと言っていいほど感じられませんので、訪問の際はご注意を~。エレベーターを降りると目の前には小さな受付とガラスケースが。その中にはお目当てのバービーちゃんが早速ナビを迎えてくれました。

台湾のバービー!?

ナビはリカちゃん人形派だったのですが、バービーちゃんというとアメリカの玩具らしく金髪でダイナマイトボディー、そしてドレスを着てるってイメージでしたが、なんだかショーケースの中に並んでいるバービーは違います。チャイナ服に農民風、はたまた軍服を着たバービーまで…これはますます館内への期待が高まります。ここ「泰山郷バービー人形産業文化館」は2004年4月に開かれた施設。珍しくスリッパに履き替えての入館となりました。

バービーの歴史と泰山

まずはバービーの歴史について。バービーはアメリカの玩具メーカー、マテル社が販売した着せ替え人形。1959年に発売が開始されました。もう50年の歴史があるんですね…ナビはちょっとおもしろい情報を発見!みなさんはバービーのプロフィールご存知ですか?
本名:バーバラ・ミリセント・ロバーツ(Barbara Millicent Roberts)
年齢:17歳
職業:ファッションモデル

なんですって!永遠の17歳なんてうらやましいですねー。
また、初期のバービーは日本で製造されていたそう。これは人件費が安く、繊維産業が盛んであったことが理由とか。日本では1962年に販売が開始されましたが、販売不振が続き、バービーを日本人好みの和風に変えるといった努力が続けられました。“ビートルズ旋風”に乗って一時は売上をのばしましたが、リカちゃん人形の発売に打撃を受け、1967年に日本市場から撤退していたのです。
さて、人形館は足を踏み入れると通路には歴史を物語る写真の数々が展示されていました。歴史を見てみると、ここ泰山で「マテル(美寧)会社」として工場が設立されたのは1967年のこと。ちょうど日本市場から撤退した後、つぎが台湾だったことがわかります。ハッキリ言ってしまうと泰山は田舎、そこに大きな大きなバービー工場ができたことは、泰山の歴史上とても大きなことでした。当時の社員数は3000人以上にものぼり、泰山のほとんどの人がこの工場で働いていたといっても過言ではありません。写真では社内カラオケ大会やミスコンなど当時の華やかな様子を垣間見ることができます。まさしくバービー工場は泰山の誇りであり、泰山はバービー工場とともに成長してきたのでしょう。

当時の給料明細

当時の給料明細

台湾で実際にバービーが購入できるようになったのは1982年のこと。それまで、台湾で作られたバービーは世界各地へと出荷される一方でした。展示品の中には当時の工場社員の給料明細があったのですが、なんと額面は1,358元(日本円約4000円弱)。バービー販売価格と同じくらいの金額だったんです。
ジャパニーズバービー

ジャパニーズバービー

エスキモーバービー!

エスキモーバービー!

バービーコレクション

ありました!初代バービー!

ありました!初代バービー!

1986年以降に日本で販売された「ジェニー」です 

1986年以降に日本で販売された「ジェニー」です 

ナビのイメージの中のバービーはこれに近いかな…

ナビのイメージの中のバービーはこれに近いかな…

台湾民族衣装


その奥にありました。ガラスケースの中にぎっしりと並べられたバービーが。相当な数です。ナビははじめ、昔この工場で作られた古いバービーたちが昔の衣装のまま飾られているのかと思ったのですが…違いました。昔のバービーは主に先ほどの展示スペースに。ここには、台湾の民族・伝統衣装を着たバービーや、いろいろな人がデザインした衣装、再利用素材を使った衣装など特徴的な衣装を着たバービーが並べられていました。衣装のデザインはほとんどが素人さんがしたもの。デザイナーは男性が多いのにも驚きました。みなさん手縫いでひとつひとつ丁寧に仕上げてあります。衣装だけでなく、髪型やアクセも凝っていて、注目してみるとより楽しめます。ボタンひとつまでカンペキ!また、再利用素材にいたっては、いらなくなったカーテンの布から贈答品の布、ストッキングを使ったものまでさまざま。また、地元泰山のふたつの中学校には「バービークラブ」なるものがあるらしく、そこの生徒さんの作品も飾られていました。台湾の、さらにここでしか見ることができない作品なので、お話を聞きながらしばし見入ってしまったナビでした。
手にバッグとハンカチ持ってます

手にバッグとハンカチ持ってます

和服!

和服!

セクシーな軍服~

セクシーな軍服~

  マテルの制服を着たバービー

マテルの制服を着たバービー

やっぱりドレス似合います

アジアンな衣装もイイね

バービー衣装工房

ひとしきり台湾のバービーを堪能したところで、スタッフのおばちゃんがこの近くにバービーの衣装を作っている工房があると教えてくれました。また、そこでなら実際にこの台湾オリジナルのバービーも購入可能だとか…これは行ってみるしかない!と急ぎました。人形館からは車で約5分のところ。「泰山高校」の目の前にありました。「美寧工坊」です。その名にふさわしく、そこはお店というより、店内全体の約半分にテーブルが置かれ、奥様方が縫物などに精を出していました。こちらの方たちは地元ボランティアの主婦で、この日はバービー衣装ではなく、泰山主催のあるイベント関連グッズを作っていたとか。さらに奥の部屋を覗いてみると…(一般開放されていない部分です)いました!たくさんのバービー。ミシンすらない全て手作業の世界です。衣装の種類にもよりますが、1着出来上がるまでに3日から1週間はかかるそう。特にビーズなどを施す台湾原住民の衣装などが手がかかるそうです。
さっきの人形館にはなかったユニーク作品も!バービーのお値段はだいたい3000元~6000元ほど。原住民の民族衣装系がやっぱりお高めになっていました。また、それぞれのバービーには誕生日と身分証明番号があって購入時にその証明書をもらうことができるんですって。さらに、先にも述べた通り衣装はすべて手作業なので、ふたつとして同じものがないそう。このお値段なら自分だけの台湾バービーちゃんほしいな~と思っちゃいました。
髪型、かなり凝ってます!

髪型、かなり凝ってます!

チャイナエアラインのCAの制服ですね

チャイナエアラインのCAの制服ですね

台湾警察の制服に萌えー

台湾警察の制服に萌えー


ちょっと高いな…もしくは、縫物に興味がある方には衣装の手作りキットがありますよ。自分でバービー、はたまたリカちゃんを持っているという方は着せてしまいましょう♪カワイイ原住民の衣装で、これなら680元!リーズナブルでしょ!?

また、バービー衣装とは関係ないのですが、手縫いのお手玉やストラップもここで購入することができます。愛らしいその表情にやられてしまったナビは、190元のストラップを購入しました~。「ひとつしかない」っていうのも魅力的ですよね。
お手玉(セットで580元)

お手玉(セットで580元)

ストラップ(190元)

ストラップ(190元)

キーホルダー 

キーホルダー 

今回人形館の歴史を見て、このバービーが泰山に与えた影響がとても大きいものだったことを感じました。工場は1987年に20年間の操業を経て撤退となったわけですが、その後は失業問題などが発生したといいます。ですが、マテルが教育したその技術を活かし中国大陸へ渡った人も多くいたとか…いずれにしても、バービーはみんなに愛されているあのバービーちゃんだけでなく、泰山にとっては特別な存在の女の子なんです。泰山の広報雑誌にも登場してくるバービーは、泰山のアイドルでもあるんでしょうね…
以上、台北ナビでした。



記事登録日:2009-11-16


住所 台北県泰山郷楓江路26巷26号4階
電話番号 (02)8531-1406(内線101-103)
営業時間 9:30~17:00
休業日 毎週月曜日、国定休日
日本語 不可
料金 ※入館無料です
その他の情報 「美寧工坊」 住所:台北県泰山郷辭修路10-6号 電話:(02)2296-7890 開放時間:8:30~18:30 休業日:毎週月曜日
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